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親になってちょっとわかった、長男・長女のこと。

突然ですが、私には2つ上の姉がいます。

姉は小さな頃からしっかり者で、姉の後ろにひゅっと隠れるのが私の定位置で。いつも頼りっぱなしで過ごしていた覚えがあります。

しっかり者でやさしい姉と、
恥ずかしがり屋でお調子者の妹。

これが子ども時代のわたしたち「姉妹」を表すのに、ぴったりな言葉だなぁと思います。妹ながら、なんとなく、オネェちゃんになるって大変そうだなと思っていたのでした。

現在、我が家の子どもたちは、5歳と3歳のふたり姉弟。もちろん年齢の差はあるものの、5歳の姉はまわりをよく見ている印象。弟が困っていると、手を引いてあげたり、助けてあげたりする姿をよく目にします。優しいなぁと思いながらも、無理してないかな……?と、末っ子気質の私は胸がギュッとなるのでした。
そして、弟はそんな姉の支えがあるおかげか、自由奔放にお調子者に育っていて、やっぱり甘えん坊なのです。

先日、3人子育て中の友人ママと子育ての話をしていました。
「1人から2人に増えるときよりも、3人子育てのほうがラクって聞くけど、実際どうなの?」と聞いてみると、
「3人目はいつのまにか育っている感じするかなぁ?
結局、大きくなっても、いちばんエネルギーを注いでいるのは一番上の子なんだよね。」

なるほど。
もちろん、家庭によって違うだろうし、子どもによっても違うだろうけれど。私にもなんとなく、その感覚がわかる気がする。下の子よりも上の子が可愛いとか、もちろんそういうことではなくて。ただ純粋に、考えたり心配したりすることが多い感じかな?

その理由ははっきりとわからないけれど。子どもは日々はじめてのこと、新しいことばかりの毎日で。それを「親として」経験するのは私たちもはじめてで。

つまり、親が経験する「はじめて」を、上の子はひとり占めできていると言えるのかもしれない。そう思うと、お姉ちゃん、お兄ちゃんがちょっと羨ましいような気がしてくるのでした。

子どもの頃、おねぇちゃんはきっと妹の私が羨ましかったんだろうなぁ。
でも、それと同じくらい、私もおねえちゃんが羨ましかったことをひさしぶりに思い出したのでした。





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