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日本三大毒草の一つ、その正体とは?

こんにちは、くそにんじんです!

今日は時事健康について書こうと思います。

男性が、トリカブトを間違えて食べてしまって、医療機関へ搬送されたニュースが先日話題になりましたよね。

なので今回は、トリカブトについて取り上げようと思います!

みなさん、トリカブトについて知っていますか?

まあ、こうやって取り上げるほどですから食べてはいけない危険な植物ということはお分かりでしょう。
また、知っている人は毒物が含まれている植物という認識はあると思います。

トリカブトは、ドクゼリ、ドクウツギという植物と並ぶ日本三大毒草
言われています。毒性で言うと植物界では最強クラスです。主に山地の木の陰などに生えています。

トリカブトには、アコニチンという毒があり、この毒は、即効性があり摂取量によっては食べた後、数十秒程度で死に至ることがあります。
中毒症状としては、嘔吐臓器不全呼吸困難などを起こします。
また心停止に至り死亡することもあります。
トリカブトは、以前、保険金殺人事件にも使われています。それくらい強力です。

ここまで聞くと毒性が高いとみなさん思うかもしれませんが、この植物、素手でも触ってはいけません。

皮膚や粘膜からもこの毒は吸収されてしまうので、素手で触ると中毒になることもあります。
今の時期は青紫色のきれいな花がついていないため、ヨモギやモミジガサ、セリなどという植物と外見が似ていて、誤飲による中毒事故がよく起こります。

一方、トリカブトの塊根を乾燥させたものは、生薬の附子(ブシ)として劇薬(内服や注射をして体内に吸収されたとき、人や動物に副作用を起こしやすい医薬品)認定され、漢方薬に使われていたりします。
*附子は毒性が強いため、通常は弱毒処理が行われます。

生薬としての附子の薬効は鎮痛作用や、心機能を強くする強心作用利尿作用代謝促進といったものがあります。

聞いたことがある人もいるかもしれませんが、漢方薬では、前立腺肥大に適応がある八味地黄丸などに含まれています。

私たちは漢方薬として、その成分を少量摂取することもありますが、日本三大毒草としても数えられる植物ですので、山菜取りに行き、トリカブトを間違って、食べてしまうと、まじで死ぬ可能性がありますのでそれだけは気を付けてください。


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