ギリギリ京大生

眠れない 無理に寝ない

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セックスをしても一人(前編)

五月半ばに恋人と別れました。この記事では、彼女との交際と別れのこと、というよりはそれを通して僕が感じた他者と愛し合うことの難しさについて書いてみます。 ※思ったより長くなったので前後編に分けることにしました。変なことしてごめんなさい。後編もそのうち書きます!! 僕たちは割と仲のいいカップルだったし、何かあった時は時間をかけてじっくり話し合える関係でもあったと思います。でも、僕は彼女に出会ってから別れるまでずっと、彼女との向き合い方、距離感について、問題を抱えていました。と

    • 躁鬱の接続・切断論(2週間寝込んだ反省)

      ちょっと躁鬱の話をしようと思います。 とは言っても僕は病院にいって躁鬱(ちゃんとした病名知らない)だと診断されたわけではありません。でも、自分の意思を超えて、めっちゃ元気な時があったり何にも心が動かない日があったりするので、そんな僕なりの、かっこ付きの「躁鬱」の話です。 今、千葉雅也の『動きすぎてはいけない』っていう本を読んでます。ドゥルーズという20世紀の哲学者についての本なんですけど、「接続と切断」というのが中心的なテーマとして扱われています。 この本を読んでて思う

      • 笑いの文脈依存性(小レポートの供養)

        200字程度の小レポートを授業中にだらだら書いてたら完成までに1時間半ぐらい費やしてしまいました。他にやることいっぱいあるのに!!!悔しいのでここで供養しようって訳です。短いのでぜひお読みください。僕が昔漫才をしてた頃の経験をもとにした文章です。 笑いとはフリと裏切りであるとよく言われる。A→Aというフリがあって、つぎもAが来るだろうと予測したところでA→A→Bと裏切ることで笑いが生まれるのだ。古典的な例を挙げると、「べっぴんさん、べっぴんさん、一人飛ばしてべっぴんさん」と

        • ものすごい映像作品を見た話

          いやまじでびっくりしました。感動しました。この興奮が冷めないうちに文章に残したくてこれを書いてます。 いや僕今ね、久しぶりに余裕のある夜だったんで、キャベツとタマネギを切って炒めて、それを白ごはんと一緒に食べながら、パソコンでアンメットの8話を観てたんですよ、で、ドキドキしたり心配したり感動したりキュンキュンしたりしながらエンディングまで見終えて、次回予告も見て、幸せな気分に浸ったままパソコンを閉じようとしました。 するとそのときです。パソコンの画面に、朝の光に包まれなが

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        セックスをしても一人(前編)

          5月の所感いっぱい

          ほんとに思いついたことぽんぽん書くだけです。何も考えず読めると思います。僕のRealに触れてみてください。 今までしんどかったバイトが最近楽しい。ゆとりあるってほんと大事。 20歳になった。全然実感無い。 母と祖母に花をあげた。遅めの母の日のプレゼント。一輪のカーネーションのつもりが、花屋のお姉様のテンションにまんまと乗せられて鉢を2つ買った。5000円以上した。花ってそんな高いんだ。後悔は全くない。 母は「気利くやーん」と言ってた。俺みたいなやつがそんなことしたらもっ

          5月の所感いっぱい

          エモくならない頻度

          ゴールデンウィークに中学時代の友達2人と会った。 当時は同じサッカーチームに所属していて、3年間文字通り苦楽を共にした。良いところも悪いところも、かっこいいところもださいところも、好きも嫌いも、お互いにうんざりするほど知り尽くしてる。気が合うからずっと一緒にいたのか、ずっと一緒にいたから気が合うのか、今となってはもうわからない。わからないぐらい一緒にいたし、わからないぐらい気が合うのだ。 久々に3人で過ごす時間はめーっちゃくちゃ楽しくて、あっという間に過ぎた。俺が1番落ち

          エモくならない頻度

          全部どうでもいいし何も好きじゃないのかもしれない

          数週間前、ある大切な人の言葉がきっかけで気づいたんですよね。家族も友達もサッカーも音楽も勉強もバイトもお笑いも、おれは全部どうでもいいのかもしれないって。厨二病みたいですよね笑 でもほんとに思ったんですよ。その大切な人の言葉を借りれば、全部僕の世界の「外」にある感じ。 もちろん、それらのことを大好きなつもりで生きてきたし、かなりの時間と熱量をかけて向き合ってきました。でも、それでもなお、どこか他人事というか、都合いい付き合い方というか、、上手く言えないけど「外」にあるなって

          全部どうでもいいし何も好きじゃないのかもしれない

          言葉について

          おれは、言葉が世界を、感情を、完璧に言い表せないことが、すばらしいことだと思う。完璧に言い表せないって分かっててもなお俺たちは言葉を使うしかないし、言葉で伝えるしかなくて、なんとか上手く表現しようと日々もがく。それで、完璧じゃないながらもしっくりきたり、誰かと共鳴できたりする。 「どうしても到達できない本質X」みたいな概念って、哲学の分野ではよくあると思う。例えばプラトンのイデアとか、カントの物自体とか。人間は、到達できないって分かっていながらも、そのXを追い求めずにはいられ

          短歌をつくってみました

          2つあります。前者は1年ちょっと前、受験期真っ只中に作ったやつ。後者は今思いつきました。 ーーーーーー 退屈が消えた世界の僕たちは 星に名前をつけるだろうか 花びらをそっとなでるみたいに ToDoリストを下から順番に ーーーーーー 短歌もどんどん読んでちょくちょく書きたいですね。ちなみに青松輝さん(ベテランち)の詩集『4』を持ってます。眠れない夜とかに読んでます。おすすめですよ〜

          短歌をつくってみました

          すきなことば① Mr.Children『やわらかい風』より

          タイトルの通りです。好きな歌詞とか言葉をどんどん挙げていこうと思います。シリーズ化する予定です。 いい歌詞ですね〜 この曲自体も大好きで、風に吹かれながらかつての恋人との幸せな日々をふと思い出す、というミスチルらしい爽やかであたたかい曲です。 で、この歌詞はぜひ時制に注目して欲しいんです。 『君と過ごした〈過去〉時間がある〈現在〉から 僕は恵まれてる〈現在〉って言える』 これ、しれっと歌ってるけどすごいと思うんですよ。 『君と過ごした時間が「あった」から 僕は「恵

          すきなことば① Mr.Children『やわらかい風』より

          来年はどう生きようか

          まだぜんぜん途中だけど、とりあえず公開しまーす 下書きのまま埋もれちゃうのも嫌だし、そもそも文章に完成なんてないのだから!!! 今は2023年の12月27日で、僕は退屈な英語の授業を受けながら、この文章を書いている。あんまりまとまってなくていいから、とりあえず書いてみたいと思った。 あと5日で今年が終わるこのタイミングで。 すごくいろんなことがあった今年を振り返り、ちゃんと大事なものを大事にしながら来年を生きるために。 今年は、自分にとって何が大事かがある程度はっきりした

          来年はどう生きようか

          ハチ

          以下の文章は、愛犬であるハチの寿命がもう長くないとわかったときに、その時の気持ちを整理するために、そして残しておくために、メモのアプリに書いたものです。 半年が経った今読み返してみると、この文章を書いた日からハチが死んじゃった2月2日(ちょうどハチの誕生日)までの期間にとことん悩み、考え、泣きまくったことが、今の自分の原体験だなって強く思います。そういう意味でハチはちゃんと自分の中に残っているな〜、とも。 今読み返すと、どっかで見たことある言い回しとか表現を取ってつけたように

          noteを始める僕の決意表明

          上手な文章を書ける人に憧れる。 人を惹きつける文章を書ける人に憧れる。 言葉を丁寧に紡ぐ人に憧れる。 そんな憧れに少しでも近づけたらなと思い、noteを始めてみました。 僕が文章を書くことが苦手なのは、たぶん、自分の言葉に自信が無いからだと思います。自分の言いたいことが読み手に伝わるのか、自分の文章は読み手にとって面白いものなのか、分からないんです。顔の見えない読み手を想定して文章を書くことが、怖いんです。だから僕は、どこかで聞いた言い回しを使ったり、しょうもないユーモア

          noteを始める僕の決意表明