2022年5月の記事一覧
現代俳句 作品集 16 〜登山杖〜
「 登山杖 」
~現代俳句〜
ひとの世よいつからとなく花の宴
帰郷してじかんたっぷり花種蒔く
雪残る嶺々のひとつよいしづち山
たがやすか夕日のなかに影ひとつ
ぜっぺきよしぶきをそらに春の滝
うららかよどこあるいても草千里
春の靴行くあてもなくあるきだす
菜の花よ海ともどもにあかるい日
通天閣どこから見てもうららかよ
屋じょうをはなれはなれて雲に鳥
◇
アパートよ窓ひとつず
「 登山杖 」
~現代俳句〜
ひとの世よいつからとなく花の宴
帰郷してじかんたっぷり花種蒔く
雪残る嶺々のひとつよいしづち山
たがやすか夕日のなかに影ひとつ
ぜっぺきよしぶきをそらに春の滝
うららかよどこあるいても草千里
春の靴行くあてもなくあるきだす
菜の花よ海ともどもにあかるい日
通天閣どこから見てもうららかよ
屋じょうをはなれはなれて雲に鳥
◇
アパートよ窓ひとつず