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くわくわ企画 年表




2020年10月 
急性期病院での勤務医師を辞めることを決める

 現・くわくわ企画代表理事の徳田嘉仁(とくだよしひと)が、父の診療所を継ぐにあたって、今後つくりあげていきたい診療所のイメージをぼんやりと妄想開始。その中で「今まで通りの診療所」ではなく「場づくり」「居場所づくり」を併設したような診療所をつくりたいと考えるようになる。(健康の社会的決定要因、社会的処方といった言葉を知り、医療という文脈においても"社会とのつながり"が重要であることを学んでいく。)

急性期病院勤務時代の代表理事・徳田嘉仁(写真右)

2020年11月19日 
ローカルな場づくりの教室(実践編)受講開始

 以前より知り合いであった株式会社ここにある(代表:藤本遼さん)が主催する場づくりのオンラインスクール。受講といっても対話型内省型の企画であり、さまざまな対話・振り返りを藤本さんやその他の参加者と重ねていくうちに、何故自分が「医療」と「場づくり」を重ねていきたいと思ったのか、その原体験を思い出し言語化のスタートをきる。

ローカルな場づくりの教室(実践編)の詳細はこちら

2021年1月(〜3月)
パンと診療所 実践開始

 株式会社いろあわせ(代表:北川雄士さん)がいろあわせのオフィスである古民家の一部をコミュニティスペースとするべく実施されていた「水曜日だけパン屋さん」というパンの委託販売イベント。そのパンの運搬係になる人手が足りないということで、徳田が運搬係をかってでる。そのついでに、パンを運ぶだけではなく「コミュニティ×医療」の実地練習として「パンと診療所」と銘打って、パンを売りながら健康相談を実践。

パンと診療所 写真フォルダはこちら
パンと診療所「医者がパンを売っています」

2021年2月23日
久保有美(現・くわくわ企画理事)と出会う

 地域医療×まちづくり・場づくりの知見を広めるためさまざまなオンラインイベントに徳田が参加。そのなかの一つで、"地域包括ケア研究所"が主催する「まちづくりのカタリゴト」というオンラインイベントの参加者同士という関係から、現・くわくわ企画理事の久保有美氏(社会福祉士・宅建士・コレクティブハウス住人)と出会う。

"地域包括ケア研究所"の詳しい情報はこちら

2021年2月28日
琵琶湖湖畔に「きみと珈琲」がオープン

 滋賀県湖東エリアや彦根市稲枝地区(くわくわ企画、徳田医院がある本拠地)に関わってくれる多くの地域プレイヤー、関係者との出会いの場であり談笑の場となっていく「きみと珈琲(オーナー:小川隆仁・佑美夫婦)」が琵琶湖畔にあるアトリエ"VOID A PART"内にオープン。そのコンセプトは「あなたの、暮らしの、ええ塩梅」。
 開店準備からお手伝いし、以下の「彦根の未来を創る・アイデアコンテスト」に応募するアイデアをこの場で深めていく。

きみと珈琲、インタビュー記事はこちら
きみと珈琲にて

2021年3月7日
岡山泰士氏(現・くわくわ企画建築担当)と出会う

 2021年2月にオンラインイベントで知り合った久保有美氏(現・くわくわ企画理事)の紹介で、現在のくわくわ企画の建築・コミュニティデザイン総合プロデュースを務める岡山泰士氏(一級建築事務所STUDIO MONAKA共同代表/一般社団法人シガーシガ理事)と、"蓬莱マルシェ"というイベントで出会う。
 

STUDIO MONAKA ホームページはこちら
蓬莱マルシェ」へのインタビュー記事は、こちら
蓬莱マルシェの風景

2021年3月9日
現・くわくわ企画の理事3名全員がきみと珈琲に集結

 代表理事の徳田嘉仁、理事の久保有美・宮﨑瑛圭の3名が、"きみと珈琲"内で偶然に集結し、のちに現在のくわくわ企画のコアメンバーが「くわくわ」をどのような場として立ち上げていきたいか、それぞれの専門性をテーブルに出し合いながら初めての議論を交わす。

2021年3月15日
彦根の未来を創る・アイデアコンテスト 受賞

 彦根市企画振興部広報戦略課シティプロモーション係主催の上記アイデアコンテストに応募し「いのち基地創造力賞」を受賞。2021年10月から構想を開始しインプットとアウトプットを繰り返すことで、現在のくわくわ企画の前段階である「まちづくり診療所」のアイデアを完成させる。グッドなアイデアとして認められ、彦根市長(受賞時)より応援のメッセージをいただく。

彦根の未来を創るアイデアコンテスト”の詳細は、こちら

写真フォルダは、こちら

当時のプレゼン内容は、以下をご参照ください

2021年3月29日
STUDIO MONAKAにてゼロゼロミーティング実施


2021年4月18日
ゼロイチ!ミーティング開催

  • ゼロイチ!ミーティングの詳細は以下のNOTEご参照ください。

2021年4月23日
彦根市市議会議員などとの定期的なミーティングをスタート

 稲枝地区について、市議会の視点からみた課題や稲枝地区まちづくり協議会がかさねてきた議論などをヒアリング。現在の「くわくわ」の構想に官民連携がとれるよう、少しずつ関係性を編み始めていく

2021年6月15日〜
2週に1回行うコアメンバー定例ミーティングがスタート

 その後年表をまとめている2022年10月(現在)までほぼ欠かすことなくミーティングを継続

2021年7月6日
任意団体名が「まちづくり診療所」から「くわくわ企画」へ

 定例ミーティングの中で多くの対話を重ね、団体名を「くわくわ企画」に変更。"わくわく"を大切にする一方、"わくわくしなくても居続けていい場所"という想いをこめ、わくわくを逆から呼んで"くわくわ"とした。また、「ことを企(くわだ)てる」という意味や、場を耕すという意味として田んぼの鍬(くわ)、さらに今まで社会の中であたり前とされてきた「枠(わく)」を取り払う、といった意味も含有している

「くわくわ企画」ってなに?というインタビュー記事は、こちら

2021年7月16日
「2021年度 健康しが・活動創出支援事業費補助金」を受託

 滋賀県健康医療福祉部健康寿命推進課・健康しが企画室がおこなう上記事業の2021年度補助金交付対象団体として認定され、滋賀県庁からの補助をうける。合わせて、以下の「おいしい!楽しい!居心地がいい!を考える。合宿 IN 岡村本家」の企画立案を行っていく。

みんなでつくろう!健康しが HP

2021年10月30日-31日
合宿 IN 岡村本家 開催

2021年11月
新たな診療所の具体的な建築構想がはじまる

 今後、稲枝地区にある徳田医院を医業承継していくにあたり、診療所やその同一土地内に実施設計していくコミュニティスペースの具体的な話し合いを、コアメンバー定例ミーティングの中で行っていくようになる

2021年11月19日
「自宅の庭にキッチンカー」イベント開催

 2021年10月のイベントにも出店してくれたキッチンカー「スープのある日常」さんをお呼びし”自宅の庭でキッチンカー”という実験的イベントを開催。「日常の動線上に、ちょっとした(ポジティブな)イレギュラーを配置する」という事を実践してみることで、生活の動線上に立ち上がるイレギュラーの重要性について、改めて感じる。また、今後「くわくわ」で実践していきたい場の立ち上げ方や立ち上がった後の解像度の高いシーンを垣間見る

2021年11月26日〜
定期的な徳田医院医業承継ミーティング 開始

 現在(2022年度時点)の徳田医院院長であり、徳田医院の創設者である徳田康孝氏と、くわくわ企画代表であり今後徳田医院院長就任予定の徳田嘉仁に加え、くわくわ企画の建築・コミュニティデザイン総合プロデューサー岡山泰士氏、森田修平氏(ともにSTUDIO MONAKA共同代表)を交えた月1定例ミーティングを開始。父が創り上げてきた地域医療のカタチと、くわくわ企画で実践していきたいビジョンの擦り合せと、お互いの夢の共有をはじめる

2021年12月17-18日
ものがたり診療所(富山県)へ視察

2022年1月14-16日
宮城県へ4施設の視察ツアー実施

 アンダンチ、ライフの学校など介護・福祉領域と「コミュニティやまちづくり、場づくり」をうまく連動させている先行事例への視察をくわくわ企画の建築設計担当者とともに実施。ツアー形式で多様な場の見学を建築担当者とともに行うことで場を立ち上げていく上での重要なエッセンスを吸収し、立ち上げていきたい場の"共通言語"を建築士とともに醸していく

2022年3月8日
株式会社アイズケアと初面談

 くわくわ企画と同じ滋賀県彦根市を本拠に介護・福祉領域とコミュニティデザインとの重なりを目指す株式会社アイズケアの方々と今後の連携の可能性についてお話あい。専務取締役(2022年現在)である野村隆裕さんと知り合う。

2022年5月21日
bank toが情報編集チームとして、くわくわ企画に参加


2022年6月7日
くわくわ企画を任意団体から法人格へ変更

 久保有美氏・宮﨑瑛圭氏両名を正式に理事として迎え、非営利徹底型の一般社団法人として法人格を取得。「地域活性×医療×アート×いきがい」をデザインし、地域住民の生命・生活・人生といった全ての生を豊かにするために必要な各種サービスを提供し「生について真剣に考える遊び場」をつくることを目的として設定。

2022年8月26-28日
救護班統括として「ONE MUSIC CAMP」に参加

 2021年10月の合宿イベントでも講演してもらったHIROさんが共同主催する野外キャンプイン音楽フェス・イベント「ONE MUSIC CAMP」の救護班統括医師としてイベント救護に参加。「楽しい」という居場所づくりについて別の視点から多くの経験をつむ。

2022年10月7日
地域包括支援センターいなえとの情報交換・連携開始

 彦根市子育て支援課、高齢福祉推進課、健康推進課、彦根市社会福祉協議会稲枝地区担当者、地域包括支援センターいなえ所属の看護師・社会福祉士・ケアマネージャー統括の方々とともに稲枝地区に内在する地域課題や地域診断のための一次情報・二次情報や意見の交換を開始。今後の連携の第一歩を開始する

2022年10月11-12日
満月キャンプタイムに出店

2022年11月14日
滋賀県立大学「地域づくり人材論」講演

 くわくわ企画代表理事の徳田嘉仁が招聘され、地元にある大学の学生にキャリアについてや地域づくりについての講演を行う


2022年12月2日
自宅の庭でボドゲカフェ 開催

カルフォルニアから連れてきたアメリカン・スクールバスを改装し、移動式のボードゲーム・カフェを運営しながら日本一周をされているチャーリーさん
三重県いなべ市から【出張・桐林館喫茶室(文化遺産の廃校をリノベした空間の中、筆談カフェといって「音声のない世界」でいつもと違うコミュニケーションを楽しむカフェ)】を運営されているコミュニティナースの金子さん
の2名をお呼びして、イベントを開催。


2023年1月29日
くわくわ企画  新年会を開催

2023年3月3日
立命館大学いばらきキャンパス内「OIC connect」で講演

多様な人が交流し、学びの機会を創出するプログラムとして立命館学園とVenture Café Tokyo(ベンチャーカフェ)が主催する「OIC CONNÉCT(オーアイシー コネクト)」の7回目にゲスト講師として登壇。
 「地域に根ざしたコミュニティのつくりかた」というタイトルで講演を行う

イベントレポート詳細はこちら

2023年3月24日
医療 × 建築 × 編集 の対談を実施

 くわくわ企画代表理事 徳田、くわくわ企画の建築担当であるSTUDIO MONAKA共同代表岡山、同じくくわくわ企画のディレクション担当である合同会社bank to代表光川の3名で、なぜこの3名がコラボレーションして医療というフィールドに関わっているのかをまとめるため、対談を実施

2023年4月13日
bank to企業研修にテントサウナ屋として出店

2023年5月13-14日
第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
「医療とアートの学校」にブース出展

これまでの2年半の活動を総括する意味も込めて、愛知県で開催された日本プライマリ・ケア連合学会主催の学術大会(https://jpca2023.org/)にブース出展。
「古くて新しい町医者のあり方を建築家・編集者とともに"くわ"だてる」と題し、これまでの活動記録や編み込んできた関係性を紹介するとともに、今後立ち上がってくる建築模型などを展示しながら、学会参加者にくわくわ企画の活動について紹介。
学会参加者はのべ6360人。くわくわ企画のブースにはのべ300人以上が足を運んでくださり、我々の活動について多くの関心を寄せて頂いた。

関連記事:医療×建築家×編集者「医者だけでつくらない、オモロい診療所の作り方」
くわくわ企画コアメンバー
出展ブースデザイン

2023年5月20日
ARIFUJI WEEKENDERSに医療救護班として参加

2021年、コロナ禍より関係性のあるチームONE主催の野外フェス・イベント「ARIFUJI WEEKENDERS '23」に医療救護班として参加。4例の傷病者対応を行う。幸い重症傷病者の発生はなく、安全なイベント運営に貢献。

ARIFUJI WEEKENDERS '23 ホームページ

2023年6月7日
早朝フェス@大阪2023に医療班として参加

朝から健康診断、というコンテンツで、出勤前の皆さんに血圧測定や簡単な医療健康相談を実施

2023年7月8日〜
定期的なくわくわ実家活動(オープンミーティング)を開始

 くわくわ企画の代表である徳田が生まれ育った場所であり、「くわくわ」建設予定地の斜め向かいにある徳田家旧実家(現在は高齢者サロンや子育てサロン、地域の方々のヨガ教室として活用中)のガレージを利用し、月一回のオープンミーティングを開始(曜日不定期)。
 くわくわ企画公式インスタグラムより、適宜開催日時の情報を発信


2023年7月12日
HYOUGE-nightというイベントで講演

「医師 ✕ 建築家がくわだてる多世代が共生する地域コミュニティの創り方」と題し、くわくわ建築担当の岡山 泰士氏とともに大阪・梅田にあるスタートアップカフェ大阪(関西大学梅田キャンパス・TUTAYA BOOK STORE内)にて講演。

講演中の1コマ

<スタートアップカフェ大阪について>

2023年8月15日〜16日
広島(尾道〜鞆の浦)に視察ツアー実施

 尾道「おばあちゃんとわたくしホテル」、鞆の浦で地域医療・介護・福祉の複合事業をおこなっておられる「さくらホーム」、さくらホームと同事業所が開設された就労支援事業所である「スープとおにぎりのお店・クランク」など、暮らしと介護・福祉を程よく編み込んでおられる施設に視察ツアーを実施。
 スローラグジュアリーをテーマに、デイサービスなどの高齢者施設に併設されたホテルである「おばあちゃんとわたくしホテル」には実際に宿泊し、宿泊というサービスと介護の導線をどうまたいでいっているか、その空気感とともに体感。
 またさくらホームの見学には、「鞆の浦地域医療プログラム」という地域医療について一年を通し学び深めるプログラムの第三回が実施されており、こちらにも参加し学びを深める。

おばあちゃんとわたくしホテルと併設されたデイサービス
鞆の浦・さくらホーム

2023年8月26日〜27日
ONE MUSIC CAMP '23に医療班として参戦

 ONE MUSIC CAMP 2022、ARIFUJI WEEKENDERS 2023に引き続き、同じく株式会社ONEが主催されるONE MUSIC CAMP2023に救護班として参戦
 今回は、救急医・整形外科医・理学療法士・薬学生というメンバーで参加

2023年9月26日〜29日
彦根市役所内にくわくわの活動について展示

 2021年3月に「彦根の未来を創る・アイデアコンテスト」で受賞したくわくわ企画。その彦根シティプロモーションの一環として、彦根市役所内にくわくわ企画のこれまでの活動を報告するために、展示ブースを制作。
 多くの市民の方々にこれまでの、そしてこれからくわくわが作っていきたい場づくりについて触れていただく。

2023年9月28日〜29日
満月 CAMP TIME 2023に出店

 昨年に引き続き、今年も友人が主催する満月CAMP TIMEにテントサウナ&手相占い屋さんとして出店。滋賀・京都で活躍される多くのローカルプレイヤーたちとお酒を飲み交わしキャンプをして、交友を深める

2023年10月15日
船岡山オープンパークに出店

 建築設計担当のSTUDIO MONAKAが入居している京都・船岡山公園で毎月実施されている「船岡山オープンパーク」に、全粒粉パンとソーセージ・炭酸フルーツドリンクのFOOD物販で初出店。大学の卒業制作で「駄菓子屋さんがつなぐ地域コミュニティ」を研究している京都芸術大の学生さんともコラボして、駄菓子販売も。
 今後建築予定のパース模型や診療所に移設予定のグランドピアノなども事務所内に置かせていただき、今後くわくわが実現していきたいシーンを多数垣間見る。

2023年10月16日
京都医健専門学校の学生に講義を実施





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