3月10日 成長を続けた新幹線、今後どうなる?
今日は何の日?をビジネス視点で掘り下げ「頭の体操ネタ」にしています。
今日の「頭の体操」用質問例はこちら。
1975年(昭和50年)のこの日、「ひかりは西へ」のキャッチフレーズのもと、山陽新幹線・岡山駅~博多駅間が延伸開業し、山陽新幹線が全線開業した「東海道山陽新幹線全線開通記念日」です。
新幹線。
以前は出張も多く、年間で数え切れないほど乗っていましたが…
東京駅から博多駅まで、総延長は1,069.1km、約5時間です。
1975年の全線開通時は、6時間56分だったそうですから、この46年で約2時間、3割近くも短縮したことになります。
1987年に国鉄からJRに移行して、東京駅から新大阪駅までをJR東海が、新大阪駅から博多駅からまでをJR西日本が経営をする体制となっています。
その推移をそれぞれの推移を両社の会社案内から見てみます。
まず東海道新幹線(JR東海)。
次に山陽新幹線(JR西日本)。
資料の粒度が合ってないので分かりにくいのですが、
東海道新幹線(JR東海)は、1987年の1.15億人程度から、2018年には1.65億人
山陽新幹線(JR西日本)は、1988年に2,839億円だった売上が2018年には4,477億円
とそれぞれ順調に伸びてきていたことが分かります。
そこに今回の感染症による移動の減少、インバウンド需要の消滅が直撃しました。
2021年度第三四半期決算(2020年4月〜2020年12月の9ヶ月間)でみると両社の新幹線からの収入は以下の通り激減しています。
直近の2022年度第三四半期決算(2021年4月〜2021年12月の9カ月間)では以下の通り3割前後の回復となっています。
ところが、1月は再び減少傾向です。
両社の決算資料から推移を見てみます。
<JR東海>
<JR西日本>
両社の運賃収入における新幹線の割合は、JR東海が88%(2021年度通期)、JR西日本が43%(2022年度第三四半期累計)となっていて、JR東海の新幹線依存度が際立ちます(下図:JR東海HPより)。
最後までお読みいただきありがとうございました。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。
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