やらずに済む思考法 #1 履歴書の写真は貼らずに直印刷。それで上場大手企業に正社員入社した話
履歴書は手書きしない。写真も貼らずに直印刷。面倒事は全部やらずに済ませても高評価されるように昇華できればベスト。仕事も家事も同じです。
無駄なことを「やらずに済ませる」基本的な考え方のサンプルとして、私がした転職活動の履歴書エピソードをご紹介します。
世の中大変な事が多すぎるので、対処法ではなく根本から、考え方自体をお伝えして、様々な面倒事を減らせるヒントになれれば嬉しいです。
ですので、就活予定の無い人達にもぜひ。特に、真面目に努力しても面倒が増えるばかりで報われない方に読んで頂きたいなと思っています。
※すぐ真似できる履歴書作成の指南コンテンツ系ではありませんので、ご注意下さい。でも転活や出世等、大勢の中からいち早く勝ちあがるヒントになれるように心がけました。
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履歴書は手書きが一般常識だった頃から、私は手書きが嫌どころか、写真を貼るのも面倒で嫌でした。不況のせいかネットでは「100社応募しても決まらない…」等の話も見かけていたので、転活時には素直に100枚覚悟して、履歴書作成はなるべく簡略したいと考えたのです。
写真代が高いのもネックでした。自宅プリンターで印刷するにも写真用紙は少し高め。そして何より、写真をキレイに1枚1枚わざわざ切って貼る面倒作業が100枚もあるのかと、考えるだけで気が遠くなりました。
いや、そもそも、何で、履歴書と写真、
別々の紙で2回に分けて印刷して、切って、貼る必要あるの……??
だから、写真画像はパソコンに取り込んで、文字は打ち込んで、全てを1枚の紙に一体化させて、直プリントして、転職活動しました。
ちなみに、私は会社を選べる立場では無かったです。人よりも勉強ができず、頭は悪いほうで、たぶん当時の英語は中1レベルで、学歴も残念な偏差値。やる気や健気さのアピールで転職できる年齢でもありませんでした。
普通に考えれば、みんなと同じようなスーツを着て、履歴書の一般的マナーを守って「頑張って中身で勝負」するのが当然なはずですが、私はハナから勝てないスカスカな中身なのが、かえって幸いだったのかもしれません。
それで結局、最初に選んで準備した12~15社位にまず応募して、その内10社程、内定を頂いて、上場大手は数社内定がとれて、100枚書かずに済みました。(自慢やマウンティングではなく、その全プリント履歴書の有効性をご紹介する目的で、過去の事例を書いてます)
大手の中途採用は、書類審査を通ってからの一次面接がグループ面接なのも(少なくとも当時は)珍しくなく、まるで学生みたいに3分間アピールだの、グループでディスカッションまでやらせる企業もあり、大手の中途競争率は割と高かったのではないかと思います。
あれだけ応募者がいたのに内定1名だったので、中堅クラス正社員採用は当時の大手企業はどこも慎重だったのかもしれません。
業界最大手だった某企業へ正社員入社した時は、管理職候補としてでした。私には不相応にも関わらず、入社前から会社役員の皆さんとの顔合わせに会食の機会まで頂いて、手厚く迎えて頂けました。(内定数が多いと、中途採用でも囲い込みで会食を打診してくる企業は多かったです)
こんな私でも、そんな非常識な履歴書でも、そのように上場大手企業数社から手厚い正社員内定を頂くことができたので、世の中の常識は、いつも少し疑ってもいいかもしれません。今の時代は、尚更そう思います。
写真も一体化させた1枚の自宅プリント履歴書でも支障無い場合もあるのですからね。(←注:推奨しません。一切責任持ちません)
では具体的に、なぜ写真も履歴書に直でペロッと自宅プリントした1枚で済ませても、面接や選考で問題視されなかったかというと、理由は、
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