【思考】夜勤って必要なくない?
日本社会では度々問題に上がる労働問題。
私も職業人としては見逃せないテーマだなと、常々考えてました。
そこでひとつ思いついたが、この夜勤って必要なくない?ということです。
私も飲食店を運営しておりますが、夜勤の時間帯って割と来客して頂けるし、需要としては昼・夕方のピーク程ではないものの、時間別利益率は悪くない水準をたたき出しています。
深夜のラーメンとか、牛丼とかって背徳的なまでに美味しいですしね・・。
油っぽい思考を置いといて本題に戻すと、社会全体で深夜労働を失くすという試みは面白いのではないかと。こう考え、ペンをとってみた次第です。
結論
結論から申し上げると、完全に夜間の労働を失くす事は不可能。
その代わり、規模を縮小する事は出来、それはそれで面白そう。
です。
傾く職業・不可欠な職業
まず、傾きそうな職業。
深夜営業していることで、利益を上げる職業をリストアップしてみました。
・居酒屋・・・大体飲みに行く時間は夕方から深夜にかけてです。
・コンビニ・・・昨今FCオーナーの主張についての議論がありますが、消費者からするとあったら便利、無くても困らない。かもしれません。
・夜職・・・居酒屋とほぼ同じイメージですが、ホスト・キャバクラとかですね。夜間を生業としている文化があまりピンときませんが、歌舞伎町とか見てると成立はしているんだと思います。
・各サービス業・・・カラオケとかネットカフェとか。「夜遊べるところが少ないからそこで遊ぶ」店です。
上記に関しては、社会全体で無人化システムを進めていくことで解決する事が可能かと思います。流石に接客をメインにおいている業態は難しいと思いますが。。
続いて、不可欠な職業。
・医療、介護施設・・・人の命を扱っている職業なので、有事に無人では成立しえないかと思います。
・2次産業工場・・・食品工場など、夜間に稼働する事で職業として成立している仕事です。こちらは機械化、ロス管理等で最低限の人員で稼働できそうです。
・土木・・・主に道路工事関係は夜間に作業することで効率化をしていると思います。後述しますが、日中の人口増加にも焦点を置いた視点です。
・交通・・・航空機のパイロットなどです。時差もありますので、これはもはや日本社会の外の問題にもつながりかねません。
生産性は上がるが、ディストピア文学みたいな社会になりそう。
まず、職業選択の自由が狭まります。これは職の多様性が失われることにほかなりません。ですが、日中にそれができないかと言われればそうでもなさそうだと、想像してます。
さらに、日中の時間密度が増えることで、特に各都市の人口が増加すると考えます。
これはデメリットだけではなく、日中に消費を移動させることで、各業種は効率的に利益を挙げることができるでしょう。
しかし、人手不足はさらに深刻化するのが、想像に固くありません。
日中の需要が高まり、繁忙していく中で学生の労働資源は日中学業に勤しんでます。学校が終わったら働く人員は変わらないかと思いますが、彼らが全て労働にリソースを使うとは限らず、夕方の繁忙を促す存在になるかとも思います。悪いことではないですが。
問題は規律の中でそれを進めることにあって、国や各自治体がルールとして行うからディストピア感があるんだと思います。
社会風潮として、各企業、そして労働者の意識からこのようなシステムが普及していくなら、それが正しい在り方なのかとも思います。
夜勤がなくなるメリット
・まず、生産性が上がると思います。夜間の時間に分散していた利益が日中に来るので、各企業は効率よく仕事ができることと思います。その代わり、土日は休みみたいな風潮はなくなってもいいのかもしれません。全てが不定休になれば、自ずとあり方は変わってくるのかなと。
・次に、夜間に確実に自分の時間をとれるということです。大多数が労働していないので、休息に充てることができます。
→これにより、出生率も多少は改善されるのかなと、漠然と考えたりしました。
・不可欠な職業には更に手当を重厚に。該当時間帯の賃金、利用料金を一律に値上げし、他職業との差別化を図る。
以上、昨日なんとなく考えてみたことを漠然とまとめてみました。
夜間に集まれる無人集会所みたいなシステムがあれば、夜間の娯楽もありますし、ウェブコンテンツの更なる成長は間違いないでしょう。
昨日の1%の努力ではないですが、我々はもう少し休むことに積極的になってもいいと思います。
では、これから夜勤なので頑張ってきますね!
■参考
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