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スモールカンパニーのお金事情~社長の役員報酬ってどうなってる?~

起業した時の給与ってどうなるのか?社長の役員報酬ってどうやって決めるのか?

起業半年の私がリアルなお金事情をお伝えいたします。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

本日の谷田部の流儀は、【スモールカンパニーのお金事情】について書きたいと思います。

本投稿を読んでほしい方は以下の通りです。
・サラリーマンと社長の給与の違いを知りたい人
・起業してすぐのお金事情に興味のある方

社長の役員報酬とサラリーマンの給与の違い

一番の違いは、サラリーマンの給与は昇給昇格や残業代・インセンティブなどで変動が毎月あると思いますが、社長の役員報酬は1年間固定され、一定金額という点です。

これは調べればすぐにわかることですが、ではこの1年間固定されるという事はどういうことでしょうか?

会社設立当初は当然売上はありません。1年間でどの程度売上られるか目安もわかりません。

しかし役員報酬は決めなければいけません。

当然売り上げが無ければ、役員報酬は未払いか、又は設立時に振り込んだ資本金から役員報酬を出さなければいけません。

設立前は自分のお金だった資本金ですが、一度会社に振り込んだ時点で自分のお金ではありません。

当然ながらその役員報酬には、社会保険料や所得税が課税されます。

つい先日までは自分のお金だったのに、受け取ると税金がかかる。

設立当初はなかなかよくわからない仕組みだなと思った記憶があります。(笑)

リアルな給与事情

では、私の役員報酬はどうしたかというと。

結論、ぎりぎりまで支払いをしないという選択をしています。

設立半年ですがまだ一度も役員報酬は受け取っていません。

理由としては、売上という面で安定をしていないため、ぎりぎりまで役員報酬の決定を遅らせたという事情があります。

先日無事役員報酬額が決定し、支払いが今後順次開始となる予定です。

何が言いたいかと言いますと、会社を設立して少なくとも半年は、無給で働くつもりで会社の手元資金ではなく、個人の資金を準備すべきということです。

社長も人です。当然生活費がかかります。

しかし生活費の為に売上が安定しない会社から報酬を取ることはお勧めしません。

会社の資金というのは事業を発展させるために使用すべきで、個人の生活の為にあるものではないからです。

これはスモールカンパニーだとどうしても『会社のお金=社長のお金』と勘違いする人が多いのでくれぐれも注意が必要です。

税理士と相談しよう!

私のような人材関連のビジネスですと、利益率が非常に高いです。

理由としては何かものを作ったり、先行投資が必要ない為、経費が掛かりにくいためです。

利益率が高いというのは一見すると良いことにも思えます。※実際良いことの方が多いのは事実です。

しかし利益が出るという事はその分、法人税等の支払いが増大することも考えられます。私の顧問税理士はその点で、私の事業を理解したうえで役員報酬の設定を手伝っていただきました。

やはり税理士は理解のある人物を採用することをお勧めいたします。

最後に

私は人材関連のビジネスをしており、その事業者免許を取得するため資本金を500万円準備する必要がありました。

結果としてその500万円は事業投資に使用し、役員報酬は半年間受け取らずに、個人資金でやりくりしておりました。

人材ビジネスでの起業をお考えの方は確かに会社を興すだけであれば600万円ほどで事足りますが、出来れば設立後の生活費も考えたうえで資金を準備することをお勧めします。

以上です。
またよろしくお願いいたします。

株式会社クロコ 谷田部

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