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webのお仕事をするごく普通の会社員。そんな会社員が非日常をいかに楽しむかを考えながら書いていきます。

マガジン

  • とあるガン患者の憂鬱

    ガン患者といっても千差万別。同じ部位でも同じステージでも、たどる道はその人それぞれオンリーワン。ここは、そんな道のうちの一つの記録。

最近の記事

第1回戦

さて。またも間があきましたこんばんは。私です。 約1ヶ月ぶりの投稿ですが、今回からは当時のメモ片手に記憶を頼りに書いていきます。 ホント・・・必死だったのだなー・・・。 2019年1月17日。 絶対に1月中にはカンバックするけんね!! と周囲に宣言しつつ、第1回目の抗がん剤投与のための入院生活をスタートさせた。 今回の入院期間は、「いつまで」という期限が曖昧だった。 18日に第1回目の抗がん剤投与を行い、1週間は副作用やその人の抵抗力がどこまで下がるか、などの検査観察の

    • 第3ラウンド

      ※婦人系病気の手術後のお話です。それ系の話がもちきりです。 2ヶ月近くも更新が止まってしまいました。 待ってる方がいらしたら、おまたせしてすみません。 仕事と治療と左右される体調にいっぱいいっぱいで、書きたくてもかけなかった日常でした。 ようやくめどが立ちました。 下書きはなんとなく書いてたので、それを拾いつつ始めます。 年末年始を自宅で引きこもってまったり過ごし、仕事始めと一緒に退院報告し、さも普通の人に戻ったかのように振る舞って1週間後。 摘出した子宮近辺の病理結果と

      • 心因性吐き気に効果てきめんなお薬ってないですか😢

        • 自己紹介

          まぁ、「戦闘中」(=闘病)ブログをポツポツ書いていますが、考えてみたら私プロフィールを詳しく書いてないな~と思ったので、聞かれてないけど書いてみます。 ブログの中身にてばらしているところもありますけど。 【名前】 一応”くーみん"という名前でいようかなーと思ったのですが、未だ模索中。 【職業】 Webデザイナー(仮) 「(仮)」がつく理由としては、デザインするといってもそんな画期的かつドラマチックな作品を手がけるわけではないのと、もともとプログラマーだったこともあり、デザ

        第1回戦

        マガジン

        • とあるガン患者の憂鬱
          11本

        記事

          ふたつの魔物・その2の4

          そういえば前回書いた「子宮内膜全面掻爬」の時に初めて手術室というのに入ったんですよ。 ほら、中央に患者さんが寝るベッドがあって、上にまばゆいライトがあって… 「うっわードラマじゃ~ん…」 とのんきに見てる私(車椅子に乗ってる)についてきてくれた若い看護師さんが、 「どんなドラマでみました?」 と尋ねてきたのですが、ここ最近医療ドラマってあんまり見てないなあということに気づいて、うーん…と考えて出てきた答えが 『振り返れば奴がいる』(織田裕二氏・石黒賢氏主演)。 看護師A「え

          ふたつの魔物・その2の4

          よりみち話「2月4日は世界がんデー」だと知った日。

          こんばんは! 只今絶賛ガンと向き合ってる私です! こんばんは!! 日頃ぽつぽつと対ガン戦闘記(私的に"闘病"ってノリじゃないし、嫌だなと思ったので、なんとなく"戦闘"って思うようにしてます)を書いていますが、今日がそんな日だったなんて知らなかったので、ちょっと思いつきだけでだだだーっと書いてみます。 以前の記事でも書いてますが、私の母方がガン家系なんすね。 祖父や祖父の兄弟姉妹はみんなガンで40〜50代で全滅。母も何度もガンを乗り越えたがんサバイバー。 そんな血を引いた私も

          よりみち話「2月4日は世界がんデー」だと知った日。

          ふたつの魔物・その2の3

          ↑このタイトルに自分のセンスのなさを感じます。泣ける・・・! 年末のお仕事が着々とやってくる12月中旬。 「何かあったらスマホで呼んでください、ノートPC持ち込みますんで!」と気合を入れている私は、「仕事なんて忘れて治療してくれ頼むから!!」という上司や「仕事は私たちに任せて!」と言ってくれた先輩後輩に後を任せ、一足先に仕事納めをして病院に乗り込むこととなる。 今回は長くなるので、入院までの話をします。 入院までの間で、飛び飛びでいろいろと検査を受けた。 リンパや他の器官

          ふたつの魔物・その2の3

          あ、私「闘病中」っていうの、自分の中でなんか違うなと思ってるんですよね。なんというか、むしろ「戦闘中」って言ったほうがなんか自分っぽいって気がする。ただ単純にそういう言い方のほうがカッコいいってだけの単純な理由なんですけどねw

          あ、私「闘病中」っていうの、自分の中でなんか違うなと思ってるんですよね。なんというか、むしろ「戦闘中」って言ったほうがなんか自分っぽいって気がする。ただ単純にそういう言い方のほうがカッコいいってだけの単純な理由なんですけどねw

          ブログの続き書きたいけど、職場復帰したらやることがたまってる・・・(泣)忘れておぼろげにならないうちにまとめたいよー。ちくしょー(泣)

          ブログの続き書きたいけど、職場復帰したらやることがたまってる・・・(泣)忘れておぼろげにならないうちにまとめたいよー。ちくしょー(泣)

          ふたつの魔物・その2の2

          …治療を受けながら時系列に書くのって難しい。 というわけで、この記録には若干端折ってたり時系列が前後してたりしてますが、概ねこんな感じということで 全編渡って婦人系の病気注意です。 『次回はもう少し詳しく見ますので』 覚悟しろ、と言われて数ヶ月後。 再度詳細な子宮内膜の検査に臨んだ。 今回は上下左右という部分ではなく、全体的にまとめとる、というやつらしく…聞くだけで気が遠くなりました。 特定の場所ではなく、取れる限りの場所をまとめとるという方法で、どの部分からはわからない

          ふたつの魔物・その2の2

          ふたつの魔物・その2の1

          さて。もう一つの魔物。 これは、現在進行系で対戦している相手でもある。 ※ここには、ほぼ婦人系の病気に関する記載が散りばめられています。 第1の魔物(というよりこの時点ではただのポリープ)を発見した日と同じ日に、子宮がん関連の検査も受けた。 人間ドック時に受けた子宮頸がん検診は子宮の入り口…というより出口、というか…とにかく「おかしな細胞がみつかったよ」という程度なので、この時点では子宮頸がんであるかただの異常なだけなのか、それすらわからないという状態であった。 ただ、私

          ふたつの魔物・その2の1

          ふたつの魔物・その1

          2018年5月末。 人間ドックの散々な結果と紹介状を持参し、別の大きな総合病院へ精密検査を受けるべく向かった。 大きな総合病院=仮にK病院とする=は、以前母の度重なるがん治療でお世話になったことがあり、個人的には馴染みのある病院でもある。入院中の母の見舞いを受付時間ギリギリで面会手続きをし、面会終了時間ギリギリまで母と話をし、まとめられた洗濯物を持って帰宅し、へろへろになりつつも晩ごはんを自炊する…そんな時代もあったねと今なら笑ってry まさか親子揃ってこの病院に世話になる

          ふたつの魔物・その1

          あえて言おう!「元気だと思ってても人間ドックは受けろ!」と!!

          特に女性は乳がん・子宮がん検診は受けるべきです。 自覚症状があろうがなかろうが。 ※というわけで、この記事はほぼ婦人科系の病気について記載があります。 2018年4月、人間ドックを受ける時点での私の自覚症状は  ・運動してない(むしろ嫌い)  ・ぽっちゃr…肥満(菓子食い過ぎ)  ・便秘知らずで腹がゆるい(過敏性腸症候群)  ・偏頭痛(デスクワーク職業病)  ・肩こり(デスクry  ・不眠症(病院で対応中)  ・鬱(病院でry  ・ストレス(人間社会が嫌い)←コミュ障  

          あえて言おう!「元気だと思ってても人間ドックは受けろ!」と!!

          このタイミングで受けなかったら数年後は大変なことになっていただろうと周囲から言われた「軽い気持ちで受けたもの」

          2018年4月。 勤務先の規定に「条件をクリアしたら人間ドックの費用をある程度なら負担してあげる!」(意訳)というものが追加された。 たまたまその条件をクリアしていた私。軽い気持ちで人間ドックを受けることにした。 もともと、会社の健康診断には不満があった。 「日頃自覚している症状にチェックをしてください」 というシートが毎年配られるが、偏頭痛、腹痛、ストレス・・・どれだけチェックを入れても考慮されない。身長・体重・視力・・・検査項目は学生時代のそれと変わらず、「希望があれば

          このタイミングで受けなかったら数年後は大変なことになっていただろうと周囲から言われた「軽い気持ちで受けたもの」

          前説

          私の母はかなり厄介な遺伝子を持っている。 母の父=私の祖父は、胃がんで50代半ばでなくなった。 6人もいた祖父の兄弟姉妹は、すべてガンでなくなっているという。 男性は消化系(大腸・胃)、女性は婦人系(乳)。みな40〜50代で。 そして母も、40〜60代にかけて、何度かガンを乗り越えている。 そんな血筋を、私は半分受け継いでいる。 ガンになる可能性は、遺伝的な部分にも左右されるという。 私は、普通の人より"なる"可能性が遥かに高かった。 (ちなみに父方は、幼い頃ある事情により