【1分で学ぶ英語学習:シャドーイング】
こんにちは(o・ω・o)第二言語習得を志すカエルです。
第二言語習得にはとにかく勉強が必要なわけで、必要な時間は2500時間以上と言われています。
言語の習得ですからどうしても長期的な勉強にはなってきますが、なるだけなら効率的に、成長を感じながら学んでいきたいのが人の性。
何より効果的なアクションは『ネイティブの恋人を作ること』と言われます。
要するに積極的で強い好奇心を伴ったコミュニケーション
ということなのですが、科学的にはどうなのか、とか現実的なのか、とか障害があります。
なので、一人でもできる学習法をご紹介。
と言うか学び直します。
■シャドーイングの基本知識
【シャドーイング(Shadowing)】とは、
英語を聞きながらそれを真似して発音する練習法。
英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは異なり、
【シャドーイング】は聞こえてくる英文のすぐ後ろを追いかけるのがポイント
=「聞きながら、話す」
□メリット
・リスニング力の強化
シャドーイングは「聞こえてくる英語と全く同じ発音・スピードで繰り返す」練習法。
そのため英語のスピードに慣れ、これまで聞き取れなかった単語がわかるようになる
・スピーキング力の強化
繰り返し聞いて発音することで英語独特のイントネーションやリズム、区切り方などを身につけることができる。
また、スピーキングに対する苦手意識を克服でき、
「相手に伝わる英語の話し方」が身につく
・語彙力の強化
自分で声に出しながら、英文をそっくり真似して話すので、語彙数を身につけることができる。
※意味のわからない単語は後で調べる
というのが基本的な知識とメリットです。
第二言語習得は「英語圏で意思疎通ができてなんぼ」だと思うので、話せないことには意味がありません。
日本の英語学習で多い「読めるけど話せない」では習得したとは言えないですよね……。
■シャドーイングの基本ルーチン
繰り返し練習するシャドーイングには基本的なルーチンがあります。
「聞きながら、話す」の精度を高めていくための必要なステップは5つ。
①リスニング
テキストを見ずに全文を聞く。
この時点では話さなくてもOK。
※慣れてきたら初回からシャドーイングしても○
何の話題について話されているのか、全体の意味を考える。
②シャドーイング
テキストを見ずに、聞こえてくる英文だけを頼りにシャドーイングする。
※シャドーイングの音声は録音して、後で確認できるようにする
途中でつまずいても止まらず次に進む。
発音、イントネーション、リズムに注意
③録音した音声を確認
自分のシャドーイング音声を聞いて、発音できていなかったところ、ついていけなかったところ、英語のリズムやイントネーションを確認する。
④トランスクリプト(テキスト)を確認
テキストを見て、
・全体の内容やメッセージを把握
→内容を理解しないとテキストに好奇心が湧かないので練習の飽きの原因になる
・聞き取れなかった単語、意味が解らない単語を調べる
→自分で調べること。一度調べたのに忘れてしまった単語などを思い出す・再確認することで【検索練習】を並行して行うことができる。単語習得のスピードが上がる
⑤シャドーイング(2回目)
テキストを見ずに録音もしながら2回目のシャドーイング
1回目よりもできているはずなので、声が小さくないか。抑揚はつけれているか。などの点にも注意しながら練習する。
慣れてきたら文章の意味にも意識を向け、練習を重ねる。
というように、学習法だけあって、各ステップがしっかり意味を持っています。
文章で見てみると、複雑な内容かもしれません。
しかし、繰り返し繰り返し「今の自分には難しい」練習を繰り返すことで、
不慣れ→慣れ→精度向上→熟達
と、成長していく。
そんな運びになっています。
■オススメテキスト
□スティーブ・ジョブズ
言わずと知れた偉人の一人。
そのプレゼンは分かりやすさと聞き取りやすさ、そして真似しやすさを兼ねていると言います。
真似しやすいのだからシャドーイングに向いてない訳がない。
スティーブ・ジョブズのプレゼン動画はいくらでも出てくるので、色んなパターンをテキストにすることができます。
□TEDより ケン・ロビンソン
「教育に革命を!」
カエルが尊敬する友人から「英語を学ぶのに適当な動画」としてオススメされたのがコチラ。
海外に住んでいた英語力を有する人からの紹介ですので活用しないという選択肢はありません。
また、TEDというシステム上、英語テキスト・日本語テキストを同時に表示できるというメリットもあります。
□TEDより アダム・グラント
「与える人」と「奪う人」—あなたはどっち
心理学・サイエンスに興味がある人なら知らない方が少数派であろう、天才アダム・グラント博士のTEDです。
プレゼンの中身が非常に興味深いので、強い好奇心を持ってシャドーイングすることができます。
コチラもTEDなので、日本語・英語のテキスト表示が便利。
ということで、今回は『シャドーイング』について学び直しのnoteでした。
科学的に効率が良いとされている練習法は「証明されているならきっとそうなのだろう」とプラセボ効果にも期待ができるので、取り入れない手はないというのがカエルの見解です。
シャドーイングそのものはそれなりに時間の余裕を設ける必要がありますが、スケジュール管理についても慣れてくれば「短時間の実行・集中して長時間の実行」も可能になると思いますので、まずは試してみましょう。
今回はここまでです(o・ω・o)
「今年こそは英語を学ぶ!」という方はぜひ取り入れてみてくださいね!
カエルも一緒に第二言語習得チャレンジします!
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