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Daily Select News[6.24.2020]Vol.1

6月24日(水)のデイリー・セレクト・ニュース|国内記事版

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◇政治

傲慢な中国は世界の嫌われ者
[6月23日,Newsweek日本版]
 最近,徐々に中国への世界的な批判が高まっている.COVID-19の発生源に関する調査を頑なに拒否,国内での流行初期における情報の隠蔽,パンデミック下での露骨なマスク外交,そして香港への強硬姿勢を貫いていることなどである.そうした中国の現体制,習近平国家主席のワンマン支配の手法の危うさとは―.

サウジ連合軍、首都狙ったミサイル迎撃 フーシ派が発射
[リヤド 6月23日,AFP]
 サウジアラビア主導の連合軍は23日,イエメンの反政府武装勢力フーシ派がサウジへと向けた複数の無人機・ミサイルを迎撃,破壊したと発表した.イランが支援しているフーシ派は今年,イエメン北部のジャウフ県を掌握しており,同国では現在も戦闘が継続している.

WTOパネルが安全保障例外の適用を認める、サウジとカタールの紛争で2例目に
[6月23日,JETRO]
 WTO紛争処理小委員会(パネル)は今月16日,サウジアラビアの知的所有権保護に関する紛争についての報告書を配布した.パネルは,今回の事案について申立国であるカタールの主張を認めて,サウジのWTO協定違反を認定した.その一方,安全保障上の理由から違反措置は正当化される,というサウジ側の主張も一部認めた.安全保障を理由に貿易制限的措置を正当化する判断が下されたのは,ロシアのウクライナに対する通過運送制限を容認したパネル判断に続き,2例目となる.
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◇新型コロナウイルスと社会

米国の新型コロナ、南部と西部で感染拡大 対策無視の若者増える
[6月23日,CNN]
 米国内でのCOVID-19感染状況について23日,南部と西部において大幅な伸びが見られることが明らかになった.当局者によれば,これらの地域では,感染予防対策としての対人距離の確保を実践しない若年層が増加しているという.現在,米国内では半数近い州にて,新規感染者の増加が報告されている.米国での感染はまだ第一波が終わっていない段階であるとみられており,依然として収束に向けた道筋は見えていない現状にある.

「このパンデミックはブラック・スワンではない」とナシーム・ニコラス・タレブは言う
[6月23日,WIRED]
 2007年のベストセラー『ブラック・スワン──不確実性とリスクの本質』の著者ナシーム・ニコラス・タレブは,現在のCOVID-19パンデミックが「ブラック・スワン」と呼ばれていることに腹を立てている.タレブは,「ブラック・スワン」の狙いは,ネットワーク化した世界では,従来のビジネスプラクティスや社会規範を変える必要性があることを説くことであり,「我々を驚かせる悪い出来事」を形容する便利な“クリシェ(cliché)”を提供することではなかった,と述べている.
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◇環境問題

シベリアで38度を記録か、北極圏で過去最高の可能性
[6月23日,BBC News Japan]
 ロシア・シベリアのサハ共和国ベルホヤンスクでは20日,気温が摂氏38度に達し,これは北極圏での過去最高気温を記録したとみられている.この記録についてはまだ検証を必要としているものの,確定すれば,6月の日別平均最高気温よりも18度高かったことになる.北極圏で夏季に気温が上昇すること自体は珍しくないが,ここ数ヶ月は異常な高温が続いている.今年は北極圏にて熱波が長期化しており,気象学者たちは懸念を強めている.
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◇テクノロジー

量子テレポーテーションが電子スピンによる量子ビットで実現可能であると実証される
[6月23日,GIGAZINE]
 ロチェスター大学とパーデュー大学の研究チームによれば,量子コンピュータにおける情報伝達手段の1つ「量子テレポーテーション」が,電子スピンによって構成される量子ビットで実証されたという.ロチェスター大学の物理学教授アンドリュー・ジョーダン氏と物理学准教授ジョン・ニコル氏らによる研究チームは,電子間における量子テレポーテーションが可能であることを報告した.電子スピンによる量子ビットは,半導体での情報送信手段としても有望視されている.
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