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今日の新聞から:「米で週休3日法案」

コラム722:今日の新聞から「米で週休3日法案」

 週休3日?!夢のようだ、と思いました。でも、これは法案の状態。提案したカリフォルニア州選出の下院議員マーク・タカノ氏は、「労働規範についての対話を喚起する手段」と語ります。実現性よりも、ちゃんとした給料で、ちゃんとした時間で働こう、という提案に、賛同します。

 もちろん、アメリカは夢の国ではなく、貧困層が2つ以上の仕事を掛け持ちするひどい状況にあることも、ロバート・ライシュ教授が、いつもXにポストしています。彼は、スタービング・ウェイジと呼び、食べていけない給料に困窮する人も多いとのこと。組合つぶしも横行しています。

 でも、この円安で、カリフォルニア州の最低時給が20ドルへ、というニュースを聞くと、時給2800円!と羨望のまなざしで見てしまいます。物価との関係を見なければいけないのでしょうが、なんとも羨ましい。

 日本では、1時間立ちっぱなしでレジを打って、1000円にいかない地域も多い。シングルペアレント、女性の雇用状況はとても悪いです。

 週休3日は夢だとしても、きちんと「食える」社会をつくることが政治家の仕事なのだなあ、と感心したのでした。

2023年12月9日

クララ

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