このタイミングで受けなかったら数年後は大変なことになっていただろうと周囲から言われた「軽い気持ちで受けたもの」
2018年4月。
勤務先の規定に「条件をクリアしたら人間ドックの費用をある程度なら負担してあげる!」(意訳)というものが追加された。
たまたまその条件をクリアしていた私。軽い気持ちで人間ドックを受けることにした。
もともと、会社の健康診断には不満があった。
「日頃自覚している症状にチェックをしてください」
というシートが毎年配られるが、偏頭痛、腹痛、ストレス・・・どれだけチェックを入れても考慮されない。身長・体重・視力・・・検査項目は学生時代のそれと変わらず、「希望があれば健康のためのアドバイスを受けたい」というのにチェックを入れても、やってくるおじいさん医師は「身長●cmで体重●kgですかー…ちょっと痩せなきゃねー」と、そこらのカウンセラーでも言えそうなことを言う程度。前述の自覚症状チェックシートは華麗にスルーされる。
さらに問題に思うことが、血液検査や尿検査が昼食後に行われること。尿検査はなにやらリトマス試験紙みたいなものを湿らせる程度(その場で捨てられる)。血液検査も平常時の数値を見るわけではない。
医学的知識はあまり自信がないが、
「そんな時間帯に尿検査や血液検査をして大丈夫か」
「大丈夫だ、問題ない」
なんて会話が成立するとはとても思えなかった。
さらに個人的な心配事もあった。
※ここから婦人科系の話が含まれます。そのあたりの病気の話に嫌悪がある方はご注意を。
いつ頃からか忘れたが、月のものの合間…ちょうど排卵期あたりになるが、1〜2日ほど軽めの出血が見られるようになった。
やや心配になったがそこは情報あふれるネットの世界。まずはグーグル先生に相談してみた。
以下、調べた結果こんな感じであった。
「女性の体はとてもデリケート。月経時以外に出血があったら不安にもなりますよね! でも貧血を伴う多量だったりひどい腹痛を伴うものでなければ大丈夫!それは排卵時出血というもので、微量であるなら不安になることはありませんよ!」
私の出血はおりものにちらっと色が付く程度。生理痛もない。貧血ではあるが、もともと子宮筋腫があったため(膀胱に近い場所にあるのは5年くらい前から判明していた。医師いわく「月経時に尿意が近くなるかもですねー」とのことで、事実そのとおりだった)、その影響であろうと考えていた。
というより、実のところ、子宮系統の検査を受けたくなかった。
数年前、何かの機会に子宮頸がんの検査を受けたことがあるのだが、とにかくあの場所ですること、されること何もかもに嫌悪感があった。
特殊な椅子に座って足を広げさせること。
身内にも見せないような箇所を第三者に見せること。相手が男性なら尚の事。
なにか細い管(?)を突っ込まれてかき回される(感触がある)こと。
カーテンで遮られているので自分からは何をされているかわからないこと。
その何もかもが嫌だった。
…まあ、この検査が好きっていう人は、私の周囲には一人もいませんが。
だが、母に中間出血の話をした折、当然だが怪訝な顔をされた。
「年も年なんだし、気をつけたほうがいいんじゃないの?」と。
(母は子宮筋腫の場所が悪く、早めに子宮を摘出していたため、中間出血の経験がなかった)
そんな折にやってきた、人間ドック費用負担制度。
安く済むならちょっとやってみよう。
そんな軽い気持ちで受けた人間ドック。
朝食をぬいて挑んだ、正常時の血液検査、尿検査。
久々に受けた検便…
そして初めて受ける胃カメラ検査。麻酔でぼんやりだったが、「おもしろかった!(語彙力不足)」という感想が出るくらい楽しんでやっていた。
その他しっかりと問診もあり、時間はかかるが詳細結果がきちんと出る。
初めての人間ドックだったので、基本的セットに乳がん・子宮頸がん検診のオプションをつけても、会社負担のおかげで金銭的に悩むことはなかった。
最後には、「また受けに来てくださいねー!」と、担当してくれた看護師と意気投合するぐらいまでに仲良くなっていた(社交辞令)。
だいたいどのあたりが引っかかるか、というのは検討がついていた。
子宮筋腫から来ている(?)貧血。ストレス解消でつい多く食べてしまうために増えた体重。その他あれこれ・・・
まあ、いろいろ言われるだろうが、だいたいわかっている・・・つもりだった。
が、ここまでの結果が来るとは思わなかった。
続く!