会計事務所業界の転職事情について~売手市場?買手市場?~
私は士業に特化した人材紹介事業を運営しています。
その中で、日頃より会計事務所を経営する経営者の方や、転職を希望されている税理士、会計士の方とお会いしています。
このコロナで会計事務所業界はどのように変わったのか?それとも変わらなかったのか?
こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。
本日の谷田部の流儀は、【会計事務所業界の転職事情について~売手市場?買手市場?~】について書きたいと思います。
本投稿を読んでほしい方は以下の通りです。
・会計士、税理士の方
・会計事務所業界を目指している方
・会計事務所業界に興味のある方
会計事務所業界は売手市場?買手市場?
結論から言いますと、超売手市場です。このコロナ禍にもかかわらずなぜなのでしょうか?
・労働集約型ビジネスである。
→自動化、仕組化することが出来ない。
・ストック型ビジネスである。
→常に一定数以上の従業員を確保し事業を回し続けなければいけない。
・IT化が他産業に比べ遅れている。
→業界全体の高齢化が要因。
・助成金ビジネス等の新規ビジネスルートが出来ている。
→税金(国)と密接に関わる業界なので不況時にも様々な新規ビジネスが考えらえる。
・利益率が非常に高い
→経費が掛からない。人件費が5割を占める。
ザっと上記要因が考えられます。不況に強い業界という事が改めて証明された形です。
会計事務所業界への転職はアリ?ナシ?
ありです。
しかしながら、会計事務所というビジネスモデルはすでにレッドオーシャンとなっており、高収益構造だった事務所経営も徐々に利益率の低下という問題を抱えています。
私の主観では、高利益率構造を保っている事務所(IT化の促進・新規ビジネスルート確保)とそうでない事務所が2極化している状況であるので、もし気になる事務所があるのであれば、高利益率構造を持っているかどうかを調べたうえで転職するかどうかを検討してみるとよいのではないかと思います。
最後に
コロナ禍で日本の雇用状況は大きく変わりました、新卒の採用を控えたり、採用基準そのものが変化したり。
会計事務所業界は日本の企業、人もれなくすべての人に関わる税金の申告や相談業務を独占業務として運営している事業体です。
その為不景気になったとしても絶対に無くならない産業とも言えます。
将来が不安だ、今身を置いている業界が不安だという方、一度転職の視野に会計事務所業界を入れてみるのも良いのではないかと思います。
以上です。
またよろしくお願いいたします。
株式会社クロコ 谷田部