発達特性のこだわりを知る

こんばんは。
小説家として活動している藪田建治です。

今日もVoicyで活躍されている精神科医kagshunさんの放送をまとめたいと思います。
この放送にも毎日のように素晴らしい放送をされているので是非フォローをして下さい。


1 オタク気質な自分

発達特性な人だけじゃないと思うのですけど、オタク気質なところってないかなとこの放送を聞いても思います。

僕は好きなミュージシャンがいて、それも有名なアーティストじゃなくすごくマイナーな人だったり。
それも有名でないことをちょっと好きだったりします。
だから多くの人からは変人扱いされたり、なんでそんなの好きなの?もっと有名なところ好きになれば良いじゃないと勝手なアドバイスを受けるのですが、一切聞く耳を持ちません(笑)
だって好きなんだからしょうがない。

2 こだわりが強すぎる

AS特性のある人では、臨機応変な対人関係の苦手さと同じくらいこだわりが強い傾向があります。
自分のやり方やルール、ペースなどにこだわります。
他の人がこっちの方が効率良いよとか、こっちの方がメリットあるよと教えられても、自分のやり方を曲げない。
それは社会的に優先しないといけないことでも、自分の方法にこだわりがあり、そっちを優先することもある。

だから周囲から見れば頑固な人、プライドが高い人に写る。
でもそれは自分のルールややり方を外せない特性がある。

このこだわりが強いのはAS特性にあるのではないでしょうか。
そしてそのこだわりを誰かに邪魔されたり、横槍を入れられたりするとパニックに陥ったり、癇癪を起こしたりします。
これは昔の僕はあったのでむちゃくちゃ分かります。
自分のやり方でやってるのに他人からこうしろとかこうした方が良いとか、勝手なことを言われるとかなり怒ってました。
もしくはどうして良いかパニックに陥りフリーズ状態。
今でも正直ムカっとします。

3 融通の効かなさ

AS特性のある人はルールや社会のあり方のようなことも好みます。
ある意味正義感が強いというか、そこから外れたことを嫌う。
だからそのルールから外れた人を指摘したりする。
ルールに対するこだわりが非常に強い人達はAS特性の強い人の可能性があります。

これは昨日も書いた正しさということを何よりも優先するから。
この社会はいろんな正義があったり、いろんな価値観があるという柔軟な発想に至らずに正しさを重要視する。

4 ショートストーリー

あ、っあの人今たばこをポイ捨てした。
これはいけない。正さないといけない。
「今たばこポイ捨てしましたよね。ちゃんと自分で指定の場所で捨ててください。」
「何だよ、誰なんだよ。」
相手は怪訝な顔をしている。
「誰でも良いじゃないですか。それよりポイ捨てはいけないことでしょ。」
「あーもう分かった分かった。なんだよ正義のヒーローかよ。」
相手は足早に去って行った。
うんこれで良かったんだ。

「言ってくれてありがとう。でも今の時代相手に何されるか分からないからすごく良いことなんだけど止めた方が良いんじゃない?」
見知らぬ人にアドバイスされた。
「でもこれは社会のルールじゃないですか。みんながあんな好き勝手にゴミを捨てていたら町中汚くなりますよ。」
「まあそうなんだけどさ。でもそんな人ばっかりじゃないから。それにやっぱりいつか返り討ちに遭うかもしれないから、本当はすごく良いことなんだけど止めた方が僕は良いと思うな。」
「アドバイスありがとうございます。でも僕はこういうことも大事だと思います。」
それ以上はこの見知らぬ人は何も言わなかった。

でも確かにいつか恐い目に遭うかもしれないな。それは僕も恐い。
自分でももうちょっとだけ考え方を変えた方が良いのかな。

「あのーすみません、さっきはありがとうございました。確かに恐いことも起こり得ると思うので、もう少しだけ考えてみます。」
「そうか、ありがとう。でも1つだけ言っておくと君はすごく良いことをしてるとは思うよ。でもやり方はもうちょっと考えてみて。あなたが心配だから。」

2人は気持ち良くその場を去ることが出来た。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?