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【補足】「もしも〇〇だったら」という仮定で文章を書こう。そこから大切なものも見つかります✨

第14回目では「文章から『気づき』を引き出す3つの質問」について書きました。

実はもう一つ物事を違った視点で見られる質問があったのを忘れていました。

それが「もしも〇〇だったら?」です。

14回目の補足となります。まだ前回の記事を読まれていない方は、こちらのリンクからどうぞ!

もしも〇〇だったら?

この質問は、仮定の条件・状況を想定することで発想を広げる質問です。既存の枠組みから飛び出して、まったく違った角度から物事を見ることができます。

とはいえ、やみくもに「もしも〜」と想像してくださいと言っても難しいですよね。

「もしも〜」の質問を作るための5つの切り口を紹介します。こちらの切り口を参考に、質問を考えてみてくださいね。

制限を取り払う「もしも」

  • もういい歳だから

  • 仕事があるから

  • 家庭があるから

このように僕たちは無意識のうちに自分自身に制限(心のブレーキ)をかけていることはないでしょうか。

僕はnoteで文章の書き方について発信をはじめるとき「文章の専門家ではないから」という理由で発信をためらっていました。

でも「もし、友だちに教えるとしたら?」という自問してみると「それならできそう!」と思えました。

無意識の中にある制限に気づき、それを外してみると「意外にできるかも!」とわかることがあります。

制限を取り払う「もしも〜」の質問を使えば、なりたい自分に近づくための道が見えてくるかもしれませんね。

制限を取り払う「もしも」
✅もし、お金や時間が自由に使えたら何に使いたい?
✅もし、明日から仕事をしなくてもいいのなら何をする?
✅もし、家族が自分のしたいことを応援してくれるなら?

人物になりきる「もしも」

さまざまな角度から物事を捉えるには、自分ひとりの視点だけではなく、相手(あるいは第三者)の立場に立って考える必要があります。

というのも、自分ひとりでは先入観や固定観念などによって、どうしても物事を主観的に捉えてしまうからです。

たとえば、コンビニの店員さんが無愛想だったり、不機嫌だったりするときってありませんか?

それに対して僕も「ムッ!」と腹を立ててしまうことがあります。そのとき「自分はお客さんなのにないがしろにされた」という気持ちが無意識に湧いたのかもしれません。

でも、もし店員さんの立場なら「朝の忙しい時間帯は品出しとレジ打ちの両方をこなすのは大変だろうな」と相手を思いやることができます。

あるいは「自分も余裕がないとき相手に強く当たっていないか」と振り返ることができます。

このように視点を自分以外の誰かに切り替えると、それまでにない発想が生まれる可能性があります。

人物になりきる「もしも」
✅(周りの身近な人)もし、〇〇さんの立場ならどう感じただろう?
✅(歴史上の人物)もし、松下幸之助ならどう考え、行動しただろう?
✅(想定した人物)もし、38歳の独身男性ならどんな悩みを持つだろう?

状況を作り出す「もしも」

状況を作り出す「もしも〜」は、質問によって、さまざまなシチュエーションを作ることができます。

たとえば、アップルの創業者スティーブ・ジョブズの言葉にこんなものがあります。

今日が人生最後だとしたら、今日やることは本当にやりたいことだろうか?

この言葉は、今日を「人生最後の日」とすることで「本当に大切なことは何だ?」と問いかけています。

「もしも〜」の質問によって人生最後の日(=状況)を作り出したわけです。

このように状況を作り出す「もしも〜」の質問によって、あなたはあなたの想像するあらゆる状況に身を置くことができます。

状況を作り出す「もしも」
✅もし、明日から1ヶ月夏休みだったら?
✅もし、生まれ変わったら何をする?
✅もし、宝くじが当たったら何に使う?

時間を行き来する「もしも」

もし、タイムマシンがあるとしたら、あなたはいつの時代のどこに行きたいですか?

映画にしても、アニメにしても時間旅行を題材にしたものが多いように時間を行き来したい願望は、人類みんなの夢なんでしょうね。

残念ながら今の科学技術では叶いませんが、文章でなら時間旅行は可能です。

たとえば「過去」に目を向けてみましょう。

✅子どものころに我慢していたことは?
✅子どものころの自分に助言をするなら?

子どものころに芽生えた思いこみは大人になっても消えずに残っているもの。子どもころに我慢していたことを思い出せば、思いこみを捨てる手がかりになるかもしれません。

時間の制約を「もしも〜」で取り払ってしまえば、あのときの「過去」にも、この先の「未来」にも行くことができます。

場所を変える「もしも」

日本と海外、関西と関東、大阪と京都など所変われば常識が変わります。

「ほかの場所ではどう考えているのか?」の視点を持つと、自分の常識とは違った見方ができます。

たとえば「日本では残業することを良しとする風潮があるけれど、海外ならどうなんだろう?」と考えてみる。

もし、ここがアメリカだったら?
もし、ここがシンガポールだったら?
もし、ここがフィンランドだったら?

すると、さまざまな国の立場から「日本人は残業しがち」という側面を見ると、海外の人にとっての「仕事への取り組み方」や「人生における仕事とは?」が見えてくるかもしれません。

ただ「最近、残業が多くて自分の時間が持てない」と書くよりも、大きな発見が待っていそうですよね。

「もしも」で文章を書くのは楽しくなる

さて「もしも〜」の質問を作るために5つの切り口を紹介しました。

作る質問によっては2つの切り口をまたがるような質問もあります。

たとえば「もし、無人島に行くなら何を持っていく?」という質問は【状況】と【場所】の切り口どちらからでも発想が浮かぶかもしれません。

それはそれでOK😆👍

ようは「もしも〇〇だったら」という連想ゲームを楽しむための遊び方のようなものですから。

日々の出来事から気づきを得るために、どんどん「もしも〇〇だったら」と自分に質問をしてみてくださいね。

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