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【日記】4月22日〜4月28日

4月22日
朝、ニュースで今日は肌寒いと伝えていたのでマウンテンパーカーを着たら電車内の蒸し暑さのせいで瞬く間に汗だくになる。今日はたまたま新卒さんが乗ってこなかったので"醜態を晒さずに済んだ"などと思いながら乗り換えの駅で電車が来るのを待つも、全然来ない。
しばらくして漸く到着した電車に乗ろうとしたら満面の笑みを浮かべた新卒さんが走り寄ってきた。
「今日はゆっくり起きて一本遅らせたんですけど、電車が遅れてたから追いついちゃいました!」と爽やかに言うのをボロボロになりながら聞く。

元いた部署のみんなに土曜日の報告をしてから始まる月曜日。作業着だと確かに肌寒いなと思いながら持ち場に向かった。
ここ最近ラジオから何回も流れてくるのを聴いて今更ながら「水曜日のカンパネラ」が気になっている。"エジソン"という曲。先日「銀河鉄道の夜」を見たばかりなので偶然という必然か。

ブラー「ザ・バラッド・オブ・ダーレン」を聴く。海外ニュースやメンバーのインスタを見るとおそらく前日のコーチェラフェスティバルが最後のライヴだった模様。去年、サマソニで見ることが出来て良かった。

夜、「ちびまる子ちゃん1990-1991」を見る。

桜が見たいと騒ぐまる子の隣でお姉ちゃんは「桜の園」を読んでいる

4月23日
朝からしかめ面をしながら作業する。流れて来た商品は後部が壊れていていくつもの部分に修理が必要だった。慣れないこともあり時間を取られる。「いやあ分かんねえ…」などと独り言を言いながらひたすら格闘。全て終わって作業時間を見ると90分に達していた。悔しい。そんな時にラジオから米米CLUB「Shake hip!」が流れて来て元気をもらう。

夕方、元いた部署の前を通ると明らかに終わらなさそうな雰囲気で少しずつ以前のような忙しさに戻りつつあるようだった。1年前の今頃は退職してしまった上司がいたからかそこまで忙しくなかったような記憶。

帰宅すると最近毎月恒例の高橋幸宏リマスターシリーズの最新作が届いていた。今月は1998年リリースの「A RAY OF HOPE」と1999年リリースの「The dearest fool」。個人的に思い入れのある幸宏さんのソロ作品はここまでなので来月分はどうしようか悩む。6月に出る「heart of hurt」は買う。

夜、コシミハル「オートポルトレ」を聴く。

4月24日
朝から雨が降る水曜日。やはり朝乗る電車内が蒸し暑い。汗をかいているのは自分だけかと思ったら同じ車両に乗っている方もタオルをパタパタしていた。外気温との落差で体調を崩しそうだ。

引き続き自分との格闘。いよいよ焦りも感じ始めて沼にハマる。
夕方、元いた部署の前を通る時にふと"雰囲気が明らかに悪くなっている"と気づく。少し前から配送さん達からも「4月から仕事し辛くなった」と聞かされているので、その辺りが自分が果たして来たことなのかなと思う。近いうちに新しいやり方が軌道に乗っていけばうまく回るだろうけど。今は至るところで混乱が起きている。

夜、水曜日のカンパネラ「ネオン」を聴く。
初代ヴォーカリストさんは苦手だったけれど、2代目ヴォーカリスト詩羽さんは本当に素晴らしい。ピチカート・ファイヴでの野宮真貴さんのようにサウンドやメロディにガッチリ合っている声色と優れた表現力はまさに奇跡的な出会い。この作品のリリースは今から2年前なので彼らの最新型の音ではない。だから新しい作品も聴いてみようと思う。

4月25日
まるで夏がやって来たような暑さ。元いた部署は天候の変化をまともに受けるので急な暑さで最近入った2人がへばり気味なのが見えた。

気持ちを変えてわざと少し余裕を持って作業する。まだまだ出来ないことは多い。だからこそ今は学びの時期と考えて出来ることはやるし、出来ないことは学ぶのみ。

2日続けて1時間の残業。先輩の機嫌がよくギターの話をしながらの残業時間になった。

夜、大滝詠一「DEBUT AGAIN」を聴く。

4月26日
連休前の暑い金曜日。
朝、「連休前の金曜日はリーダーがいないから早出しなくちゃ」と言っていたはずの新卒さんが同じ電車に乗り込んで来た。どうやら前夜に残業して余裕を作ったらしい。
会社に向かいながら「私、今の営業所での飲み会には行きたくないです。何なら食事に誘われても行きたくなくて。研修先の営業所の人とはご飯食べに行くんですけどね」と話し出して"うーむ…"となる。と言いつつ自分も飲み会には行きたくない派ではあるけれど。

連休も近いので他営業所への商品移動が制限される時期。が、新入りさん達はまだ全く分からないことなので代わりに事務所へ行って伝える。
「どうしたんですか、急に」とビックリされつつ「また好きな時に来てくださいね。いつも待ってるんですから」と新卒さんに言われながら事務所を出た。

"ファンキーフライデー"内でとあるアーティストがサブスクでの再生回数がバズったのでCDでもリリースしたら数百枚しか売れなかった、という話を聞いて"音楽の聴かれ方"について考える。

夜、阿部義晴「A」を聴きながらスペシャルリザーヴを初めて飲む。確かに白州の代わりには申し分ないくらいの味わい。

4月27日
ゴールデンウィーク最初の3連休初日。
朝からコシミハル「ロデオ・ド・パリ」を聴く。柔らかな水が身体に染み込んでいくような優しい音。

昼寝をしてから所沢へ行く。ニール・ヤング&クレイジーホースを聴きながら。途中で東村山駅に乗り換えで降りて懐かしい気持ちになる。
初めて降り立った所沢はザワザワした街。改札口の前で痰を吐く男子を近くにいた女性が怪訝な表情で見る、という光景を見かけた。滞在時間20分。

戻ってこたつ布団を撤去して掃除機をかける。季節はもはや夏だ。

水曜日のカンパネラ「Rabbit Star」を聴く。
引き続きクオリティの高い楽曲がずらりと並ぶ作品。ただひたすらキャッチーな楽曲を揃えた「ネオン」と比べればとっつき易さは幾分少なくなった印象。その代わりに詩羽さんのヴォーカリストとしての魅力、強みを聴き手により感じさせてくれる瞬間が何度もやって来る。まもなくリリースされる新作ではどのような世界を見せてくれるだろうか。今から楽しみだ。水曜日のカンパネラ、見事に感受した。

4月28日
夏のような暑さと日差しの中、朝から散歩に出かける。連休中日なのでどこに行っても人だらけ。普段行かないスーパーで買い物を済ませて素早く帰宅。

昼にずっと気になっていた「蒙古タンメン中本」のカップ麺を食べる。辛いのがあまり得意ではないのでお湯ではなく沸騰させた豆乳で作ったらまぜそばみたいになり美味しかった。もちろん汗だくになりながら麺を啜った。

昼寝してからジョン・コルトレーンをあれこれ聴きながら群ようこ「ぢぞうはみんな知っている」を読む。今から20年ほど前に書かれた当時50歳間近の群ようこさんによる怒り度高めの荒々しい文章をハラハラしながら読み進める。

夜、マイケル・ジャクソン「ナンバー・ワンズ」を聴く。どこまでもポップな音楽と空耳がいっぱい。"Black or White"の普遍的なメッセージにそっと耳を傾けてみる。

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