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腹を切りたくないから投票はしません!

「投票に行きましょう」

投票日が近づくにつれて、やたらと聞く宣伝文句。

僕は日本という国民主権の国に住んでいる成人男性なので、当然参政権を持っている。

そしてまぁ珍しいことに割と投票に行くんだよね。

  • 立候補者がどんな政策を打ち出しているのか

  • 各党の公約は何か

  • 立候補者の外見というか雰囲気

  • 選挙カーがうるさくないか

特に「これ!」という投票先はない。

だからいつも「立候補者一覧」が載ってるサイトを見て、だいたいのニュアンスで決めている。

「もっとしっかり吟味して投票をしろ!」

そう思う人もいるだろう。

だけど投票してるだけマシじゃね?


日本の投票率はやっと過半数に達するくらい。

人口1億人だとすると、5000万人が投票して成り立っている政治なんだよね。

そして僕が属するとされる「若者」の投票率は30%台。

えらくね?

「3人に1人」の「1人側」なんだよ?

そんな感じでドヤってみるけど、実際は大したことではない。

政治とか経済とか歴史とか、学校の「社会」の授業で習いそうな事柄にたまたま興味があり、「社会に参加できるならしてみたい」という意欲がたまたまある人間だったってだけ。

だからといって人と政治の話をすることはない。

独りネットで調べて、「こんな感じかな」ってのを決めているだけ。

今日はそんな適当な距離感で「なんで投票に行かないんだろう」っていう話をしてみたい。


結論を言うと、腹を切りたくないからである。

いわゆる「切腹」というやつだね。

「いやいや現代日本でそんなことする人はいないでしょ笑」

どうだろうね。

日本人っておかしなもので、窮地に陥れば陥るほど自分の主義主張を強固にするところがある。


「切腹」は主に武士の時代で行われた刑罰であり、自害の方法だ。

昔の人は「腹に魂が宿っている」と考えていたようで、「自分の行いや主義主張=腹の底にやましさは無いよ」ということを証明するために自分の腹を掻っ捌いた。

つまり自分の主張に命をかけられると。

なぜならそれは”正しい”から。


武士の時代は終わり、二度の世界大戦を経て、日本は現代に適合した。

ただ、外見の「武士」は無くなっても、中身の「武士」はまだ残っている気がする。

なんとなくお金を「卑しいもの」と思う感覚とかね。

だけど資本主義社会を生きているから「崇拝対象」としても見ていて、それが貯金を推進する。

大事なものだから貯めるという「資本主義」的な考えと、お金は卑しいものだから使わないという「武士の精神」が融合した感じ。


なんだかこじつけ感があるし、話も逸れた。

とりあえず無意識のうちに僕らは日本人っぽい意識があるのである。

で、今の日本に危機感を持ってる人って少ないでしょ。

つまり、命をかけて主張するほど落ちぶれていない

だから投票しない。

そんな感じかなと思った。


「だからどうしろ」ということは言わない。

別にあなたが投票したところで大きな影響は与えないのだから。

それはもちろん僕もである。

「少子化」と言われている現代で、若者の意見が政治に通ることはない。

僕らがもう少し歳を取って、上がいなくなり、「若者」と呼ばれなくなったころにようやく僕らの意見が届くようになる。

そんな先の話である。

だから別に「投票に行け」とは言わない。

僕が投票に行くのは、社会というものに興味があるのと、「どうせ影響ないんだから何してもいいでしょ」という捻くれた遊びのためである。

こんな人間が、この先の日本を引っ張っていくらしい。

おもしろくなりそうじゃね?笑


以上!くろだでした。

読んでくれてありがとうございました。

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ではまた👋

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