子供心の「長い得物を使いたい…」は大人の欲求に通ずるもの
暑い!
汗で体がベタベタする季節。
部活をしていた高校時代はスポーツをして汗をかく夏が割と好きだったけど、そんなことが過去になった現在は夏は不快の季節である。
こんな時は自然に触れよう。
木々が作る木陰の中で静かに涼もう。
そんな感じで公園に来た。
普通は「外に出ず、クーラーガンガンの部屋でだらだらしよう」なのだけど、それはもう少し後でいい。
公園に行くと休日のせいか子連れがたくさんいる。
「虫かごと網を抱えて走り回るこども」という風景はいつになっても変わらないのだな。
そう思った矢先にある事実が目に映った。
最近の虫取り網って長さ変えられるんだね。
僕が現役だった頃は竹の細い版みたいな枝だったのに、今はプラスチックであり長さの調整が可能となっている。
これがジェネレーションギャップか!
なんて思っていると、ある男の子が虫取り網の枝を最大まで長くしていた。
そうやって虫を捕まえようと奮闘する。
するとお母さんが「危ないから」と、虫取り網の枝の長さを男の子が扱いやすい長さに調節する。
「長くて大丈夫!」と、ごねる男の子。
気持ちはよく分かる。
長い得物は男の子の憧れである。
自分の身長の2倍近い長さの得物を扱う様はかっこいいと思うのだ。
しかし僕は大人になった。
身の丈以上ある長い得物を、筋骨隆々ならまだしも、小学生になったかどうかくらいの男の子には扱えない。
だから扱いやすい長さに調節する母親の気持ち。
子どものためを思っての行動。
理解できる。親の愛である。
だけど男の子の気持ちもめっちゃわかる!!
長くできるのだから最大限に長くして、遠くの虫まで捕まえたい。
非常に合理的である。
この親子の気持ちが両方わかる”元子ども”の僕は、どう折り合いを付ければいいのだろうか。
思ったのは、いつまでも子供心はあるものだなということ。
長い得物を使いたい!
遠くの虫まで捕まえたい
と思う子供心は、
たくさんのお金を稼ぎたい
お金の不自由を無くしなんでも得たい
という大人の欲に通ずるものがある。
しかし、人には使いこなせる「お金の量」というのものがある。
宝くじを当てた人が破産するのは、大金の使い方をわかっていないから。
子どもが長い虫取り網を扱えないのと同じである。
そして長い虫取り網を「扱えないだろうな」と親が見てわかるように、資産家から見れば多くのお金を「扱えないだろうな」と思われているのだろう。
だから最初は扱いやすい長さを勧める。
しかし使いたいのは長い得物である。
稼ぎたいのも+1000円では無く、年収1億でしょ?
似ている。
いや、大人の誰もが”元子ども”であるのだから「似ている」というか「そのまま」なのだ。
遠くのビジョンを見据えるのはいいことである。
しかし遠くを見すぎて近くに来た虫を捕まえられないようでは本末転倒である。
大事なのは「虫を捕まえること」。
そこを見誤ってはいけない。
でもめちゃくちゃわかる。
長い得物はかっこいいのだ。
それを扱えるような、かっこいい大人になろうな。
以上!くろだでした。
読んでくれてありがとうございました。
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