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3月22日 日本のミネラルウォーターの産地、シェア3位は意外なあの県!?

はたらくおとな向け。普段の仕事と無関係なケーススタティで頭の体操。
普段の仕事を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
考えるための質問例がこちら。

→水。差別化が難しい商材と考えられるが、メーカーはどのようなマーケティングを行い、消費者はどのような選択を行なっているのだろうか?


1992(平成4)年の国連総会で決定し、翌1993(平成5)年から実施した「地球と水を考える日」です。
地球的な視点から水の大切さ、貴重さを世界中の人々がともに見詰め直す日とされています。


記念日の趣旨からすると水資源の確保などが正しいのでしょうが、今回は身近なところでミネラルウォーターについてみていきます。

まず、そもそも「水と安全はタダ」という日本で水を買うようになったのはいつ頃からなのでしょうか?

サントリーHPによると、ミネラルウォーターは1980年代の健康意識の高まり、水道水の質の問題、海外旅行でミネラルウォーターに触れたこと、などによって家庭用の市場が立ち上がったそうです。途中、1994年の猛暑・水不足や災害時の備蓄意識の高まりもあり、市場は拡大を続けました(下図)。

上記のデータは12年までですが、2019年までのデータもありましたので転載します(食品産業新聞社)。

2019年は20年ぶりの前年割れとなっていて、これは冷夏と価格改定が要因です(2018年は猛暑で10%以上伸びた揺り戻しもありそうです)。ただし、金額ベースでは増加しており、2019年のミネラルウォーター市場規模は、約3,200億円となっています。

このミネラルウォーターの一人当たり消費量ですが、諸外国に比べると少なく、水道水の質が高い日本の特質が現れています(同新聞社)。

ミネラルウォーターのうち、1割弱は輸入品です。
国別では、以下のようにTOP3で9割以上を占めています。
☑️ 1位 フランス 55.1%
☑️ 2位 アメリカ 32.1%
☑️ 3位 イタリア 6.3%

ちなみに、国産のミネラルウォーターの生産地、何県のシェアが高いでしょう?
1位はなんとなく予想つくと思いますが、TOP3は以下の通りです。
☑️ 1位 山梨県 40.7%
☑️ 2位 静岡県 15.4%
☑️ 3位 鳥取県 9.5%

(いずれも出典は日本ミネラルウォーター協会HP


家庭用の水、というと、自宅にサーバーを置き、そこに詰め替え用のボトルが届けられる、宅配水という商品もあります。

日本宅配水&サーバー協会」によると、2007年には280億円だった市場規模は、2021年には1,816億円、2022年推計は1,930億円となっています。

牛乳なども含む日本の飲料全体の市場規模は約5.1兆円ですので、「水」関連市場はその1割を占める存在、ということが分かります。

→水。差別化が難しい商材と考えられるが、メーカーはどのようなマーケティングを行い、消費者はどのような選択を行なっているのだろうか?


最後までお読みいただきありがとうございました。
頭の体操になれば嬉しいです。

もう1年以上同様の投稿をしています。かなり溜まってきました。
へぇ〜というものがあると思いますのでご興味あれば過去分もご覧ください。


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