見出し画像

6月16日 4,276億円ある和菓子市場を倍増させるには?

はたらくおとな向け。普段の仕事と無関係なケーススタティで頭の体操。
普段の仕事を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
考えるための質問例はこちら。

→和菓子。伝統を守ることも大事だが、今後技を伝承していくためにも売上確保は必要なことを考えると、どのようなマーケティングが考えられるだろうか?


東京都渋谷区代々木に事務局を置き、和菓子業界の発展・向上を図る全国和菓子協会が1979年(昭和54年)に制定した「和菓子の日」です。
西暦848年(承和15年・嘉祥元年)、仁明天皇が御神託に基づいて、6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えて、疫病を除け健康招福を祈誓し、「嘉祥」と改元したという古例にちなみます。


和菓子。
お菓子は巣篭もり消費で伸びていると聞きますので、伸びているのでしょうか?

まず、お菓子といってもさまざまありますが、どれくらいの市場規模があるのでしょうか?

全日本菓子協会の菓子統計資料によると、2021年の菓子市場は3兆2,975億円となっています。その内訳が以下の通りで、5,520億円のチョコレート、4,570億円のスナック菓子、に続いて和菓子は4,276億円と3位を占めています。

さすがの規模、というところですが、実はコロナ前、2019年は4,650億円でしたので、まだ完全回復には至っていません。

2020年の急減の理由ですが、1つはインバウンド需要がなくなったこと、もう1つが、その販売チャンネルで、まちの和菓子屋さんはさほど落ち込まなかったところが多かったそうですが、和菓子は比較的デパートやターミナル、観光地などの店舗が多く、休業などの影響で大きく落ち込んだこと、です(出典:矢野経済研究所HP)。


今回は、多くの和菓子に使われているについて調べてみました。

まず、つぶあん、こしあん、と言いますが違いをご存知でしょうか?
知ってるよ、と思ったのですが、日本あんこ協会によると実は4種類あるのです(出典:独立行政法人農畜産業振興機構HP)。

餡ができるまでの流れは以下の通りです(出典:農畜産業振興機構HP)。工場で大規模に作る例ですが、手順は一緒です。


餡の材料となる小豆ですが、公益財団法人日本豆類協会によると、日本国内での生産実績は4.2万トン、輸入が2.2万トン(2021年)と国産が多くなっています。


最後に、何でも季節に限らず食べれる世の中になりましたが、季節ごとに楽しませてくれるのが和菓子です。

老舗虎屋さんで本日6月15日まで売っている(た?)こちら。

紫陽花」というお菓子です。

そして、明日から発売されるのが、こちら。

「木陰の水」というお菓子です。

こういうのが和菓子、ですね。
(個人の感想です)




最後までお読みいただきありがとうございます。

頭の体操ネタが1つでもあれば嬉しいです。


このような投稿を一昨年7月から続けています。
以下のマガジンにまとめていますので、よろしければ覗いてみてください。



この記事が参加している募集

#最近の学び

181,254件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?