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4月20日 青年海外協力隊の「青年」は20歳から何歳まで?

はたらくおとな向け。普段の仕事と無関係なケーススタティで頭の体操。
普段の仕事を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
考えるための質問例はこちら。

→青年海外協力隊。分断が進む今こそ重要な取り組みと思えるがどのようにすればより良い形で国民の協力、理解、認知が進むだろうか?


1965年のこの日、青年海外協力隊(JOCV)が発足した「青年海外協力隊の日」です。青年海外協力隊では、アジア・アフリカ・中南米を中心とする発展途上国の国作りを支援する為に多くの人がボランティアとして活躍している。

青年海外協力隊。
調べてみたらJICA(独立行政法人国際協力機構)が行っている事業の1つでした。

まず、全体像から見てみましょう。
日本が海外に対して行っている経済協力や政府開発援助は以下のようになっています(JICA国際協力機構年次報告書2021)。

この中でJICAは二国間支援の中核を担う機関で以下のような事業を展開しています(出典:同)。青年海外協力隊は一番下の「市民参加協力」に分類されています。

全体像が分かったところで資金面も確認します。
JICAの2020年度事業規模は1兆5,666億円、と大変大規模です(下図:出典同)。

この内訳が以下の通りなのですが、青年海外協力隊/海外協力隊派遣は38億円となっています(下図:出典同)。2019年度の82億円から半減以下、ですね。

では、いよいよ青年海外協力隊について見てみましょう。
以下が定義(?)です(出典:JICA海外協力隊事業概要)。

「青年海外協力隊」、というのは、「海外協力隊」の、「一般案件」の「20〜45歳の方」を言うんですね。

活動の内容は以下の9つの分野があるそうです(出典:同)。

新規に派遣されるの数の推移は以下の通りです(青年海外協力隊/海外協力隊派遣実績)。2010年には1,708人だったのですが、年々減少し2019年には999人、コロナ禍の2020年には10人となっています。

派遣される地域は以下の通りです(出典:同)。こちらのコロナ禍で帰国せざるを得ない方も多く、2021年9月時点で26カ国155人の方が活躍されています。

ずいぶん昔から「青年海外協力隊」という言葉は知っていましたが知らないことばかりでした。

最後に、JICAの広報誌「mundi」(ラテン語で「世界」)がなかなか充実した内容だったのでご紹介します。


→こうした地道な活動が日本への信頼に貢献していることも多いにあるだろう。一方で、あまり国内では知られていない(私だけかもしれないが)。分断が進む今こそ重要な取り組みと思えるがどのようにすればより良い形で国民の協力、理解、認知が進むだろうか?


最後までお読みいただきありがとうございました。

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