見出し画像

<メンタル>まだ読めない本たち

コラム826:<メンタル>まだ読めない本たち

 いろいろと、メンタルやメンタルの病気のせいにして生きています。

 朝、起きられないのはメンタルのせい。

 将来の約束ができないのはメンタルのせい。

 電車が苦手なのはメンタルのせい。

 夜眠れないのはメンタルのせい。・・・


 でも、本が読めない、読めない本が多いのは、メンタルのせいばかりでもないかな、と思いはじめました。例えば、太宰治など何を言っているのか、ついぞ分かった試しがないし、好きな批評家の若松英輔氏の本も、いくつかはまったく理解不能です。でも、一方で、三島由紀夫は、ちょっと読めるようになってきました。(あまり好きじゃないけど)須賀敦子も最近、ファンになりました。

 なんでもメンタルの不調のせいにせず、「まだその時が来ていないのだ」と、達観するのも大切かな、と思いました。自分を責めすぎても、いいことはひとつもないですしね。

 この深夜も、読めない本を放り投げては、また別の本を手に取るのでした。

2024年5月30日

クララ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?