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私が創業から1.5年間で失敗した事業を全て公開します。

起業したいけど、その事業が失敗したらどうしよう。起業して間もないが事業が軌道に乗らずに焦っている方。

安心してください。事業に失敗はつきものです。むしろ失敗してなんぼです。

私は、創業してまだ1年半ですが数多くの事業から撤退しています。反面教師としてご覧ください。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

事業が上手くいくかは神のみぞ知る

私はこれまで大小様々な事業にチャレンジしてきました。おそらく10個近くサービス化を試みたと思います。

その中で、現状でうまくいっているのは、2個くらいです。

10個のサービスは適当に考えたわけではありません。それなりに収益化の為の根拠があり開始したものです。

事業の成功には、ビジネスモデルはもちろんですが、社会情勢などの『あなたが予想・コントロールすることが不可能』な部分が存在します。

つまり極論を言えば事業成功は神のみぞ知る世界という事です。

事業失敗集

①採用ピッチ作成事業(事業開始3か月で撤退)

概要:採用広報強化の為のピッチ資料を代理作成し、企業の採用力強化サービス。

撤退理由:びっくりするくらい需要が無かったです。無料でモニターを募集したが、集まらなかった。

学び:採用広報という浸透や波及に長い期間がかかるものは頭では良いと感じるが、足元の採用環境を整備する即効果を発揮するものでないといけない。

②営業代行サービス(事業開始2か月で撤退)

概要:主にHRサービスの営業を代行(テレアポ~クロージング迄)

撤退理由:生産性が低い、代行業は自社ノウハウの蓄積につながらないため長期的な事業波及効果が低いと判断。営業代行は成果報酬でキャッシュフローの回りが良いので短期的な事業安定には効果的だが、長期的目線で考えたときの事業展開が見えにくい。

学び:目の前のお金を追っても会社経営をするメリットはない。短期的であり長期的である事業モデルが理想

③インディード集客代行(事業開始6か月で撤退)

概要:求人媒体サービスの運用代行により固定報酬と成果報酬を得る。

撤退理由:非常に順調だったがインディードプラットフォームからアカウント停止措置を出され即時撤退を余儀なくされた。

学び:集客、求職者獲得におけるマーケティングスキルの獲得。プラットフォームに左右される事業形態では、プラットフォームの仕様変更により事業リスクが発生する。

④カウンセリング事業(事業開始1か月で撤退)

概要:転職を考えている求職者を掲示板で募集し、タイムチャージで転職相談に乗る。

撤退理由:結果としてタイムチャージが500円と最低賃金を下回る状況で、生産性の観点で撤退

学び:ビジネスはお人好しでは成立しない。

失敗から学ぶべき事

事業が失敗するとはどういうことか、それはその事業が市場(世の中)から受け入れられない事を意味します。

上手くいかない事業に固執したところで、世の中はそんなに早く変わる事はありません。

つまり失敗したと感じたら、『即時撤退』これがポイントです。

撤退することは決して負けではありません。その失敗から学ぶことは数多くあります。

その学びをどれだけ素直に受け入れられるか、その素直さが次の事業につながるのではないかと思います。

最後に

私は今も、四六時中新たな事業について考えを巡らしています。

それはなぜか?おそらく事業経営というのは失敗の数だけ前に進むことが出来、失敗の数だけ成功に近づくからです。

トライアンドエラーという言葉があるように、果敢に失敗し、その現実を受け入れ前を向き進むことが実は事業がうまくいく本質なのではないかと思います。

以上、またよろしくお願いいたします。

株式会社クロコ 谷田部

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