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頭にきて机を叩き割りたくなったら、一人前

中谷彰宏『入社3年目までに勝負がつく77の法則』を読んでいます。

これから会社に入って、机を叩き割りたくなるような瞬間が出てくると思います。実際叩き割った人もいます。 [中略]
仕事をしていくというのは、この机を真っ二つに割ろうとした瞬間にニッコリ笑えるかどうかという戦いです。
手を握り締めて、爪が食い込んでいるという状態の中でもニコニコ笑いながら、「目からウロコが落ちました」と得意先の前で言えなければいけない。     (P.46)


同僚やお客様、"社内の客"と言える上司と接する中で。
「自分の思い通りにいかない」時に、どう振る舞うか。

会社員として一生懸命仕事をしていると、どうしても「なんて理不尽なんだ」、「なぜわかってくれないんだ」、「好き勝手言うな」といった、強烈な負の感情に襲われることがあるんだと思います。自分の仕事に思い入れがある場合はなおさらでしょう。


「机を叩き割りたい」とまではいかなくても、皮肉のひとつでも言ってやりたくなったり、相手のせいにして、責めたくなったりすることが出てくるのだと思います。「こんな仕事やってられるか」と思うこともあるでしょう。

でも、そこで感情に振り回されていては仕事になりません。自分の感情をグッと抑えて、穏やかに対応する必要があります。
相手との関係性の維持、達成すべきゴールを見据えた時に、感情をグッと抑えて対応すべき瞬間というものがあるのだと思います。

まず3年以内に机を叩き割りたくなったら、合格です。
普通の人はなかなかならない。
なぜならば、そこまで一生懸命仕事をやらないからです。
机を叩き割りたくなるのは、ここまで自分がやっているのに何だ、というときに、バーンとくるわけです。
そこそこ手を抜いていたら、机を叩き割るなんていう衝動は起こりません。まあまあそんなものなのかなと納得できてしまうのです。 (P.47)


「机を叩き割りたい」ぐらいの気持ちになるのは、それだけ、思いやエネルギーを込めて働けているという証拠です。その時点で合格。

それだけの思いで仕事に取り組めているんだから、カッとなって台無しにしてしまったらもったいない。感情をグッとを抑え、ニッコリ笑えるぐらいであれば本物です。

グッと抑えた感情を、なにくそ根性に変換したり、あるいはきれいに処理したりできるようになれば、立派に一人前なんだろうと思います。


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