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男子大学生のかまくらさんぽ①

はじめまして!

鎌倉市在住、都内私立大学に通う大学一年生
くろくるくられです。

大学の教授が勧める、
noteなるものをやってみようと思いまして…
のんびり好きなことを、
綴っていけたらなあと思っております。

さてさて今日は、
僕が出会った、素敵な本屋さんのお話です。

男子大学生のかまくらさんぽ①


"本は中古派です。"


地元のお友達とお散歩してた帰り道。
普段は通らない道で見かけた新しい本屋さん。
小さなお店の中に入ると、新築の木の香りがほんのり。(こんな素敵なお店、この街にあったんだ…。)
店員さんは、眼鏡をかけた無愛想なおじさん1人。
そんなおじさんが書いたとは思えない、ポップに目がゆく。
"当店人気no.2!"
かわいい…。
その本のタイトルはもう思い出せないけど、そのポップのパステルカラーの文字に、僕はときめく。
そこで、ふと気になった。
「No.1はどこにあるんですか?」
無愛想なおじさんは、突然話しかけてくる僕にびっくり。
「あ、一番はね、ここにあります」
ああ、よかった、無愛想な顔の割には本屋さんみたいな優しい声だ。
カウンターの近くに平積みで置いてあった本のタイトル、"本を贈る"
「…おもしろいですか?」
おじさんは微笑む。なんだ、ぜんぜん無愛想じゃないじゃん。
「この本ね、仲のいい出版社の友達が、作った本なんです。」
どうやらそのお友達は、一人で出版社を切り盛りしてるそう。
「僕もね、このお店一人でやってるからさ、なんか通じ合うところがあってね、。その出版社は菊名にあるんだよ、横浜の。」
「わっ、菊名ですか。すごい、昔ぼく住んでました。」
「そうなんです?あそこはいい町です」
なんだか今思えば大したことない運命に惹かれて、ぼくはこの本をカウンターに持っていく。

久々に、本屋で新品の本を買った僕は
早くこの本を部屋で開いてみたい、と
ウキウキしながら自転車を漕いで帰り道をゆく。
多分あのときのバックミュージックは、
あいみょんの「ハルノヒ」かな。

穏やかな風が吹く、暖かい日のお話でした。

ちなみに、素敵な本でした。
ぼくあんまり本は読まないですけど、あの本屋さんみたいな、木の香りがする装丁のこの本は、なんだか読むのが楽しかったです。

この先何年この街に住むか分からないけど、ぼくがこの街を知り尽くすことはないんだろうなあ。

エッセイ集みたいな本だったので。エッセイみたいにしたかったです。どうでしょうか。笑


ぼくが訪れた、(ペンギンのいる?)本屋さんのホームページです。是非皆さん、訪れてみてください。

大船駅から徒歩5分
「ポルべニールブックストア」

https://www.porvenir-bookstore.com

ちなみにぼくが買った本はこちら
三輪舎「本を贈る」
"著者、編集、校正、装丁、印刷、製本、営業、取次、書店員、本屋。贈るように本をつくり、本を届ける10人のエッセイ。"

https://books.google.co.jp/books/about/本を贈る.html?id=GsfIuwEACAAJ&source=kp_book_description&redir_esc=y

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