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【インタビュー】「くわくわ企画」ってなに?

みなさんこんにちは!前回に引き続き、フリーライターの林由佳里がこのnoteをジャック中です!

今回は、インタビュー記事をお届けします。彦根市稲枝地区を中心に、さまざまなイベントの開催や楽しい場づくりを行う集団「くわくわ企画」。「くわくわ企画って、そもそも何?」そんな疑問を、代表の徳田嘉仁さんに聞いてきました!

“くわくわ”ってどんな意味?

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――まず、名前がおもしろいですよね!“くわくわ”ってどんな意味なんでしょう?

徳田:僕達は、ポジティブな気持ちで人が集まる場づくりを目指しています。だから常に、「ワクワク」を大事にしたい。でもそれを前面に出すと、絶対にワクワクしないといけないの?と逆にプレッシャーになってしまう気がして。それはイヤなので、ワクワクをあえて逆から読んで“くわくわ”にしました。

くわくわ企画HP

徳田: “くわくわ”には、土を耕す鍬(くわ)、企画を企(くわだ)てる、の意味も含めています。頭に「地域団体」を付けようかとかも悩みましたが、僕らが目指しているのは、あくまで「この企画に関わっている一人ひとりが楽しくなること」。その結果として地域が良くなっていったらいいので、シンプルに「くわくわ企画」としました。

ポジティブな気持ちで集まれる診療所をつくりたい!

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――イベントなどを開催しながら、実はある「場」づくりを計画しているとか。

徳田:はい。僕は普段、医者をやっていて。病院って「病気になったら行く場所」というネガティブなイメージがどうしてもあるんですよね。それを変えたいとずっと思っていて。そこで考えたのが、今は父がやっている診療所を僕が継いで、“豊かな生を実現する場づくり"からはじめる診療所に建て替えるという計画です。

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徳田:診療所といっても、まずは楽しそうな仕掛けがたくさんある場所をつくって、興味を持った人が訪れてみたらそこはたまたま診療所だった、というイメージ。だから実際に僕が診療所を始める前に、敷地内イベントをやるなどして、おもしろい場づくりにつながる“ワクワク発生装置”をたくさん準備したいと思っています。

――すでにおもしろそう!具体的にはどんなイベントを考えてるんですか?

徳田:今回開催する「おいしい!たのしい!いごこちがいい!を考える!」in 岡村本家のようなイベントをこれからも企画しながら、診療所が建つ予定の場所で月に1回マルシェをやりたいと思っています。どんなマルシェにするかは、ただ今絶賛計画中。今回のようなイベントに集まってくれた人達の中に、もし僕らの活動をおもしろそうと思ってくれる人がいたら、ぜひ仲間になってほしいです!

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――なるほど、イベントは仲間集めも兼ねてるんですね!

徳田:さらに、イベントを通じて考えたことや気づいたことを、新しい診療所の建築に反映できればと思っています。だから、くわくわ企画の副代表には建築士の岡山くんがいるんですよ。岡山くんには、僕達がこれからやることをずっと一緒に経験しながら、僕達が大切にしていることを汲み取って、建築デザインに落とし込んでほしいとお願いしています。

ゼロイチ!ミーティング

徳田:もちろん、診療所をつくってそれで終わりではありません。場所ができたら、僕らの役割は「場づくり」から「場の運営」にシフトしていきます。月1回のマルシェはずっと続けていくし、新しいイベントも企画します。最終的には同じ敷地内にサービス付き高齢者向け住宅と保育園もつくりたいと思っているので、高齢者や子ども達と一緒に楽しめるような企画も考えていきます。

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徳田:キーワードは、「生について、真剣に考える遊び場をつくる」。医療、そして命について考える機会をより日常の中に溶かしていきたい、それが僕らの活動の大きな目的であり、軸になっている思いです。

くわくわ企画が大切にしている3つのこと

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徳田:くわくわ企画には、大切にしていることが3つあります。ひとつ目は「生について、真剣に考える遊び場をつくる」という大きな目的。そして、それに付属する形で「余白のデザインをしっかりする」と「目的を固定化しない」という二つの考えがあります。

――余白のデザインと、固定化の回避、ですか。

徳田:はい。例えば僕が普段医者をやっていて思うのは、“医者と患者”のように目的を固定することで、お互いの行動が制限されてしまっているなと。関係が固定されることで、僕は「先生」、相手は「患者さん」にしかなれず、いろんな可能性が潰されていてもったいないなと思うんです。

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徳田:だから患者さんと話す時は、いつも意識して医者っぽく見せないようにしています。患者さんが診察室に入ってきたらいきなり病気の話を始めるんじゃなくて、まずはフラットに飼っているペットの話や趣味の話をする。目的を外していくイメージですね。

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徳田:これからつくる診療所も、医療以外のコンテンツもたくさん用意して、多様な楽しみ方ができる場所にしたいと思っています。病気じゃなくても来られる、むしろ病気じゃない人が気軽に来て楽しんだり、何かを得て帰ったりできる場所にしたい。子どもから大人、高齢者まで、地域の方々の“Well-being”を実現する文化拠点になれたらと考えています。

くわくわ企画の活動はこちらから!

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さまざまな楽しみ方ができる場づくり、まさに想像しただけでワクワクするような計画でした。

くわくわ企画の活動は、まだ始まったばかり。これからどんな風に広がって、どんな場所ができ上がるのか、気になる方は公式サイトfacebookInstagramLINEnoteなどをチェックしてみてください!

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