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朗読

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朗読ありの記事をまとめています。
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朗読LIVE 144 斑鳩物語(4)

朗読LIVE 144 斑鳩物語(4)

菜の花の中の二人の姿の描写が美しい。二人で何を話して泣いたり笑ったりしていたのか。
切ない…。はよ、はっきりせぇよ! 了然!

斑鳩物語(4) 高浜虚子
朗読は、1分過ぎからです。

↓アーカイブもあります↓

(最初にミスしてしまって、あわわわっとなってしまった…。取り直したい…。せっかくの良いシーンなのにー!)

朗読LIVE 143 斑鳩物語(3)

朗読LIVE 143 斑鳩物語(3)

中、に入りました。上中下という区切りは近頃あまりお見かけしませんので、中だけ言うと、なんのこっちゃという感じもいたしますが。

法隆寺の修理にずっと携わっておられた宮大工さんのお話がとても印象深くて、奈良のお寺の話になると頭に浮かぶ。あの時代の柱は、礎石に合わせて削ってあるそうで、接着するためのものは何もないらしい。どうやって削ったのだろう。あらかた削って、立てて、微調整を繰り返すのかな。
しかも

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朗読LIVE 142 斑鳩物語(2)

朗読LIVE 142 斑鳩物語(2)

上の後半。
サービス精神旺盛なお道さん、あっちのお山、こっちはあれでと楽しそう。
今カラスの飛んでいる下、という場所指定がのどかだ。

斑鳩物語(2) 高浜虚子朗読は、1分過ぎからです。

https://stand.fm/episodes/66245fac5bdc6f690979c219

https://www.aozora.gr.jp/cards/001310/card49627.html

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朗読LIVE 141 斑鳩物語(1)

朗読LIVE 141 斑鳩物語(1)

出張先で泊まった旅館の中居さんが元気いっぱいのええ子でさー、っていうお話。
4、5回に分けてお届けします。

斑鳩物語(1) 高浜虚子朗読は、1分25秒あたりからです。

↓アーカイブもあります↓

朗読LIVE 140 余と万年筆(後半)

朗読LIVE 140 余と万年筆(後半)

オノト、というブランド名が出てくる。
これはすでに製造されなくなった、イギリスのデ・ラ・ルー社が発売していた万年筆だそうである。中古品でも結構良いお値段が付いていてびっくりした。人気にあやかって、漱石モデル(丸善オリジナル・ストリームライン・オノトモデル)なんていうものまで販売されているらしい。
こういう、越えられない名品というのは何なんだろう。職人技だから? 一度使ってみたいような、でも、それし

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朗読LIVE 139 余と万年筆(前半)

朗読LIVE 139 余と万年筆(前半)

17世紀からインキを蓄えられるペンはいくつかの方式が発売されていたらしい。1884年にWater manが実用的な万年筆の仕組みを考案し、これが日本に入ったのが1895年、明治末期に普及した。1909年ごろには軸もペン先も国産されるようになる。昭和に入ると国内メーカーの商品が輸出され、1940年には世界の生産量の半分を占めるまでに成長した。その後他の筆記具に押されて減少している。
以上、ちょいちょ

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朗読LIVE 138 温情の裕かな夏目さん(後半)

朗読LIVE 138 温情の裕かな夏目さん(後半)

夏目さんは、色に敏感らしい。
ブリュブラクって何のことかと戸惑ったけれど、多分ブルーブラックのことだろう。これだと帳面を付けているような気分になるとか。それくらい日常的に万年筆を使っていたということなのか。
違う色のインキは、日常と離れるための道具なのかもしれない。

温情の裕かな夏目さん(後半) 内田魯庵朗読は、40秒あたりからです。

https://stand.fm/channels/607

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朗読LIVE 137 温情の裕かな夏目さん(前半)

朗読LIVE 137 温情の裕かな夏目さん(前半)

人の話を聞けるというのは、大変に素晴らしい力だと思う。ただうんうんと聞くのでなく、自分も話す。上品なユーモアを交える、これまた上級である。しかもわざとらしくなく。いったい、どんな会話がなされていたのだろうか。
漱石は気難しいというような談もあるわけだから、この筆者は、話を引っ張り出すのも、お願いするのも上手な人物であったのだろう。
私自身は大概は話し過ぎてしまうという自覚があるので、つくづく、難し

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朗読LIVE 136 花のき村と盗まれ人たち

朗読LIVE 136 花のき村と盗まれ人たち

久々のへいたさんのパスティーシュです!
※お待たせしました! へいたさんの記事公開されましたので、下のリンクから訪ねてくださいね。

今回は、新美南吉の花のき村と盗人たちを題材に、村役人側に視点を変えて書かれています。

良いところばかりでない、というか、そこをちょっと自嘲する感じがいいなぁと思うのですよ、まぁ、そういう自分も嫌いでない感じ。
善人か悪人かって、そういうところじゃないかと思ったりも

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朗読LIVE 135 文房具漫談(後半)

朗読LIVE 135 文房具漫談(後半)

朗読は、1分ごろからです。

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文房具へのこだわり、前半は特に毛筆愛であったが、後半は、原稿用紙。日本紙、西洋紙を使い分けているというだけでなく、自分で罫を刷っていたという。いつでも、どこでも手に入れられる色に落ち着いて安心。旅先でも困らないように版木を旅の荷物に入れていたとか。
今は、ノートパソコン一つで、いつでもどこでも、だろうか。スマホ一つでも用が足りてしまう。
考え考え、書いて

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朗読LIVE 134 文房具漫談(前半)

朗読LIVE 134 文房具漫談(前半)

朗読は、55秒あたりからです。

🔗原典、アーカイブは、下にリンクがあります!

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文房具好きである。
町の文房具屋さんだと、まごまごしているように見えると、おばちゃんが助けてくれてしまうので(もしくは不審な目を向けられるので)、あまりゆっくりしていられない。百貨店の文具コーナーになると、なんだかちょっと落ち着きすぎて(お店によっては、非常にオーソドックスなものしか並んでおらず)

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朗読LIVE 133 あんぱんあはは

朗読LIVE 133 あんぱんあはは

あんぱん好き。
昔はこし餡じゃなきゃ食べられなかった。と言うよりあんぱんはそんなに好きでもなかった。
でも今は、パン屋さんに行けば、取り敢えずビール並みに、取り敢えずあんぱんをトレーに乗せてしまう。すぐに食べない時は冷凍庫へ。そして、カチカチに凍ったのをトースターで焼く。外はカリッとパンはふわっと、中はまだ半分凍っている、くらいで食べる。これがまた美味しい(ちなみにどら焼きも同じようにするの大好き

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朗読LIVE 132 竜(4)

朗読LIVE 132 竜(4)

全くの大嘘が本当になってしまう。そこに至るまでの、ちょっと担いだろ、という出来心を持った嘘つき本人の心理描写がとても細やかな作品だと思う。

うわ、ほんまに騙されてる?!
そんなわけないやーん、けっけっけ!
はめたったわ。しめしめ。
え? ちょっと待って。そんな噂、よう言うわ。
竜やで、竜、しかも猿沢池。
いやいや、なにこの見物人。本気?
どうしよ、これ、うそでしたー! とか言われへんやん…おばち

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朗読LIVE 131 竜(3)

朗読LIVE 131 竜(3)

猿沢池を目指して集まる人の群れ。
さぁ、いよいよXデーが近い!

竜(3) 芥川龍之介朗読は、2分10秒くらいからです。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card134.html

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