栗山圭太@サイボウズ

サイボウズ株式会社執行役員営業本部長 2003年第二新卒でサイボウズに入社後は自治体、…

栗山圭太@サイボウズ

サイボウズ株式会社執行役員営業本部長 2003年第二新卒でサイボウズに入社後は自治体、パートナー営業からスタートして営業中心のキャリアを歩んできました。新規事業、製品PMを経て現在は営業本部長兼事業戦略室長として海外含めたサイボウズグループ全体の販売戦略を担当しています。

マガジン

最近の記事

vol.9 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_初めての企画職

お久しぶりです。何事もなかったように続けます。 2011年1月よりサイボウズではプロダクトマネージャーの体制を変更します。それまでプロダクトマネージャーは開発メンバーの仕事でした。2011年にcybozu.com(クラウド版)のリリースを控え、プロダクト開発だけでなく、様々な準備が必要になり販売側からもプロダクトマネージャーをつけることになりました。 当時を思い返してみると、開発部門と販売部門に多少距離があったように思います。多くの企業で抱えている課題と同じような課題をサ

    • vol.8 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_特命Gと新規事業

      2009年後半~2010年のこと 前営業本部長の中原さんからやってみないかと打診頂いた仕事は特命グループ。メンバーは浜田さん(現リージョナル営業部副部長)と青野さん(現人事部長)の2人で3人のグループです。夜が得意な中原さんは様々な人脈をお持ちで、そこで盛り上がる話もあるのですが、実現する部隊がないということでその役割を担うことになりました。形になったものがあったか無かったかあまり記憶にありませんが、気心知れた後輩と様々な企画書を作り提案するなど、完全に切れていた糸を結び直

      • vol.7 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_もう辞めよう…

        もう辞めようと真剣に考えていた時期の話2008年後半~2009年のこと 出向先からサイボウズに戻ることになりました。vol.6に書いた通り出向に出た経緯や戻ることになった経緯のだいたいを知ることになった私はここにいる必要があるのか?という葛藤を抱えることになります。 私が大阪にいる間に営業本部長が交代としており、富士ゼロックス出身の方が本部長となっていました。もともとサイボウズと関わりのあった方でしたが、私は面識はありませんでした。大阪で一度だけ面談しました。そして少し組

        • vol.6 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_出向時代

          グループ企業へ出向、コンサルティング会社で学んだこと2008年のこと、大阪営業所から子会社に出向することが決まりました。 サイボウズは2006年頃から資本を使ったグループ企業を増やす動きを始めます。いまでも毎月1回全社集会がありますが、社長から「今月のM&A」ということでグループ企業が紹介されます。このあたりのことは青野さんの著書チームのことだけ考えたで詳しく紹介されていますのでご興味ある方はぜひ。 そのうちの1社、ブリングアップという営業コンサルティング会社が私の出向先

        vol.9 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_初めての企画職

        マガジン

        • お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅
          8本
        • パートナー営業心得!
          2本

        記事

          vol.5 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_大阪営業所

          辛かった大阪営業所長2006年5月のこと サイボウズ初の本社以外の拠点である大阪営業所開設のため赴任することが決まりました。ようやくパートナー営業として独り立ち出来たと自分で感じはじめたぐらいの時期でしたので拠点設立と聞いてもまさか自分が行くことになると思いもしませんでした。 この大阪営業所で仕事をしたのは2008年に子会社のブリングアップ社へ出向するまでの約1年半になります。 結論からお伝えしますと、残念ながら満足な結果を残すことは出来ませんでした。私が出向したあとは

          vol.5 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_大阪営業所

          番外編vol.2 パートナー営業心得【下】

          パートナー営業心得!の続きです。前回の内容を念頭に置きながらご覧ください。もう一点注意事項です。ノウハウは背景情報をすっ飛ばした結論です。疑いながら見てみるぐらいのスタンスがちょうどよいです。 ■「良い営業」は「約束」ができる営業 何千、何万の取扱製品がある販社に於いて、1メーカーからの単なる「拡販のお願い」は朝夕の挨拶と同意です。 「お願い」を「約束」に変える為には「企画書」にします。細かな内容でも、書面を交えて伝え、履歴を残して下さい。販社も書面でキチンと提案してく

          番外編vol.2 パートナー営業心得【下】

          番外編vol.1 パートナー営業心得【上】

          パートナー営業の心得!このまま実行したからといって必ず成果が出るという内容ではありませんが、ひとつの軸になることは間違いないと思います。サイボウズ社内ではこちらを題材に解説を加えた勉強会を実施しました。長くなりますので、【下】でこの続きを公開します。 自社製品のマーケットにおける立ち位置や業界ごとにメーカーと代理店の関係も違うでしょうから、その点を考えながら見ていただけると幸いです。 ※語呂を揃えた折返しのためスマホではすこし見づらいかも知れません。 ※販売会社、パートナ

          番外編vol.1 パートナー営業心得【上】

          vol.4 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_パートナー営業続き

          1社目の担当パートナーが良い感じで成果が出だしたころ、もう1社パートナーを担当することになりました。大手国産ERPメーカーで既存顧客へ要望に応じてERP以外を販売する部門がありました。その会社で出会ったのが同い年のKくん。 当社の社外取締役であった赤浦さん(現日本ベンチャーキャピタル協会会長)の親戚にあたる方で、同い年で面白い奴がいるからと紹介頂きました。なかなか雰囲気を持った人物ですぐに仲良くなっていろんな仕掛けを始めます。 まず私が取った行動は初めて会ってから次に会う

          vol.4 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_パートナー営業続き

          vol.3 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_パートナー営業

          いよいよ念願のパートナー営業へ!2005年2月のこと。 いよいよ私の本職である(と自分で思っている。)パートナー営業のスタートです。異動が決まったときの高揚感は忘れられません。 自治体営業や案件作り施策の企画実行という仕事が決して楽しく無いわけではなかったのですが、やはり当時のサイボウズ営業の中心はパートナー営業部。2002年にパートナー専用商材として立ち上げたGaroon、そのGaroonを販売するために作られた営業部隊がパートナー営業部です。 企業で利用するWebシ

          vol.3 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_パートナー営業

          vol.2 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_転職してIT業界へ

          入社当時から自治体営業までのこと2003年8月3日月曜日、入社した日のことはよく覚えています。 水道橋と飯田橋の中間にある後楽森ビルがサイボウズのオフィスでした。当時のサイボウズは1月決算でしたので、上期が終わって下期がスタートする日。証券業界からIT業界へ。私服で首からぶら下げるネックストラップに胸を躍らせて初出社を迎えました。 しかし・・・その日は18階にあったオフィスが手狭になり、12階に引っ越し初日です。ダンボールが山積みされたオフィスでなんとか人事担当者を見つけ

          vol.2 お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅_転職してIT業界へ

          お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅

          証券会社からサイボウズ株式会社に転職してきたのは2003年8月のこと。 学生時代の就職活動で望み通り証券会社に就職出来たものの、時はITバブル崩壊真っ只中。株価は暴落中でしたが、これからの若い業界-IT業界に興味が湧いて転職を決意しました。 第二新卒という言葉が出はじめた頃で、転職支援会社が親身に相談に乗ってくれました。5社ほど面接した記憶があります。その中、ご縁があってサイボウズに入社することになりました。 面接そのものが面白かった。二次面接の山本さん(当時取締役営業

          お酒の飲めない営業本部長によるキャリアの旅