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海士町で書道の楽しさを再確認

こんばんは、ちなつです。
ここ4日間くらい「つかれた〜」が口癖です。
休んでいるのにつかれています。
朝起きた時の第一声も「つかれた〜」です。

海士町に来て21日、ちょうど3週間が経ちました。
2週目と3週目は、あっという間に過ぎていきました。


書道会に出会うまでの道のり

私が海士町に来ることを決めたきっかけは、とある友人との会話だった。

去年の5月に合宿型のイベントで1泊2日を共にし、今年のGWで再開。
去年の10月に海士町に来ていたと聞く。
「僕は完全に海士町推しだから」という彼の言葉を聞いて、
他の土地ではなく隠岐島に行ってみたいと直感で決めた。

そこから2週間ほどで、3ヶ月間の「大人の島体験」に応募し、
今こうして海士町のシェアハウスで、
洗濯機が動く音を聞きながらnoteを書いている。

そんな彼が亀田商店をお勧めしてくれた。
「亀田商店行った?豆腐を作ってる商店やねんけど、
ひとみさんって人がいい人だから話せそうなら話してみるといいかも。」

亀田商店を訪れた初日。たまたま来ていた4人ほどでおしゃべりをした。
こうして人と出会えることへの喜びと、
色々なことを教えてもらえることの嬉しさを感じた。
到着して10日しか経っていないよそ者でも、
話の輪の中に溶け込める温かさが心地よかった。

そのうちの1人がともこさん。
買い物ついでに「7月の書道会」のお知らせを貼りに来ていた。
「よかったら、来てね〜」と言ってもらった。

久しぶりに書道ができることに心躍ったし
何よりともこさんの雰囲気にときめいた。

いざ、書道会へ

場所は村上家資料館の2階。
時間は土曜日の16:30から。
眺めが良くて西日が差し込む昔ながらの和室。

みんな自由に黙々と。

「始筆」「送筆」「終筆」を習うところから。
まずは、筆ならしに「一」を練習した。

次は、オリンピック開幕にちなんで「世界」という共通課題。
何も見ずに書いてから、
お手本を見て書いてみる。(自分ののびしろが一目瞭然!)
その後先生に見せて直してもらって、また書く。

「世界」の「世」が難しかった。
縦棒が歪んでしまう。自分に向かって「スー」とおろす感覚でやってみた。

そして、「始筆」と「終筆」が難しい。
点がとってつけたような感じになってしまう。
先生の筆の動かし方は、それだけで美しかった。
「トン・スー・トン」が一連の流れの中で行われている。
難しかったけど、これができるようになりたくて、
何度も横棒だけ書いたりもした。

最後の一枚。少しは上達したかな。
自分的お気に入りの「世」

続いては自由課題。お題は「夏の目標」。
あれこれ考えて、「創造」にした。
シェアメイトにご飯作ってもらってばかりだから、
私も料理しよう!という気持ちと、
noteもspotifyも写真も始めたから、
自分の感性の赴くままに「創造」しようという気持ちを込めて。

書き始めてみると「創」も「造」も難しすぎる。
バランスがうまく行かなくて、先生に見せに行くまでにも何度も書き直した。

「創」の左側のバランスがどうしてもうまく行かなくて、
思い切って先生にアドバイスを求めたら、想像以上の変化が起きた!
(頼るって大切)

自分的お気に入りの「創」
「造」はもう少しどうにかなりそう
でも、好き。

お手本を凝視して、ポイントを見出そうとする感覚。
自分がこれだ!って思えるまで書き続ける感覚。
出来上がった文字から美しさを感じるかどうかの感覚。

この感覚どこかで感じたことあるわ〜というのが、
思い出を回顧し始める入り口だった。

そういえば私、昔から字を書くことが好きだった

小3の硬筆の授業では、金賞がほしくて左に置いたお手本をじっくり見て、
人一倍ゆっくりに鉛筆を動かした。
小4の先生の字がとてもきれいでとことんくらいついた。
漢字ノートで金色シールが「直すところなし」の証だったから、それを目指した。
直された時は悔しかったなあ。
小5の毛筆コンクールで書いた「道」という字で賞をもらって、
記念に作ったマグカップは今でもお気に入り。

極め付けは、小5から中2までの書道の時間
作品を仕上げてクラスに張り出され、
金賞1人・銀賞2人・銅賞3人・佳作数名にはシールが貼られる。
そこに出す作品は自分が納得のいくものを仕上げたくて、
昼休みも放課後も書道室を開けてもらって、
先生に付き添ってもらってた。

こんな字を書けるようになりたいと思える理想の存在であり、
私の納得解にとことん付き合ってくださった先生方。
改めて、今の私は今までの有難い学校での時間によって育まれてきたと感じた。

ちなみに、私は「すごいね」って言ってもらいたい病である(多分)。
今回もどこか「字がきれいだね」って言ってもらいたい気持ちがあった。

ありがたいことに「書道やってた?」と言ってもらうことが多い。
「やっていないけど、昔から字を書くことが好きでした」と答えることが
いつものお決まりパターンで、こう言う度にちょっぴり嬉しくなる。

私にとって、「自分が納得する字を書くこと」と
「上手だねって言ってもらうこと」は表裏一体。
おそらくどちらも求めているのである。

おわりに

美しい字を真似て、自分の中にピンとくる美しさを生み出すプロセス。
それが昔から好きなのかもしれない。
ともこさんの字も美しかった〜

8月の予告はこちら↓
今からワクワク…!

時間は変わるかもしれないらしいので、Google Formをチェック

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