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7月6日 国産ピアノは100%○○県で作られている。

普段の仕事と無関係なケーススタティで頭の体操。
視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
考えるための質問例はこちら。

→ ニューノーマル、ではこれまでにない商品やサービスが出てくる、という方向もあるが、楽器のように、復活マーケット、見直しマーケット、というのも大きいかもしれない。他にどのようなマーケットが考えられるだろうか?


1823年(文政6年)のこの日、オランダ商館医となるドイツの医師シーボルト(Siebold、1796~1866年)が日本に初めてピアノを持ち込んだとされることに因んだ「ピアノの日」です。

ピアノ。
調べてみました。

まず、ピアノのグローバルでのシェアはヤマハ、カワイの2社が1位、2位だそうです。正確な統計が見つからなかったのですが、ヤマハのHPでは以下のようなグラフがあります。ピアノでは4割ほどのシェアを持っていることが分かります。

そしてこのピアノ、国内生産は全て静岡県で行われています(静岡県HP)。


出荷台数も出荷額も減少を続けていましたが、近年では回復傾向となっていることが分かります。

コロナ禍で楽器を再開する人が増えたこともあるようです。


では、ピアノメーカーの2TOP、ヤマハとカワイの2022年3月期の決算を見てみましょう。

ちなみに、ヤマハの創業以来の累計生産台数は約640万台、カワイは約280万台だそうです。すごい数ですね。それまで手作りで少量生産品、高価だったピアノを機械生産も取り入れて均質で安価に大量に提供することで成長してきたのが日本のメーカーなのです。

まず、ヤマハ

ピアノ以外も含む楽器事業の売上高が2,390億円

うち、ピアノが641億円(前期比114%)

地域別売上高。非常にバランスが良いですね。

次に、カワイ。


次にカワイ

楽器という事業ではなく、「楽器教育」というカテゴリになっているのが特徴で、690億円(前期比125.2%)です。

同社は「鍵盤楽器」という、ピアノとデジタルピアノを合算した業績のみ公表しているのですが、合計で454億円となっています。差分の235億円は音楽教室等の「教育」事業と考えられます。ちょっと驚きました。

両社とも海外の売上が大きいことがわかります。特にカワイは中国の売上が大きい点が特徴です。



最後までお読みいただきありがとうございます。

1つでも皆様の頭の体操になるものがあれば嬉しいです。

一昨年7月からこうした投稿を続けてきました。以下のマガジンにまとめています。ご興味がありましたら覗いてみてください。



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