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友だちとの時間は、ちゃんと戻ってくる。

「今年は会いたいねぇ」

これが最近、友だちとの合言葉みたいになっています。
以前は毎日のように会っていた友人たちも、仕事や結婚を機にいろんなところに住むようになり、なかなか会えないことがあたりまえになってきたなぁと感じます。

わたし自身も、あたらしい予定を入れるときにちょっと気が重くなるんです。
子どもたちはどうしようか、、、、、夫にお願いしようか、、、、誰かに頼もうか、、、、。
そんなことを考えているうちに、また今度にしようか、、、と予定が先延ばしになることもあります。

お互いに目の前にあることだけで手いっぱいで。それ以上のところまでエネルギーが向けられない。これが正直なところなのかもしれません。

昔みたいに無理をしなくなったな、、、と思うと、ちょっとさみしくなります。

そんなことを思っていたこの頃。
夏休みに突如、大阪から友人がヒュンと飛行機に乗って、松本まで遊びにきてくれることになりました。
彼女と再会するのは、3年ぶりでしょうか。娘が生まれたばかりのときに、旦那さんといっしょに見に来てくれたのが最後。そのとき以来です。

まだまだ赤ちゃんみたいに小さかった、友人の息子くんも大きくなっていてびっくり!
文字が書けるようになっていたり。上手にわたしたちの写真を撮ってくれたり。
子どもたちの成長を見て、あぁ、こんなに時間がすぎていたんだな、、、、としみじみ感じます。

夜になって、夫も子どもたちも寝静まったあと、むっくりと起きてきて、リビングで友人とふたり、お酒を飲みながらの話すことに。

子育てのこと、毎日のこと、仕事のこと、家族のこと、、、、。

一時期は毎日のように会っていた友人だけれど、初めて知ることもあったりして。そして、わたしも、今だからこそ、話したいと思うこともありました。気負わず、ただただ思うことをお互いに話せるって、本当に貴重なんだなと今だからこそありがたみが身にしみます。

家族にしか満たしてもらえないこともあるけれど、
友人にしか満たしてもらえないこともあるなぁ、と。

2日間と短い時間だったけれど、会えなかった時間をちょっとだけ取り戻せたような気がします。
お互いにがんばろうね!!!とこころの握手をガッチリして、友人とバイバイしました。

さあ、次に会うのはいつになるかな、、、、、、。



そんなことを考えていたら、実家の母のことを思い出しました。

母は岐阜に住んでいますが、毎月一度神戸まで電車で向かい、友人たちとおしゃべりして、一泊して帰ってきているようなんです。そんなふうに、月一で会う友だちグループが神戸と名古屋の2拠点にあるらしい。

わたしが知っている、子どものときの母といったら、友だちとときどきメールをしているくらい。会うなんて5年に一度、あるかないかくらいだったんじゃないかな。
そんな母が今では月一で友人たちと会うことを楽しみにしている。

そんな事実をはじめて聞いたときは正直ビックリしたのでした。

先日母に会ったときも、LINEで友人からメッセージが来たようで、
「あ!また○○ちゃんからメッセージ来てる!」なんて言いながら、うれしそうに返事を書いていたっけ。なんだか女子高生みたいだな、、、、と微笑ましい気持ちにさえなります。

そんな母の姿を思い出したら、
今はわたしたちも仕事に、子育てに、いそがしいときだけれど、また友だちに会うことを楽しみに気軽に出かける生活がやってくるんだろうなぁと、近いような遠いような未来がわりとはっきり浮かびました。

そんな日がくるのを楽しみにしながら、目の前のことにまた向き合おうかな!
そんなふうに決意をする、夏のおわりでした。


友人の息子くんが撮ってくれた写真。彼の写真はどれも、なんとなく愛を感じる。









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