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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
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#私の作品紹介

こうだいなへいわなみうつ麦の秋

こうだいなへいわなみうつ麦の秋

季語:むぎのあき( 初夏 ) 現代俳句

麦の秋は、麦が収穫期を迎えるころのこと

作物のゆたかな実りの風景は、
おだやかでへいわな眺めのような気もします

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まじまじと観る戦争よ冷そうめん

まじまじと観る戦争よ冷そうめん

季語:ひやそうめん( 三夏 ) 現代俳句

冷そうめんは、冷水や氷で冷やした素麺のこと

そうめん、ひやむぎ、うどん、きしめん
など、麺の太さによって呼称も変わるそうです

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およぎ出てひとりにひとつ島の海

およぎ出てひとりにひとつ島の海

季語:泳ぐ( 晩夏 ) 現代俳句

およぐは、夏に海、川、プールなどで泳ぐこと

沖縄など南方の地域では
3月4月ごろから海開きをしているそうです

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どの子にもねむるちからよ夏布団

どの子にもねむるちからよ夏布団

季語:なつぶとん( 三夏 ) 現代俳句

夏布団は、夏用の薄手のふとんのこと

肌触りのひんやりとした
冷感布団なども販売されているようです

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さいげつよあともどりなく衣更え

さいげつよあともどりなく衣更え

季語:ころもがえ( 初夏 ) 現代俳句

衣更えは、衣服を夏ものにかえること

着物の夏の衣更えは、袷から単衣に、
単衣から紗や絽などの薄物に、だったそうです

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島じゅうよ青葉若葉のかぜのおと

島じゅうよ青葉若葉のかぜのおと

季語:あおば( 三夏 ) 現代俳句

青葉は、青々としげった木の葉のこと

夏が深まると、木々の葉も
濃いみどりの青葉へと変化していきます

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夏の海すべてゆるしてきらめくか

夏の海すべてゆるしてきらめくか

季語:なつのうみ( 三夏 ) 現代俳句

夏の海は、夏の季節の海のこと

地球の表面の約70パーセントは海で、
陸地は全体的に見てごくわずかだそうです

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おもいでよふときこえだす蝉時雨

おもいでよふときこえだす蝉時雨

季語:せみしぐれ( 晩夏 ) 現代俳句

蝉時雨は、時雨が降るように鳴く蝉の声のこと

蝉の幼虫は、地中で数年すごし
地上で成虫となって数週間程生きるそうです

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君がえらぶあおいかおりよ香水店

君がえらぶあおいかおりよ香水店

季語:こうすい( 三夏 ) 現代俳句

香水は、香りを楽しむ化粧品の一種

香水の香りの変化は、トップノート、
ミドルノート、ラストノートの3段階だそうです

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かっこうのこえ山の声かもしれず

かっこうのこえ山の声かもしれず

季語:郭公( 三夏 ) 現代俳句

かっこうは、カッコウ目カッコウ科の鳥

かっこうも、ほかの鳥の巣に卵を産む
托卵をして、わが子を育ててもらうそうです

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わき立てよくずれくずれて雲の峰

わき立てよくずれくずれて雲の峰

季語:くものみね( 三夏 ) 現代俳句

雲の峰は、積乱雲のこと

積乱雲は幅数キロから十数キロ、
高さは10キロを超えるものもあるそうです

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みずくさもゆらりゆらりと金魚鉢

みずくさもゆらりゆらりと金魚鉢

季語:きんぎょ( 三夏 ) 現代俳句

金魚は、コイ目コイ科に属する淡水魚

金魚は観賞魚として、室町時代中頃に
中国から渡来したとされているそうです

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アロハシャツ戦争平和なみのおと

アロハシャツ戦争平和なみのおと

季語:アロハシャツ( 三夏 ) 現代俳句

アロハシャツは、カラフルな開襟シャツのこと

アロハシャツも色柄の派手なもの、
落ち着いたものなどさまざまなようです

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夜釣りしてろうじんはいま少年か

夜釣りしてろうじんはいま少年か

季語:よづり( 三夏 ) 現代俳句

夜釣りは、涼みながらする夜の釣りのこと

夜のほうが釣れやすい魚や
ほぼ夜にしか釣れない魚などもいるそうです

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