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韓国ワーホリ生活 3

大元旅館の門(玄関)を入ると、そこには中庭が広がっていた。植木も置かれていて不思議空間だった。

中庭を囲むように個室部屋やドミトリー、シャワー、トイレ、フリーPCなんかがあった。

中庭の机に欧米人のおじさんが座っていた。その人しかいないので、片言の英語でここに泊りたいんだけどと話したら、ちょっと待ってろと言ってオーナーに電話を掛けた。

しばらくしてオーナーのおじさんが来た。日本語が話せる人だった。それで、しばらく泊まりたいという旨をおじさんに伝え、個室を案内して貰った。

布団とテレビだけがあった。

荷物を置いて、ちょっと街をぶらぶら歩いた。

翌日は、宿のPCを使って、日本の友達にホットメールでメールをした。韓国に来る前にホットメールのアドレスを作っておいた。その時の自分は、海外から日本にメールするなんて高度な事できるのかと思っていた。そして、何人かにローマ字でメールを送った。これって本当に届くの?って思っていた。後日友達から返事が来て、ローマ字なのが海外にいるっぽいねと書かれていた。

中庭の椅子に腰かけて、どうしようかなーとぼんやりしていた。そうしていたら、新しく宿に泊まりに日本人のおばさん(お姉さん?)が来た。小柄で快活な感じの人だった。それで、その人が部屋に荷物を置いて出てきたので話しかけた。神奈川から来たとの事だ。ネパールに行くんだけど、途中でインチョン空港経由だからちょっと滞在するのだという事だった。順子さん。シンギングボールのサウンドヒーラーをやっている人だ。

別の部屋から韓国好きで時々来ているっていうおじさんも現れて、おじさんエスコートで3人でご飯を食べに出た。歩いてすぐの店でソルロンタンを食べた。牛骨スープに素麺が入ったみたいなの。とても美味しかった。今でもソルロンタンはずっと好きだ。思い出の味。

その後、住民カードを作りに行こうと思って、出た。どこだったか忘れたけど、宿から20分位歩いて行ける場所だったように思う。それでビルの上の方の階に行ったのだが、人が沢山いるし韓国語分からないしで気後れして、まだ急がなくてもって事にしてビルを出た。ビルの横のコンビニでチャミスルの細長い紙パックを二つ程買った(野菜生活100みたいな形のもの)。植込みに座って、それを付属のストローで飲んでいたら思いの他酔っぱらった。韓国人って凄いなーと思った。

しばらくそうしていたら、10m位前にいた東南アジア人の見るからにニューハーフの二人がこっちにウインクした。韓国怖ぇって思った。後にも先にも韓国でそんな事に遭遇する事は無かったが。そこから、また沢山歩いて街を知ろうと思いあっちこっち歩いた。あーここ昨日歩いた所だ、とか。大きい本屋にも入った。絵本が安かった。新品の本も割引するんだなーと思った。本屋の中のあちこちに人が座って立ち読みをしていた。座り読みか。

カンファムンから真っ直ぐで市庁なんだというのが分かった。市庁前のトクスグンでは、昔の格好をした人達のパフォーマンス(演舞?)を見た。

その辺りではおじさんおばさんの座り込みもみた。

道路の車線数が多いので気軽には渡れないなと思った。特にカンファムンの前辺り。

暗くなって宿に戻った。

宿でまた順子さんと会ったので、二人で夜ご飯を食べに行こうという話になった。

つづく

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