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戦闘服からヘッドセットへ

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お仕事物語です💻 コールセンターを舞台に様々なお客様や、電話をとる変わった人などのお話が展開されます🌸  登場人物も、ぶっ飛んでいます💦
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#小説

戦闘服からヘッドセットへ 30 ~最終回④  決意と未来 ~

戦闘服からヘッドセットへ 30 ~最終回④  決意と未来 ~

 ベテランSVは「おっ」という表情でPCから顔を上げた。
 フロア内が混み合っている時に起こる独特の空気が漂い始めたと敏感に察知したようだった。
 そのSVは天井から吊るされた映像画面を見て、込み具合はどうかを確認した。案の定、多くのお客が待機している事がわかった。

「うーわ、まずいな」

 全チームリーダーのみが閲覧出来るグループチャットから、「お願い!ASVで電話対応に入れる人いない?」と要

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戦闘服からヘッドセットへ 28       〜最終回② BARでの2次会~

戦闘服からヘッドセットへ 28 〜最終回② BARでの2次会~

「虎っち、熊さん。ASV昇進おめでとう!カンパーイ!!」

 瑠美は乾杯の音頭に、買って出たようだった。
 この日、チームのメンバーは横尾が週に1度だけ出ているというBARを貸し切り、二次会として集まった。
「まさか、横尾君がバーテンやってるとは思わなかった」
「いや、大学からここにいたんです。当時は週4とか入ってたんですが。今は週1なんで、楽しくやれてます」
 横尾は話しながらカクテルを作り、新

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戦闘服からヘッドセットへ 27 ~最終回①(全話ダイジェスト版あり)~

戦闘服からヘッドセットへ 27 ~最終回①(全話ダイジェスト版あり)~

 今さら最終回?!と思った方々。
今回は、最初に謝罪をしたいと思います。
もっと前に最終回を出す予定だったのですが、書き終わらそうとした所、コロナにかかったり新人賞に落ちたり、色々重なってしまい。心と体が回復して出すまで時間がかかってしまいました。
 読んで下さっていた方々に本当に申し訳ありません(お恥ずかしい話、読者がエッセーより少ないんですが)。
 そのため、ここまでのお話のダ

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戦闘服からヘッドセットへ 19 ~らしくない彼女~

戦闘服からヘッドセットへ 19 ~らしくない彼女~

 そこは、すすきのにあるBarの中でも、海外観光客が集まり通行人に丸見え、という開放的な店ではなく、ビルの奥の奥にある隠れ家のようなところだった。
 相手の見た目は年齢より若く見えたが、4歳年上なので頼りになりそうだと感じていた。それに、年上男性なのに笑顔が可愛らしく、爽やかさと色気のある雰囲気もどストライクだった。

「最初会った時、瑠美ちゃんかなり警戒してなかった?」
「え?そうですか?という

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戦闘服からヘッドセットへ 18 ~消えた画像~

戦闘服からヘッドセットへ 18 ~消えた画像~

「お電話ありがとうございます。担当の上杉でございます。本日はどのようなお問い合わせでしょうか」
 シフトが早の勤務日、上杉はぎりぎりまで寝ているため、大急ぎで準備をして出勤する。そのため、1本目の電話がその日の第一声となり、声も頭の回転も調子が良いとは言えなかった。
 とは言え、これまでの電話対応と比べると上杉の成長は著しく向上していた。

 横尾は上杉の言葉使いや案内をする姿を見て、隣にいた新藤

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戦闘服からヘッドセットへ 15 ~奇異な二つの事件~          

戦闘服からヘッドセットへ 15 ~奇異な二つの事件~          

 それは、嫌な冬の夜だった。
 岩見沢市は北海道の中でも積雪量が他の比ではない多さで、玄関のドアを開けられないほどに積もっている映像がニュースに流れる事もあった。
 その日も、例年以上だと住民たちは口にし、家から出ずに過ごしていた。

「おい、お前。ここで俺に逆らったらどうなるか解ってるよな」
 岩見沢駅の近くにあるその居酒屋では、他に客がいないようで大きな声で話しても周りへの迷惑はないからか、男

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戦闘服からヘッドセットへ 第一話 ~半グレな二人~

戦闘服からヘッドセットへ 第一話 ~半グレな二人~

 喫煙スペースには、若い男二人しかいなかった。

「ねぇ、聞いた?新人にやばい男が二人いるって噂になってるらしい」
「え、そうなの。アウトサイダー?ビッチ?ああ、男か」
「いやぁ、どっちかって言うと、半グレ?」
「やばいじゃん。でも、そっちで良かったよ」 
「なんで?」
 その男は、少し得意げな顔をした。
「俺、社内に彼女出来たばっかりだから、手を出されたら困るだろ」
 もう一人の男は言った。

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