ASDが、言葉の裏を読む方法
ASDは、良くも悪くも素直すぎる。
純粋すぎるとも言った方がいいかな。
何でも直球でぶつかる事を好み、裏表が嫌い。
だけど世の中には、そんなASDの特性につけ込む輩もいる。
ASDは疑わない純粋さゆえに騙されがちだったり、不利益を被る事も多い。
そんな輩から身を守る為にもASDは、
「言葉の裏を読み取る方法」を身に付けた方がいい。
何事も、まず疑え
言葉の裏を読み取る方法。
それは、何事もまず疑ってかかる癖をつける事。
人に言われた事をすぐに信じず、鵜呑みにせず、
「どういう意味だ?」「どういう意図だ?」と注意深く観察する事が大事。
疑問点はどんどん聞く。
たくさん調べる。
また、自分の中だけで考えず、
第三者の意見を仰ぐ事も大切。
別の視点から得られる気づきもあるから。
ぼく的にASDは、基本的に物事は性悪説で考えた方がいいと思っています。
「何か裏があるんじゃないか?」と疑ってかかるクセを身に付ける事で、騙されたりつけ込まれたりする事が少なくなると考えます。
あんまりにも疑いすぎると今度は人間不信に陥るけど、常人よりも騙されがちなASDは、
信じる4割疑う6割くらいの心持ちでいた方がちょうどいいと思ってます。
要は、相手の話を真正面から受け止めすぎない事。
話半分に「半分ホントで半分ウラがあるんだろう」と、斜めに構えて穿っておくくらいの心構えがベストです。
言葉だけでなく、行動も見る
人間、相手の誠意を確かめるのには、そいつの行動を見る事が一番手っ取り早い。
言葉だけでなく相手の態度、行動をよく観察しよう。
「やります頑張ります!」って言ってるくせ何もしない。
「いつでも力になるよ」と言ったくせいざ相談すると知らん顔。
こういう口先だけ人間に騙されない為には、やはり相手の態度行動を見るのが一番です。
言っている事とやっている事に矛盾はないか、有言実行しているか。
それを注意深く見る事で相手の人となりが分かってきて、
「こいつは真剣か口先だけか」「信頼できる人間か」を見分けられるようになる。
もちろん人間は完璧じゃないから、すべて結果を出してくれる訳じゃない。調子が悪い時もあれば周りに気を向けられない事もある。
それを考慮しても言ってる事とやってる事にあまりにも隔たりがある、一貫性のない人間は、信用おけない人間です。
ASDは上辺の口八丁手八丁に騙されがちなので、
相手を見るポイントを広げて、長い目で注意深く観察をしよう。
ぼく的に第一印象で「この人すごい人だな」とか、「やさしそうな人だな」と感じる人間は、大抵上辺を取り繕うのが上手いだけ人間が多いです。
第一印象だけで判断せず、その後の相手の態度や動向を注意深く見た方がいい。
どんな人間にもまず「こいつ信用おけるか?大丈夫か?」という穿った視点を持つ事で、口先だけ人間に騙される事が減ります。
世の中の隠語について勉強する
世の中には隠語が多い。
隠語とは直接言うとまずい言葉を、別の言い方でカモフラージュした言葉のこと。
例にあげると、
飲食店で「アニキ」=「古い食材」、
京都弁で「良い音だね」=「うるさい」、
みたいな感じ。
とくに女性はこういう隠語について気をつけた方がいい。
ASDの女性は性犯罪に巻き込まれるリスクが高いからです。
「休憩しよう」と言われてついていったらホテルに連れていかれた、などの事例があります。
巷でいう「休憩しよう」は隠語で「ホテル行こう」、
つまり「セックスしよう」の意味。
男性が女性を誘う時、よくこういう言葉が使われる。
こういう隠語の意味を分かっていないと、「休憩」をそのまま「休憩」の意味だと受け止めてしまう。
だからカフェで一休みするのかなと思ってついていったら何故かラブホテルに連れこまれた、なんて事が起こります。
このような事態にならない為にも、ASD女性は自分を守る術を身に付けておく事が大切。
ASD女性へ向けた書籍もあるので、是非読んで参考にしてみてね。
隠語はASDにとっては理解しがたく、読み取るのが難しい。
気になった言い方や言い回しがあったら、その意味と使われ方を聞いたり調べてみたりする事で、「こういう意味があったんだ」と気づく事ができます。
調べた隠語は、ノートなどに書き留めておこう。
ストックしておく事で今後出くわした際に、裏の意味を読み取る事ができるようになります。
何よりもまず大事なのは、相手の言葉を鵜呑みにしない事。
警戒心を持つ事。
何事もとりあえず斜めに構えておく事。
「こいつにも何かウラがあるかもな、ウラの意味があるのかもしれねえな」と思っておく事で、相手を盲信してしまう事にブレーキをかけられる。
自分を守る為にも、言葉の裏には気をつけよう。
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