
面接のポイント(採用担当向け)
巷には面接を受ける側のアドバイス本等は数多くあれど、採用を担当する担当者向けの情報は少ないです。
いつあなたが採用を担当するかわからな昨今、改めて採用担当者が心得ておくべき面接のポイントについて考えていきます。
こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。
本日の谷田部の流儀は、【面接のポイント(採用担当向け)】について書きたいと思います。
本投稿を読んでほしい方は以下の通りです。
・採用担当になったけどよくわからず面接している人事の方
・採用面接に入るようになったけど、何を見ればいいかわからない現場の方
前提条件
・ペルソナ設計がきちんと実施されていること
ペルソナ設計について聞いたことないよという方は、ググってみてください。
なぜペルソナ設計がされていることが前提条件なのかというと、そもそもの採用目的や人物像が発揮るしていないうちに採用活動を始めてしまうと行き当たりばったりの面接になるためです。
少なくとも、採用担当者と現場責任者とでペルソナの設計をすませ、共通認識のもと採用活動を進めることが重要です。
採用担当者が心得る事
『現状の組織課題(負)を解決できる強みを持った候補者か否か』
採用担当者というのは、組織全体の課題をいつも見ており、会社全体が成長するために採用活動を行っているかと思います。
時々、企業によっては採用担当者は1次スクリーニング(人物面問題ないか?・現場に渡してクレーム来ないか?)を担当するのであって採用の大部分は現場担当者に丸投げ、という会社を見ます。
これでは採用担当者として働いている意味が薄くなってしまいます。
【悪例】
・この候補者は○○部長(現場担当)とは合わなそうだな、見送ろう。
・部門の要望にぴったりだ、『とりあえず』通過にしておこう。
現場担当者が心得る事
『この人と一緒に働きたいと思えるか』
この一点につきます。
現場担当者が面接に入ると、やたらとスキル面を重視した話になりがちです。
※現場としては即戦力が欲しいというのが正直な気持ちだからです。これは出来るか?この経験はあるか?等
このような面接をしてしまうと、入社後にコミュニケーション面や、考え方の面でミスマッチが生じてしまう可能性が高いです。
防ぐ方法としては、スキル面の話ではなく、ヒトとして、組織の一員として見たときに違和感はあるか?のびのびと活躍しそうかを判断したほうが結果としてスキルというのは後からついてくるのでミスマッチの可能性が少なくなります。
【悪例】
・やってほしい仕事出来るみたいだし、採用!
双方が心得ること
『手なずけ採用にならない事』
手なずけ採用とは、良くない採用方法のひとつで、なんでもいう事を聞きそう、法令違反な事をやっても大丈夫そうな人を採用する方法です。
主にブラック企業と呼ばれる企業がこの採用手法を使っています。
手なずけ採用については、下記の記事をご覧ください。
手なずけ採用を行うと、基本的に自分より優秀な人物を採用しなくなるというデメリットがあります。
その為、組織的成長が止まり、採用というのが欠員を埋めるための自転車操業状態になってしまいます。
また、働く人のモチベーションも基本的に低い状態(誰かからの業務命令を待っている受動的状態)なので、生産性が低い組織になってしまいます。
【悪例】
・話し方は論理的じゃないけど、なんか扱いやすそうだし採用しておこう
最後に
今回は採用担当者が気を付けるべき面接のポイントについて書かせていただきました。
私自身、いきなり面接担当者や採用担当者になって右も左もわからないまま採用業務を実施したことがあり、非常に苦労した経験があります。
良い面接に磨きをかけることに終わりはないです。でも、悪い面接は意識して取り除くことは出来ると思っています。
以上です。
またよろしくお願いいたします。
株式会社クロコ 谷田部
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