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過去は見るだけで触れることはできない
美しい映画を観た。
静かでロマンチックで、切なく感傷的な映画だった。
60年代の香港を舞台にした「花様年華」。
静謐ささえ感じさせる雰囲気とは対照的に、原色をふんだんに使ったコントラストが視覚を狂わせるような一つ一つのシーン。
既婚者同士の淡い禁断の恋を描いているにも関わらず、過剰な表現の抑えられた、ある意味アジア的な作品である。
パートナーの不在中、隣人同士のチャウとチャンは、食事へと出
フランス語の切ない響きが美しい
本や映画で表現される"煙草"はすごく魅力的だ。気怠げな表情、哀愁の漂う様子。
映画の中で煙草を吸うシーンを観ると、無性に自分も吸いたくなる。
フランス映画、「アデル、ブルーは熱い色」を鑑賞した時も、エマが煙草を吸う姿に自分を重ね合わせ、煙草を燻らせた。
高校生のアデルは、道ですれ違ったブルーの髪の女に、一瞬で心を奪われる。
夢に見るほど彼女を追い求めていたその時、偶然バーでの再会を果たす。彼
人は人が情熱を持ってるものに惹かれる
「ラ・ラ・ランド」は、ロサンゼルスを舞台に、二人の男女が恋愛とそれぞれの夢、葛藤を歌い踊るミュージカル映画。
アカデミー賞をはじめ多くの映画賞に輝いた本作は、同時に全世界で賛否両論を呼んだ一本でもある。
その大きな理由は、作品の結末にあるだろう。
スタジオのカフェで働きながら女優を目指しているミアと、売れないジャズミュージシャンだが、いつか自分の店を持ちたいと夢見る“セブ”ことセバスチャン。
愛が無くなるわけじゃないから難しい
ニコールの良いところ
「子供と本気で遊ぶ、家族の髪を切る、片づけは苦手だけど僕のために努力してくれる、プレゼントのセンスが良い、僕の舞台に立つためにNYへ来てくれた、僕の一番好きな女優…」
チャーリーの良いところ
「家事が得意、映画ですぐ泣く、負けず嫌い、子煩悩、没頭する性格は親子でそっくり、私と違って自分の望みがはっきりしている…」
そんなナレーションから始まる。
Netflix制作の映