障具の空間【コモレ日ダマリ】
こんにちは
今回は先日、展示撮影をした「障具(しょうぐ)」のお話をしていきたいと思います。
ではさっそく
■木洩れ日と日だまり
冒頭の書き出しは、障具がつくる空間(世界観)を描写した文章です。
もともと障具を設計するにあたりモチーフの一つが、日の光、でしてその光が作る現象に建具の格子や組子をリンクさせました。
ということもあって展示空間のコンセプトを「木洩れ日」と「日だまり」に。
この点は自社製品KURAMOCO全体に関わってくるところでもあって、ボクたちが考える製品は自然素材(主に木材)を活用しています。
その天然資源は無限ではなく有限で、長い長い時間を掛けて育まれた恵みです。また、森、水、光、風などが合わさって起きる美しい現象をボクたちは目にすることが出来ます。
紙木折々コンセプトムービーの時も似たようなお話をしたかもしれません。
でも、やっぱり根底にあるのは、自然からの恵みと美と温かさ、でボクたちが作るモノを通じて感じてほしいことでもあります。
その一つが障具を舞台装置的に活用した展示空間「コモレ日ダマリ」です。
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■障具 3つの特徴
では、少し話を変えて障具の機能の視点から展示空間との関係性についてお伝えしていこうかと思います。
障具の原型は建具です。
なので、建具の機能を持ち合わせている作品で、主な機能は
・仮設性:臨時的(一時的)に場をつくる
・変容性:状況に応じた使い方
・演出性:障具があることで普段とは違う雰囲気になる
が挙げられます。
▼障具についてより詳しくお話しているのでよろしければご覧ください。
こうした特徴をもって木組みと縄で構成され、木洩れ日のような、または光芒のような光の軌道にスポットライト的な対象物を引き立たせる効果を持つ役割を持たせたのが、現段階の障具です。
そう、あえて現段階と言ったのも自分でも見えていない部分や構造的にも未熟な点がまだまだあって、アイデア段階の域を抜けていません。
ここからアレコレ模索していきます。
ということで、
障具のつくる空間「コモレ日ダマリ」の原点は自然の恩恵でKURAMOCO製品全体にも関係している空間(世界観)だった、というお話をさせていただきました。
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
今度は皆さんのお話を聞きにいきますね。
ではまた。
▼よろしければこちらもご覧ください。
▼short movie kuramoco shop ver.
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