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【富士登山】一度だけ経験した富士登山!!非常に残念な内容だったのでもう一回富士山に登りたい!!

あなたは富士山の山頂まで登ったことがありますか?

私は一度だけ富士山頂まで登ったことがあります。

ってことで!!

今回は富士山に登った時の話です。

まずは富士登山へと至る経緯からお話したいと思います。

かれこれ30年ほど前の話ですが……

私、関東自動車工業っていうトヨタ車の製造工場で派遣社員として働いていたってことがあり静岡県で住んでたことがあるんですよ。

なぜ自動車工場の派遣社員で働いていたかっていうとそれまで働いていた会社の社長が夜逃げしてしまったんです。

住宅リフォーム会社だったんですが「今、請け負っている工事が終わったらお金が入って来るのでそれまで待ってくれ」みたいな感じの言い訳で三ヵ月ほど給料支払いを引き延ばされていたわけです。

いよいよ給料支払い期日って当日に働いていたリフォーム会社の社長がどこかに雲隠れしてしまったってわけなんですよ。

給料支払いを約束した日に出社してこないってことで社長の自宅に社員全員で行ってみたところ、家財道具なんかは一切無く『もぬけの殻』、まさに絵に描いたような夜逃げだったわけです。

それまで三ヶ月間も給料を貰っていなかったってこともあり、あてにしていたお金が入ってこないって現実を前に非常に困ってしまったわけです。

まぁ今考えれば「社長が約束を守ってお金を支払ってくれる!!」ってな風に思っていた、私を含め社員全員がかなりの甘ちゃんだったってことなんですがね……。

四国の片田舎に三か月分の未払給料をカバーできるような割の良い仕事なんてなかなか無いってこともあり『高給優遇!社員寮あり!』ってな求人広告を見て即座に飛びつき、わずか一週間後には関東自動車で派遣社員として働き始めたってワケです。

ちなみに私同様、新規採用された10人が同じ派遣会社から関東自動車に派遣され同じ日から働き始めたんですが、殆どが「キツイ!!」ってことで辞めてしまい、わずか一ヵ月後には私を含めたった2名にまで減りました。

静岡県の裾野市って所にある社員寮に住んでいたんですが、裾野って言葉のとおり富士山の裾野に位置する市なんで住んでいた社員寮のマンションからは富士山がすぐ目の前にあるかのようにでっかく見えました。

毎日でっかい富士山を見ているうちに、富士山に登ったことが無いってこともあり「せっかく静岡に居るんだから一度くらいは富士山に登らなきゃ!!」みたいな使命感にかられたわけです。

そこで、同日入社10人のうち私以外で唯一残った同僚と「富士山に登ろう!!」ってな話になったわけです。

ちなみにその同僚は福岡出身で九州大学を休学して「学費を稼ぎに来た!!」ってな感じの20歳そこそこの若者だったんで私同様に富士山への登山経験ってのは全くなかったわけなんです。

「富士山に登ろう!!」ってな話になった場合、今だったらネットで情報を集めた上で富士登山に臨むんでしょうが、当時はドコモのガラケーですら無い時代でインターネットなんてモンはありません。

ちなみに富士山って登れる期間ってのがあるんですよね。

基本的に7月初旬から9月初旬ってな感じの雪の心配が要らない時期しか登れません。

私たちの場合は8月の一番暑い時期に登りましたね。

前述のようにネットなんか無い時代ってことで下調べなんか一切せずに登ったわけです。

どんな感じだったかというと……

工場が休みのとある日、朝8時ごろに2人して社員寮のマンションを出発し、電車やバスを乗り継いで、富士山の登山口である御殿場って所の五合目バス停まで行ったわけです。

つまり!!

御殿場口ルートの富士山五合目から、富士山の山頂を目指して登り始めたってことなんですね。

今の私なら、富士登山って途中で一泊して富士山の山頂からご来光を拝むってなイメージがあるワケです。

しかし、当時の私たちにはそういった知識というか意識というかそういったものは全く無く「朝から登り始めて、夕方には帰ってくる」ってな感覚しか無かったわけです。

まずは登り始める前に、到着したバス停で帰りのバスの時間を確認したわけなんです。

帰りのバスの最終時間は『16時すぎ』ってな感じの時間でした。

即ち!!

朝の10時ごろから登り始めて16時ごろにはバス停まで戻って来なければならなかったわけなんです。

富士登山に関して何の予備知識もなかった私たちは「6時間もありゃ余裕だろ!!」ってことで登り始めたわけです。

※実際の御殿場口ルートの所要時間は、登り約7時間、下り約3時間、つまり約10時間とされているので、ホント知識が無いってのは怖いもの知らずとしか言いようがないですね。

けっこう速いペースでドンドンと登っていたんですが、急に気分が悪くなって歩くのもつらくなったんです。

「どうやらこれが噂に聞く高山病ってやつかも知れんな!!」って思ったんですが、帰りのバスは待ってくれないってこともあり立ち止まるワケにもいかないのでペースが落ちながらも登り続けたわけです。

一緒に登っていた同僚も心配して「大丈夫?荷物持とうか?」なんて言って荷物を持ってくれたりもしたわけです。

もっとも荷物っていっても手にぶら下げたコンビニ袋の中に、ペットボトル飲料と富士山頂で食べようと思って買ってきたコンビニ弁当くらいしか入っていなかったわけなんですけどね。

しかし、しばらくそうして登っているうちにいつの間にやら気分が悪かったのは自然と収まっていましたね。

と思えば……

今度はさっきまで元気だった同僚が私と入れ替わるかのように気分が悪くなり登山ペースがガクッっと落ちたわけなんです。

ってな感じのトラブルに見舞われながらも何とか富士山頂まで登り切ったわけなんです。

持参して来た富士山頂で食べる予定だったコンビニ弁当は疲れからか二人とも全く食欲が無かったってこともあり、さらに悪いことには帰りのバスの時間も迫っていたってことから結局は食べずじまいでした。

富士山頂で過ごした時間は結局10分程度、小休止しただけって感じだったですね。

なんせ富士山頂に到着した時点で既に14時頃になっていたんです。

帰りのバスが発車するまでにあと2時間ほどしか無いってことで、帰りは『砂走り』っていうんですか?

その砂地みたいな所を猛スピードで走って駆け降りたワケなんですよ。

その途中、米軍の海兵隊でしょうか?

米軍の訓練の一環なのかレクリエーションの一環なのか分かりませんが、中隊規模といった100人以上の大勢の迷彩服を来た軍人たちが登山競争みたいなイベントでもやっているのか、私たちと同ルートをけっこうな駆け足といったスピードで抜きつ抜かれつしながら下山しているんが前方に見えて来たんですよ。

「そんなイベントの後ろについてチンタラ走ってたんじゃ到底バスの時間に間に合わない!!」ってんでアッという間に追いつき米兵全員をごぼう抜きです。

私たちの駆け下りるあまりにも凄まじいほどのスピードに米海兵隊員たちがあげる、

「 Oh! kamikaze! samurai! harakiri! sushi! geisya! 」

といった感じの驚きの声を背に受けながら、私たちは猛スピードで走りながらの下山を続けたわけなんです。

ずっと走り続けて下山したかいあって、帰りのバスには何とかギリギリで間に合いました。

とまぁそういった感じで、私が今までの人生の中で一度だけ経験した富士登山は非常に慌ただしいものだったわけです。

そのような理由で……

「もう一度富士山に登りたい!!」って思っているわけなのです。

【あとがき】
実際に富士山に登ってみて
「これだけは絶対に対策が必要だ!!」
って感じたことが二点あります。
まず一点目、それは靴です。
私、普通の運動靴で富士登山に挑んだわけですが、普通の運動靴だと砂走りなんかを移動していると靴の中にドンドンと砂が入ってくるのです。
そのため一定時間が経過すると靴の中に大量の砂が溜まった状態となってしまい、走るどころか普通に歩くことすら困難となり、途中で何度か立ち止まって靴の中の砂を除去する必要がありました。
そのような理由で靴は最低でも足首くらいまではカバーされた、登山靴(トレッキングシューズ)のような靴が必須だと感じました。
もう一点、絶対に対策が必要だと感じたのが紫外線対策です。
平地と比較すれば富士山は標高が高いためか紫外線が非常に強いんです。
私、そういった紫外線対策は一切せずに富士登山に臨んだんですが、当然のごとく紫外線にやられてしまい、日焼けで肌が真っ赤になり、一週間くらいは肌がピリピリと痛かったので、紫外線対策は絶対に必要だと感じました。
次回、富士山に登る機会があれば、そうした点に留意して挑みたいと考えています。

また来てね。

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