相原恭平

むすびば 株式会社 代表/株式会社ボーダレスジャパン 技能実習生が日本で働きやすく暮ら…

相原恭平

むすびば 株式会社 代表/株式会社ボーダレスジャパン 技能実習生が日本で働きやすく暮らしやすい社会にしたい。 そのため、技能実習生に対して日本語教育の会社を創業しました https://musubiba.life/

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  • 留学まとめ

    2018年7月からトビタテ留学JAPANを使ってインドに4ヶ月半、ベトナムに2ヶ月インターンとフィールドワークをしてきました。 その時に感じたことを書きました!

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新卒でソーシャルビジネスの会社に決めた理由

今大学4年の僕は2ヶ月ほど前に就職を終えてソーシャルビジネスを行っている株式会社ボーダレスジャパンに入社することを決めました。 今回は自分自身がなぜこのような決断をしたのか忘れないためにもどんな基準を持って就活をしていて就職先を決めたのかまとめていこうと思います。 就活っぽい言葉で言うと3つの軸で会社を探していました。 ・尊敬できる社員がいるか 尊敬できるかどうかは主観でしかないのですが、僕は目標を持って働いている人に憧れるのでなぜその会社で働くことに決めたのかは会う人

    • 技能実習生に必要なことは「仕事」と「社外の人とのつながり」

      技能実習生が失踪せず、日本に来てよかったと思える社会を実現するため日本語教育 むすびばを始めたが、日本語教育だけでは技能実習の問題を解決するには足りないとずっと思ってきた。 その一方で2年間、日本語教育を通して技能実習生と関わる中で、彼らの生活や仕事の様子などがかなり具体的にわかってきた。 そんなモヤモヤを抱えている中で、年末に来年の事業計画を考えていて自分達がこれから目指していきたい方向性に1つ気付けたのでnoteに書き納めておきたい。 それは「仕事」と「人とのつなが

      • 技能実習生への支援事業を始めます

        ボーダレスジャパンに入社して今月で半年が経ちます。 今年から新卒だけで新規事業を立ち上げられる機会がもらえるようになったこと、解決したい社会問題が自分だけ国内だったことなどの運が良かったこともあり、技能実習生の支援事業を開始しました。 なぜ技能実習制度に問題意識を抱いたのか、具体的にどんな事業を始める予定か今日は書いていきます。 技能実習制度について初めて知ったベトナムでの生活2年ほど前まで技能実習制度という言葉も聞いたことがなく存在も知らなかったし、コンビニ以外に日本

        • 韓国は外国人労働者を受け入れる制度が整備されている

          韓国は90年代以降、労働力不足が深刻化したことから外国籍住民が増加した。当初韓国では労働者としての身分が認められておらず、職場移動の自由もなかった。そのため嫌だったら逃げるしかないという、人権侵害を引き起こしてきたみたいだ。 しかし、2003年7月に「外国人労働者雇用などに関する法律」が制定されてから外国人が働きやすい国に変わりつつある。 2003年当時、外国人の7割以上を占めていた非正規滞在者を母国へ強制帰国させるのではなく合法化してVISAを発行する大規模な措置を取った

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        インドに4ヶ月滞在して学んだ格差をなくすために必要な4つのこと

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        ベトナムの日本語学校を見学してきた芽生えた2つの感情

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          相原恭平

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          大学生活で一番身に付いた事

          今日大学の卒業が確定し5年間(1年の休学を経て)の大学生活が終わりに近づいた。 改めて大学生活を振り返ってできるようになった事は何だろうと振り返ると1つの事に気がついた。 大学に入って一番成長できたこと、一番自分の中で変化したこと それは自分のやりたい事、好きな事を他の人に言えるようになった事だ。 1.大学に入るまでの自分小、中、高校と自分の事について話す事は苦手だった。 特に、自分の内面を知られてしまうような誰が好きとか、どんなアイドルがかわいいとか、どの高校に行きた

          大学生活で一番身に付いた事

          イギリスで格差や階級は人々の分断を生んでいる。日本も他人事ではないかもしれない。

          最近はアマゾンで本を買うことが多いのだが、久々に本屋を訪れた。 そこで子供達の階級闘争という本に出会い、とても面白かった本だったので読んで感じたことを書きたいと思う。 イギリスには富裕層、移民、貧困層...カテゴライズはできなくとも様々なタイプの人がいる。 そんな階層の違う人たちが出会いにくくなり分断が生まれているという。(階層と言う言葉はあまり適切でないと感じているが代替案もないので階層を使います) 下記は本書に出てきた内容を引用したものになります。 スクールランキング

          イギリスで格差や階級は人々の分断を生んでいる。日本も他人事ではないかもしれない。

          外国人が働きやすい職場環境を作っている企業について

          ここ1年、入管法が改正したこともあってか外国人が働く職場環境が劣悪だというニュースが増えている。 もちろん、ハラスメントや賃金未払い、長時間労働を強いている企業があることは間違いないのだと思うのだが全てが全てそうではなく、ごく一部に過ぎないと感じています。 この間、静岡県庁の方とお話しする機会があり、このことを強く感じました。そこで今回は静岡県で外国人を親身に受け入れて日本人・外国人が共に働きやすい環境を作っている企業をいくつかご紹介しようと思います。 企業が働きやすい環

          外国人が働きやすい職場環境を作っている企業について

          外国人が暮らしやすい街にするために浜松市が取り組んでいること

          先週、浜松市にある浜松市外国人学習支援センターに外国人が暮らしやすい街にするために工夫していることを聞いてきた。 浜松市は昔から日系ブラジル人が住んでいたこともあって10年前には3万人、平成30年は総人口805,110人のうち外国人は23,963人と多く住んでいる街である。 さらに定住(長期で滞在している人)人口はそのうち約8割を占めている。 昔から外国人が多い浜松市は日本語のサポートや地域として外国人から相談にのって解決していることを聞いていたので多文化共生を実現する上で

          外国人が暮らしやすい街にするために浜松市が取り組んでいること

          1人の消費者でも社会にポジティブな影響を生むことはできる

          今まで僕は、1人の消費者にできることは少ないと思っていた。 今の時代モノは溢れ、1つの製品を販売している企業、ブランドは数え切れないほどある。 だが、同じ商品を買うのにしてもどの企業から買うか選ぶことは大切なのではないかと感じてきた。 そう思ったきっかけはユニクロで買い物をしていた時だ。 ユニクロは値段が安いし、学生の僕にはとてもありがたい店だ。 しかし、なぜユニクロは他の企業より安く販売することができるのだろうか。 理由の1つとして中国やベトナム、インドネシアなどの工場

          1人の消費者でも社会にポジティブな影響を生むことはできる

          ビジネスコンテストに出場して学んだ事業作りの考え方

          先週の日曜日大学で行われたビジネスコンテスト予選大会に出場してきた。 技能実習生が抱えている問題を解決するための口コミサービスの事業を発表した。 しかし、結果は予選で敗戦。決勝大会に進むことはできなかった。 正直、他のプランに社会性は感じなかったしなぜ負けたのかわからなかったのだが、ビジコン後に審査員を務めていたヤフーのVCの方と200人規模の会社の取締役を務めている方と1時間ほどお話しさせていただき事業に対してフィードバックをもらったことで足りなかった部分がわかり納得がい

          ビジネスコンテストに出場して学んだ事業作りの考え方

          自分の悪い癖を変えるために新しい癖を作る

          おととい内定者研修があった。 そこで僕は、この4ヶ月で何も成長できてないと思い知らされた。 最終面接で「自分に甘い」、「タイムスケジュールは組めない」、「根拠となるデータがない・論理性に欠ける」。このような指摘を受けたにもかかわらず全く同じことを繰り返してしまった。 そのことがとても恥ずかしいしとても悔しかった。 事前研修では事業の売り上げを伸ばすための施策を考えている課題が課されていたのだが、僕はフォーマットを埋めることで終わりにしてクオリティはめちゃくちゃ低くとても中

          自分の悪い癖を変えるために新しい癖を作る

          頼みごとは信頼関係があって初めて成り立つ

          この前、自分が行った行為がとても失敗だったなと後悔していることがある。 まだ1度しかお会いしていなかった人に対して、人を紹介してもらえないかとお願いしてしまった。その方は以前ベトナムで日本語を教えていた経験があり、まだ仲良くなれてもないし信頼関係を構築できていないのにベトナムの日本語学校を紹介してもらえないかとお願いしてしまったのだ。 その結果、返信をもらえず今後の関係性も希薄になってしまったかもしれないと思っている。 そんな時にこの記事を読んで信用貯金がないのに頼んでし

          頼みごとは信頼関係があって初めて成り立つ

          ものづくりだけでなく作り手の人生に寄り添っているカンボジアのNGOから学んだこと

          先月カンボジアに旅行をしにいった際、前から訪れてみたかったSalasusuと言うブランドで商品を作っているNGOを訪れた。 Salasusuの前身は有名なかものはしプロジェクトなだけあってとても勉強になった。 Salasusuではバッグやポーチ、財布など様々な商品を作っています。 SALASUSUの作り手は、小学校も卒業していない、教育の機会に恵まれなかった女性たちです。 さらに詳しく言うと社会的問題(稼ぎ手その人しかいない)と経済的問題(生活するお金がないくらい困窮し

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          カンボジアのキリングフィールドを訪れて歴史を学ぶ大切さを再認識

          1975年4月17日クメール・ルージュがカンボジアの首都プノンペンを占領した。ポルポト政権になってからカンボジア人同士で虐殺が行われ全人口800万人のうち300万人が殺害された。 この事実を知った時、僕は衝撃を受けた。 人口の半分近くで同族の人によって殺されてしまう。 しかもまだたったの40数年前。 もし、日本で行われてしまったらどうなってしまうのだろうか。 それ以降、学生の間にカンボジアに訪れてみたいと思っていて、3週間ほど前に初めてカンボジアに行ってきた。 今回はカ

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          社会人になるまで習慣化する力を身につける

          先日シアトルでイチローが行ったイチローのスピーチでこんなことを言っていた。 毎日、同じ情熱を持ち、自分のやるべきことをやることが必要なんです。それが自分のパフォーマンスに繋がり、特別な試合を楽しみにしているファンに与えられる贈り物になるはずです。 プロフェッショナルとは毎日やるべきことをやること。 これを聞いた時に自分を振り返ると全然ダメだなと改めて思った。 やりたいことつけたい力はいっぱいあるけどどれも口だけで行動が伴っていないことが多かった。 今日は社会人になる前の

          社会人になるまで習慣化する力を身につける

          就活は自分の足りない部分を知ることができる格好の機会

          1ヶ月くらい前まで20卒として就活していました。 一番行きたいと思っていた会社の最終選考が3日間のインターンシップを通して会社の事業や業務(大まかな事業としては人材紹介事業)に対して最終日に改善点をプレゼンすることでした。 もう少し具体的に説明すると「自社のサービスにエントリーする人を倍増させるためにはどうするか」です。 プレゼン後に副社長に言われたフィードバックで一番心に響いたのは 「社長の右腕として本気で改善策を考えプレゼンしたか。このプレゼンがプロとしての仕事なら

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