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士業界の強さの秘密~ビジネス面・採用面~

私は、普段、士業の方々(弁護士、会計士、税理士、社労士)と仕事をさせて頂いております。

その中で、改めて士業という世界は不況に強く、ビジネス的にも安定しているという事を実感しましたので、ビジネス面、採用面から解説していきます。

是非、士業界を目指している人の参考になれば幸いです。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

本日の谷田部の流儀は、【士業界の強さの秘密~ビジネス面・採用面~】について書きたいと思います。

本投稿を読んでほしい方は以下の通りです。
・士業界への就職を考えている方
・士業界内で転職を考えている方

士業界の強さの秘密~ビジネス面~

士業のビジネスモデルとしては、
・ストック型(定期契約ビジネス)
・独占業務型(参入障壁が高い)
・労働集約型(設備投資が少ない)

上記3つの複合モデルだと言えます。

パット見てこれだけでも非常に優位性の高い事業という事がわかります。

簡単に解説します。

①ストック型

基本的に士業の世界は顧問ビジネスと呼ばれる定期契約ビジネスです。

フロービジネスと異なり、売上は雪だるま式に増えていくことが特徴で、長く経営すればするほど収益性が高まるモデルとなっています。

②独占業務型

士業というのは、国から独占業務を割り当てられている資格となり、その資格者以外は独占業務に従事することが出来ません。

つまり税理士の仕事は税理士にしかできないため、他業種からの参入はほぼ不可能と言っても良いため、競合が圧倒的に少ないという利点があります。

③労働集約型

士業のビジネスは、情報の非対称性を利用した知識ビジネスになるので、基本的に設備を必要としません。

優秀な人材を確保すればそれだけ売上が上がっていくというモデルなので、リスクが少ないと言えます。

※景気が悪くなれば人の採用を抑制するだけで、コストを大幅に抑えることが可能なので、事業コントロールの柔軟さでも秀でています。

士業界の強さの秘密~採用面~

上記のビジネスモデルにおいて、重要なのが『優秀な人材を採用し続ける事』にあります。

その為、士業界では採用活動が経営の重要な要素を占めています。

今回のコロナ禍のような状況においても採用意欲は全く衰えることが無いので、改めて士業界は強いと感じました。

士業界に転職したいなら

上記お読みいただければわかる通り、優秀な人材に対しての投資を惜しまない業界なので、資格を取り実務経験を積むことが出来れば年齢が高くなったとしても基本的に転職に困ることはなくなります。

※重要なのは如何に早く資格を取り、実務経験を積むかなので、初めはインターンやアルバイトなどからでも士業界へキャリアチェンジし、経験を積むことで将来的なリターンは非常に大きくなります。

最後に

士業の世界は、徐々にAIにとってかわられる業界として良くランキング乗ることがあります。

もちろん業務の性質上、AIや機械学習を積んだツール等の方が早く正確に業務が出来るケースもあると思います。

しかしながら、それ以上に圧倒的なビジネス規模があるので食いっぱぐれる事はないのではないかと予想しております。

以上です。
またよろしくお願いいたします。
株式会社クロコ 谷田部

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