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子どもの心で受け止めて、大人の態度で伝える

今の子どもたちに足りていないものがあります。
何かわかりますか?

「自由」です。

今の日本の子どもたちって、塾や習い事を3歳、4歳から始める子もいます。
僕も4歳から空手をやっていましたが、練習のない日は遊んだり、ゲームしたり割と自由でした。
でも、そんな子ばかりではないのが現状です。
学校も、放課後も、家庭でも「できないことをできるようにする」活動に追われているようです。

そのため、自由を好み、想像力を働かせる子どもを、親御さんが受け入れられないのです。
これは、親の立場だけでなく、教育者や指導者でも同じことです。

自由を好むことを肯定しているのにも関わらず、自分の理想の範疇でなければ、「違うんじゃない?」と言っていませんか?
さらには、子どもが自分の思い通りにいかないことに「叱る」という選択肢をとっていませんか?

子どもにとって「叱られる」ことは自由を奪われるといっても過言ではありません。

なぜ、「叱る」という選択肢をとるのか

ずばり、育ちが幼い大人だからです。

褒めて育てるほうがいいという時代になってきていることを理解しているのに、ガミガミ叱ってしまう。
叱るときの感情って、「怒」ですよね。「喜」で叱っている人なんて見たことないです。
よっぽどのサイコパスな人なら分かりませんが。笑

怒りの感情で子どもと接している大人は子ども以上に子どもかもしれません。
子ども相手に理性を失い叱っているのだから。

自分だって子どもの頃があったのに、あたかも子どものころから自分は優秀だったと言わんばかりのムキになった態度は大人の育ちが幼いとしか言えません。
一度冷静になって子どもと向き合うべきです。

その方法として、子どもの心で受け止めているかどうか

例えば、息子が学校から帰宅してきて「テスト100点取れそう?」、サッカーの試合から帰宅してきて「得点した?勝った?」と聞いている母親がいます。
すると、子どもは勉強やサッカーが苦しくなります。
苦しくしてしまう理由が分かりますか?

「楽しんでやってほしい」と子どもに伝えていたのに「本当は違うじゃん。」となってしまいます。
結果ばかり求めるようになった親の言葉と行動の矛盾をついてもいいのですが、つけないのが子どもです。

親自身が子どもの気持ちになれなかったことが子どもを苦しめた理由なのです。

自分が子どもの立場になったとき、結果ばかり求められるとしんどくなると思います。
だから、「楽しかった?」と一言声をかけるだけで子どもは話してくれるはずです。

楽しかったときは楽しかったと、テストがうまくいかなかったときはうまくいかなかったと伝えようとします。
その時も子どもの立場になって、何と声をかけてあげればいいか考えましょう。

大人は、子どもの立場になることができます。
自分も子どもだったから。
でも、子どもは大人の立場になれません。
大人になったことがないから。

だから、「子どもの心で受け止めて、大人の態度で伝える」べきだと思います。

そうすれば、子どもはぐんぐん成長していくはずです。

たくさんの気づきを与え、内発的動機をくすぐってあげることが大人がやるべきことじゃないかなと思います。

では、また!👋

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