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俳句 作品一覧

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#文学

日に風にまかせる島よわかめ干す

日に風にまかせる島よわかめ干す

季語:若布干す( 三春 ) 現代俳句

若布干すは、刈り取ったわかめを干すこと

素干しわかめ、灰干しわかめ、
湯通し塩蔵わかめなどの加工方法があるそうです

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あさがおよいにしえの京いまの京

あさがおよいにしえの京いまの京

季語:朝顔( 初秋 ) 現代俳句

あさがおは、ヒルガオ科の一年草

咲き終えたあと、種を採る作業も
かんたんに行えてたいへん楽しいです

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腹わたにとどろく滝であってこそ

腹わたにとどろく滝であってこそ

季語▷たき( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
滝のおとは、ずっしりと身にひびいてきます

まいにちがかおりはじめて香水よ

まいにちがかおりはじめて香水よ

季語▷こうすい( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
日本の香水使用量は世界にくらべて大変少ないそうです

芝に寝てすべてわすれていく涼よ

芝に寝てすべてわすれていく涼よ

季語▷りょう( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
公園などの芝に寝ころんでいる方もよく見かけます

それぞれに生きてひとつよ街の虹

それぞれに生きてひとつよ街の虹

季語▷にじ( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
街には思いもつかない仕事・生活等も多々ありそうです

巻き波よサーファー斜め四十五度

巻き波よサーファー斜め四十五度

季語▷サーフィン( 晩夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
巻き波は、立ち上がって巻くように崩れる波のことです

サーファーに妻と子がいて暮の浜

サーファーに妻と子がいて暮の浜

季語▷サーフィン( 晩夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
サーフィン、サーファー、波乗りなど様々に詠まれます

かわらないおもいがひとつ衣更え

かわらないおもいがひとつ衣更え

季語▷ころもがえ( 初夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
5月、6月、もうそろそろ衣更えの時期でしょうか

なにもかも地球に借りて草ぶえよ

なにもかも地球に借りて草ぶえよ

季語▷草笛( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
すべてが地球からの借りものともいえそうです

ほしぞらも旅館のうちか河鹿鳴く

ほしぞらも旅館のうちか河鹿鳴く

季語▷かじか( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
河鹿は、清流などで澄んだ声で鳴く蛙ことです

待ったひと待たせたひとに噴水か

待ったひと待たせたひとに噴水か

季語▷ふんすい( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
噴水、駅前広場や大きな公園などに多いそうです

のぼる土手もう夏芝の踏みごたえ

のぼる土手もう夏芝の踏みごたえ

季語▷なつしば( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
夏芝、暖地型の日本芝は夏につよいそうです

くさぶえを吹く人として静かさよ

くさぶえを吹く人として静かさよ

季語▷草笛( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
カラスノエンドウの草笛はよく吹いて遊びました