サウナと電動キックボードでぶらぶら(フィンランド / エストニア旅行記 その3)
その2はこちら↓
7月14日(ヴァンター)
この日は『島ツアー イン ヘルシンキ』というマイスオミさんのツアーに申し込んでいた。
しかしこのツアーは2人以上申し込みがないと開催されないという仕組みで、私しかいなかったため開催されず。せっかくならと、この日に『スモークサウナ体験』というツアーが開催されるということで、急遽こちらに参加した。
フィンランドといえばサウナ。サウナは好きだが1人で行く勇気はなかったので予定には組んでいなかった。なので急遽できたサウナ予定はかなり楽しみにしていた。さらにこのサウナは郊外。ヘルシンキ市内に有名なサウナがあるが、郊外のサウナは余計に1人だと行きづらい。日本人と一緒という安心感もすごい。
混浴。スモークサウナ。汗をかいた後の湖ダイブ。日本のサウナには何度も行ってるが、この日のサウナはまるで初めての体験のような気分で、新鮮だった。思ってたより外は寒い。しかし地元の人は元気に泳ぐ。南国のビーチで過ごす人とはまた違った、まったりとした風景である。
観光客はもちろん、地元の人もわんさかいる。更衣室のロッカーに貴重品を預けると、常連らしきおばちゃんに『あなた素晴らしいね!』的なことを言われた。日本だと、温泉だろうがライブハウスだろうが荷物は放置。ここでも、そんなかんじでいいのかーなんて、少しだけ地元人のようになれた気がした。私の旅の理想のすべてで溢れていた。
帰りのバスで、ツアーで一緒になった日本人男性の方と話す。『ニューヨークやバルセロナは観光地に行ったら終わりなんですけど、ヘルシンキは、街歩きはもちろん、サウナ体験みたいにやることがいっぱいあって何度も行きたくなるんですよね〜。』3度目のフィンランド旅行だという。フィンランドはヨーロッパの中でも田舎。『やることがたくさんある』という視点は意外となかった。
7月15日(ヘルシンキ)
この日は何も予定を入れていなかった。ヘルシンキで過ごす最後の日なので、お気に入りの場所にもう一度訪れたり、ふらふらしようかと思っていた。
ヘルシンキにはそこらじゅうに電動キックボードがある。日本では危ないだのなんだので話題になっているが、私は普通に興味があった。
そういえばツアーの人が、『セウラサーリ島いいですよ』と言っていたのを小耳に挟んでいたので、なにがあるかよく分からないがとりあえず目的地をセウラサーリ島に決めた。しかしトラムが通っていない。バスで行こうにも分からん。
そうだ、キックボードで行こう!と決意。
フィンランドでは、『TIER』と『Voi』が主流だが、他のブランドもちょろちょろある。とりあえずVoiのアプリを入れてカード情報を登録したが、カードは使えないと弾かれた。TIERも同じ。日本のカードだと登録できないのか…?
ここまでくるともうキックボードで行く気分になっているので、簡単に諦めたくはない。近くにあった『Lime』というのを見つけて、インストールしてみる。できた!!
右手の親指の位置にアクセルがある。ブレーキは自転車と一緒。
爽快に加速。
快適。快適すぎる!!!!!!
キックボードが盛んな街は、歩道と自転車道がきちんと分けられている。所々、『低速ゾーン』があってそこだけスピードが落ちるが、普通に走ると結構スピードが出る。
だが落とし穴があった。セウラサーリ島付近はキックボードを駐車できなかった。基本的にどんな場所でも乗り捨てOKだが、Limeはパーキング範囲が狭かった。結局最寄りのパーキングまで徒歩20分で、近くにトラムの駅もあった。ぶっちゃけキックボードは、移動費より、『体験費』と考えれば元はとれるだろう。
セウラサーリ島でアイスを買う。想像の1.5倍デカい。そして普通に寒くなる。
散歩していると日差しに当たってちょうどよくなる。トラムに乗って帰ろうか迷ったが、またキックボードに乗りたくなって、『ヘルシンキ大聖堂』まで走った。
中心地まで帰ってきたところ、Kaunisteというテキスタイルショップに行ってポーチとピアスを購入。次にNormalというドン・キホーテをめっちゃおしゃれにしたお店に行って、シャンプーと歯磨き粉を補充。のちにNormalにめちゃめちゃハマることになる。
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