HELLO, EUROPE!
こんにちは!ジョン・ケニー・ジョニーです。
今回から本編です。
よろしくお願いいたします。
(出発当日 1/27 1日目)
4時半に起床した。今更忘れ物の確認をしたところでどうにもならないが念のため確認した。友達と共に名駅からセントレアへ始発で向かった。セントレアの中の店はまだ開店していなかったので椅子に座って時間を潰した。7時過ぎにカウンターに向かい手荷物を預け、保安検査へ向かった。そこで友達とはお別れした。そこから1か月近く一人になる。SIMカードも持っていたので音信不通になるわけではないが、この日から日本語を一か月近く話す機会がないと思うととても寂しい気持ちになった。無事に手荷物検査を終えてラウンジに向かった。プライオリティパスを使うために。ラウンジで最後の日本食を食べた。日本食といってもカップ麺だが。ビールもあったので朝から飲んだ。搭乗時間になったのでゲートへ向かった。果たしてロンドンにたどり着けるのか、荷物もしっかり着くのか、一人で大丈夫なのか。様々な不安を抱えてボーディングブリッジを歩いた。
まずは上海浦東に向かう。2時間ほどで到着した。機内は何事もなく通常通り。さて、いよいよ最難関の国際線乗り換え。乗り換えまでは2時間ほどあったが空港の中を知らない私はとにかく早く次の便のゲートへ向かいたかった。降り場は空港から遠い場所だった。しかもバスでターミナルに向かうタイプ。急いでバスに乗りターミナルへ。動き始めたが途中で停車した。滑走路を横断するために信号待ちをしているらしい。ただ、この時間がめちゃくちゃ長い。マジで長い。めちゃくちゃイライラした。15分ほどかけて何とかターミナル到着。しかしここからだ。私にとって人生初の飛行機の乗り換え。ただでさえ不安なのにここは中国。不安しかない。とにかくtransferを探して目指した。乗り継ぎ口を過ぎるとなぜか再び保安検査場。この時はなにも思わなかったがなぜ2度検査したかわからない。(そういうものなのか?)そして、モバイルバッテリーに関してすごく厳しかった。検査を通過して地図を見た。次の便のゲートは案外近かったので少しウロウロすることに。ラウンジも見つけたが混んでいたのでやめた。ゲート近くの椅子で待機することにした。Wi-Fiを使おうとしたが、電話番号が必要だったので使えなかった。やることがないので水を飲もうとしたがなぜかお湯が出てきた。需要がわからない。(後で思い出したが、中国人は毎ボトルを持参する習慣があるらしい)そんなこんなで時間がきたので搭乗。これに乗ってしまえば着く所はロンドン・ヒースロー空港。アジア脱出である。いよいよ本当に旅行が始まる。
到着したのはイギリス時間で17時頃。すごく長い時間だった。まじでくっそ疲れた。機内で早くもホームシックになっていた。映画を見ようとしたが、字幕、吹替ともに中国語と英語しかなかったので映像のみで見ようとしたが内容があまりにも理解できなかったのでやめた。着く頃には本気で帰りたかった。仕方ないので嫌々飛行機から降りた。しかし、ボーディングブリッジを渡ると明らかに感じたことない雰囲気と英語だらけの広告。空気も少し違う気がする。もっと帰りたくなった。進むと入国審査。上にはUK borderの文字。審査の列に並ぶ。その間にSIMカードを挿入した。SIMカードの使用を開始すると知らないキャリアがスマホの画面に表示された。この時にイギリスに着いたことを実感した。1時間ほどで入国審査の順番が来た。合っているのかわからない入国カードを持ってパスポートと一緒に提出。目的を聞かれたので乗り換えと答えた。実際翌日にストックホルムまで行く予定だった。他は聞かれず、念願の入国。急いで預け荷物を回収した。すでに19時近くだった。
空港からホステルまでは地下鉄で向かった。とりあえずオイスターカードを購入。ピカデリー線でサークル線に乗り継ぎbays waterで降りた。乗り換えの時にチェルシーファンが多くいた。ちょうど試合が終わった時間だったらしい。突然チャントを大声で歌い始めるのですごく怖かった。地下鉄の駅を出ると初めて街並みが目に入った。絵に描いたようなロンドン。映画のセットそのもの。本当にロンドンの街中を歩いているということを実感した。いや、実感できていなかったかもしれない。脳内と視覚が合致していない。夢のようなふわふわした気持ちの中、徒歩5分ほどでホステルに到着。レセプションでチェックイン。初めてまともに英語を使うので不安しかなかった。なんとか聞き取りチェックインできた。部屋に行くと自分のベッドがわからない。説明では自分のベッドに名前が書いてあるとのことだったが、それらしきものがない。というか、ベッドメーキング済みのベッドがない。困っているとたまたま同室だった日本人が帰ってきた。そこでいろいろ聞くとレセプションに言ったほうがいいと言われたので何とか伝えた。正直代わりに伝えてほしかったが、そんなことは言えないのでがんばった。なんとか伝わったようで、新しいシーツに交換してくれた。そのベッドでゆっくり休んだ。その日本人にいろいろな話を聞いた。治安のことやホステルのことなど。その中で「他人に遠慮することはない」というお言葉を頂いた。その言葉を胸に刻み初日を終えた。
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