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できるかできないか、じゃなくて、やるかやらないか、って本当ですよ……❣❣❣

 昨日「薔薇とサムライ2」を見ていて、アンヌが「問題はやるかやるかやらないか」だといったのです。

 私は首や手にマヒがあって、握力がないけれど、小学生のときに練習をしたら、逆上がりができるようになりました。
 学校の方針が全員ができるようになるまで、みんなで練習するのが目標で、障害児の私も例外ではなかったのです。
 当時は小、中は同じ敷地に会って、ほかの学校は知らなかったので、誰でもできるのが当たり前だと思っていたので、高校生になって、できない人がいてびっくりしました。

 脳性麻痺なので言葉も聞きづらいらしいのですが、本人は脳内でしゃべっているのでどんな声なのか想像がつきませんでした。
 電話で留守電を聞いて初めて自分の声がかん高くて震えていることに気がつきました。
 そんな私が、歯科医院で受付をして医療事務をしていたのが不思議です。
 45年も前なので、もちろん手書きです。
 診察券もレセプトも私の字でした。
 やればできるものなのです。

 調理もしました。
 包丁も使いました。うまくは使えませんがでこぼこにならリンゴも柿もむけます。

 私の両親や祖父母は、ほかの子どもたちがやることはなるべく私にもやらせようとしてくれたので、よく骨折もしましたが、いつでも「佐代子はなんでもできるよ」といってくれました。

 ここ数年首の痛みが悪化して、手の震えが気になってあまり字を書かなくなり包丁で果物をむかなくなりましたが、これではいけない、と思って柿をむいてみました。
 できました。

 物語を書くことも、難病の友と母が亡くなる前に勧めてくれたのです。
 友が、新聞に投書した私の文章を見て「あなた物書きになったら」といってくれました。

 やる前から、どこかあきらめていた気がしますが、口だけじゃなく気持ちも物書きになる」と思いを込めて書かなければ、と思います。

 がんばるからね、かあさん。

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