三つ子の魂百まで。覚えたスキルも百まで。
昨夜は、毎月恒例のフットサルに参加しました。
深夜にも関わらず参加者は40人強!
W杯の熱が冷めやらないなか、
気持ちよく汗をかくことが出来ました。
さて今日は、そんなフットサルからの気づきのお話しです。
01 | 絶好調なときほど落とし穴
普段、土曜日に飲み会が入ることが多いので、
フットサルには、お酒を飲んでから参加することがほとんど。
昨日はたまたま飲み会がなくなったことで、
久々にシラフでの参加となりました。
おかげさまで、動きはいつにもなく軽快。
シュートもバンバン決めて、まさに絶好調でした。
それでも絶好調なときほど落とし穴があるもの。
普段はできるだけ全力を出さずに、ケガの防止に努めている僕ですが、
昨日は絶好調なこともあって、トップスピードでのドリブルを試みました。
いつも、のらりくらりと動く僕が急に全力で走ったことで、
相手もビックリしたのか、足がかかってしまい、
僕はそのままバランスを崩し、転倒しました。
全速力で走っているところで体制を崩したので、
「あ、これはヤバいな」と直感的に思いました。
手をついてしまったら、骨折や捻挫もあり得ます。
肩から着地したら、脱臼することも考えられます。
その0コンマ何秒で、仕事への影響などグルグル頭を駆け巡りました。
しかし結果的に、衝撃を吸収するように
斜め一回転してそのまま直立することで、見事にケガを回避。
その後も問題なくプレーを続行できました。
完全に無意識で体が反応したのですが、
なぜこのような動きができるのかは、僕の少年時代に遡ります。
02 | ルーツは少年野球
僕のルーツは少年野球にあります。
僕が所属していたチームは、“超”がつくほど強豪チーム。
埼玉県ではほぼ敵なしで、関東大会で優勝した経験もあります。
それもそのはず、小学生にも関わらず朝練をやっていたり、
土日はほとんど休んだ記憶はありません。
普通のチームなら雨が降れば休みになりそうですが、
僕たちのチームは体育館を使用して練習します。
そしてその体育館での練習こそが、
今回ケガになりそうなところを救ってくれました。
体育館の練習で徹底的に叩き込まれたのが「受け身」について。
まだ成長途上で体ができていない少年にとって、
ケガを避けるテクニックを身につけることも大事な練習のひとつです。
たとえばダイビングキャッチした時や、
接触プレーなどでバランスを崩したときに、
いかに衝撃を吸収してケガを回避できるかどうか。
パルクールでは「ロール」と呼ばれていますが、
これができるようになるまで、とことん反復を繰り返しました。
03 | 意識しなくても「体が覚えてらっ」
反復を繰り返したことによって、体が覚えているので、
今では無意識にでも発動できるようになっています。
おかげさまで、野球の現役時代は大きなケガをしたこともありません。
流川楓が片目が見えなくても、「体が覚えてらっ」と
何百万本も打ってきたシュートを決めるように、
催眠術をかけられてもドリアンに圧倒した愚地独歩のように、
「三つ子の魂百まで」と言いますが、
一度体で覚えたスキルも百まで続くのです。
逆に、「老犬に新しい芸は教えられない」ってことわざがあるように、
子供のうちから、体感で覚えさせることはものすごく重要だと思います。
04 | まとめ
今回は、フットサルでの出来事から気づいたことについてお話ししました。
ワールドカップでの日本の活躍は記憶に新しいですが、
彼らも子供の頃から、あり得ないほどの努力と、
基礎の反復をひたすら繰り返して、あの位置まで昇り詰めたと思うと、
ただただ尊敬の念を覚えます。
スポーツ選手にとってケガは大敵なので、
もし子供にスポーツを教えることがあるならば、
ぜひ「受け身」の練習をやってみてください。
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