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【スキを仕事にしない方法とは⁉️】



好きなことを仕事にする方法‼️

昔から何となく使われてきたフレーズ。

かれこれ6年前に出版した、
自著《TRUE COLORS 若者たちへ》でも、
amazonなどでの紹介の際に、
付けられていたフレーズでもある。


好きなコトが仕事になったら、嬉しい、かもしれない。

毎日、キラキラした生活が始まる予感がする。

だって、毎日、好きなコトをしているだけで、お金が貰えるのだから。

そんな馬鹿げた想像から、発想されたフレーズなんだろうな、、、



たしかに、なくはないだろう。


ほんとうに好きなコトだけをやって、
それが仕事になっているヒトも、
探せば、
いなくはないだろう。


これだけ多くのヒトが毎日、
生まれて、
育って、
学んで、
結ばれて、
産んで、
別れて、
病んで、
老いて、
死んでいってる、
のだから、
好きなコトを仕事にして、
毎日充実してるヒトだって、
いるだろう。

どこかには。


でも、
私の実感としては、
とても少ない。


ずっと好きだったコトを、
仕事にして、
充実してるヒトは、
殆どいない。

ずっと好きだったコトに、
近い仕事を選んでしまって、
苦しんでるヒトは、
とても多い。

そんな仕事を選んでしまって、
たまたま運悪く、
採用されてしまって、
結果として、
病んでしまい、
人生がメチャクチャになってしまった、
能力溢れるヒトなら、
知ってる。

逆に、
それまで全く興味なんてなくても、
たまたま仕事になってから、
たまたま向いていて、
たまたま段々と好きになっていき、
結果として、
たまたま成功することになって、
充実してるヒトは、
少なくない、
と、
感じる。



なぜ、なんだろうか⁉️


面倒臭がりの私は、
結論から、
伝える。


好きの内容を履き違えている。

これに尽きる。



視点の違い、
が、
あるんだ、
そこには。

立ち位置、
と、
言い換えても、
間違いではない。


好きなコトは、
大抵の場合、
受け取る対象としての存在だ。

世に出る前は、
特にそうだ。

洋服は着るモノだし、
映画は観るモノだし、
料理は食すモノである。

全て、与えられるモノだ。

受け取る側で、
好きなコトが、
存在している。

一方、
洋服は売るモノだし、
映画は売るモノだし、
料理は売るモノである。

大人になって、仕事になれば、の話だ。

あぁ、大人になんて、なりたくなかった‼️


すなわち、
受け取らせる側になれば、
好きなコトは、
全て売るモノになる。


売りモノ、になる。

買ってもらうコトが、
目的に変わってしまう。

殆どの場合。

もちろん、例外もある。

アーティストのように、
表現が目的なら、
売るコトは二の次になる。

しかし、
アーティストは仕事にならない。

仕事には、
できない、
簡単には。


そして、
安心してください。

吐いてますよ、
そんなアーティストたちは、
毎日。


限りなくゼロに近い確率で、
アナタも私もアーティストには、
なれない。

だから、
安心して、
例外としての、
アーティストのコトは、
考えなくてイイ。

買ってもらうコトは、
受け取るコトと、
167度ぐらい、
違う。

ほぼ、
真逆だよ。

そりゃそうだ。

受け取らせて、
お金を出させるんだよ。


どれだけ多くのお金を出させるか、
が、
目的になる。

その目的のために、
価値を提供するんだ。

価値を提供しなくたって、
できるだけ多くの、
お金を出させれば、
それが評価される。


それが、仕事だ。


はたして、そんなコトがしたいのかな⁉️

好きなコトは、
好きなまま、
が、
イイんじゃないかな⁉️

だったら、
好きなコトなんて、
仕事にしない方が、
身のためだし、
身の丈に合ってる。


でも、
時々、
好きなコトを、
ただただやってるだけで、
たまたま、
それが評価されちゃって、
たまたま、
成功者になっちやって、
たまたま、
それを広めちゃって、
たまたま、
ヒトの人生をメチャクチャにしてしまう、
そんなヒトがいるんだ。



一握り、
いや、
一摘み、
いや、
一粒の、
そんなヒトの話は、
信じちゃダメだよ。


気をつけたい。

それでは。



【いつか、また、どこかで】

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